日本茶道塾 ブログ

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SBS学苑講座

2009年08月02日 | 常釜
SBS学苑浜松校で第二回目の(8月1日)が終了しました。

茶道を以前されていた方でも、

~「禅と茶」の関連が深いことをはじめて知りました~

と言われた方もあり、一般的な茶道のイメージについてもお話ありました。

また、侘びについて、茶道史の面からお話あり、そのあと、参加の皆様で、利休以前、利休周辺、利休後の道具の写真を並べてみる、という試みをしました。

予想していたのですが、現代の家元方のお好み道具を、利休以前の書院茶の道具として並べられる方が多かったです。

「あれ?利休の侘びは、現代では違う方向になったのですか?」

茶道をされていない方が素直な質問をされ、それについて白雲塾長と皆さんがお話になられていたのが、大変、現代の茶道を考える上で、興味深かったです。

9月は最終回です。
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秋の講座は、江戸文学に関連する講座を頼まれており、
御茶そのものの内容ではないのですが、江戸の草双紙を皆さんと読んでみたいと思っております。

また詳細日程など決まりましたら、静岡新聞などにお知らせあると思います。
ご興味ある方はご覧ください。

茶道塾のメーリングリストで、御茶、今回は特に「お茶漬」に関する作品のダイジェストなどをお届けしました。

画像は、そこで紹介した三東京伝作画『人間一生胸算用』です。

人間は「心」がなくなると、「口」「手」「鼻」「耳」など欲や雑念に振り回されて争うという般若心経のような内容ですが、画と軽快な文章で楽しく読める傑作です


(参考『江戸戯作』棚橋正博校注・編集 小学館)