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懐石の講演会

2014年11月17日 | 行事報告
静岡市茶市場「逸品茶会」にて、懐石について講演をさせていただきました。

和食が世界文化遺産に登録され、和食とは何かということを考えた場合、この懐石という存在は、欠かせないものだと思われます。

ロドリゲスの『日本教会史』に、当時のもてなしの料理が、「彼らの茶の湯のように、質の上で内容を持ったものとなった。その点は茶の湯に学ぶ点が多いのである」と、茶た道の無駄なものは省き、シンプルにしていこう、という新しい和食の形が出てきたということです。

そして、重要なのが、「これが平常の食に至るまで、これにしたがって改善した」とあることです。

信長、秀吉の時代から、ニュースタイルの和食が茶道の精神から具現化された形で、日常の食事にまで変化させた、というのです。

懐石について考えるということは、和食について学ぶに重要なことかと思われました。

ご参加の方、また、ご機会を下さいました方に感謝申し上げます。

日本茶道塾 吉野亜湖





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