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チャオの部屋

ヤプログから引越ししてきました。
よろしくお願いします。

アルキメデスは手を汚さない

2011-05-23 10:38:29 | 
「アルキメデスは手を汚さない」 著:小峰元

この本を読んだことがある人は、けっこういい年なのでは・・

この間、実家に帰った時、姪っ子の本棚で見つけて
すごく懐かしかった。
「今もあるんだぁ」って思った。

高校時代、すごく好きで読んだシリーズ
他に
「ピタゴラス豆畑に死す」
「ソクラテス最後の弁明」
「パスカルの鼻は長かった」
なんていうのがあったんだ。

ネーミングがおもしろくて、次々に読んだ記憶がある。
内容はあんまり覚えてなくて、
アルキメデスかピタゴラスは面白かったけど
後は、あんまり・・だったような気がする。

青春ミステリーっていう、位置づけだったのかな。
1970年代のシリーズ物らしい。

アルキメデスだけが、文庫になっているようで、
ブックオフで105円で見つけたので、買ってきた。

先週の研修の往復で読破しました。

なかなかおもしろかったです。
内容は覚えてなかったみたいで、
初めて読むみたいな感覚で読んだ。

当時は、誰の気持ちで読んでいたのかなぁなんて
考えますね。
今だと、刑事の野村さんなのかな。

携帯とか出てこないし(刑事が電話の前で連絡待ってる)、
古い感じもするけど、背伸びしている高校生の感じとか
今と変わらないのかな。

浅間山荘事件なんかが出てくるのは、時代だよね。

原題の「アルキメデスは手を汚さない」の意味も
最後に出てきて、ちょっと考えさせられます。

読んだ後、ネット検索していたら、ドラマにもなっているそうで
秋吉久美子が死んだ女の子だったらしい。

今、ドラマにしたら柳生っていう男の子は誰になるのか
ちょっと、考えるとおもしろいです。

とにかく、懐かしい本に再会しました。






八日目の蝉

2011-05-11 21:14:59 | 
「八日目の蝉」を読んだ。

すごく評判だったし、読んでみたくなって、
定価で文庫本買いました。

前半、なかなか読む時間がとれなくて、
一気に読み進めなかった。

今回の長野行きで、新幹線の中や、実家で
上げ膳据え膳なので、時間がたっぷりあって、
読破しました。

結論は、私としては、あんまり・・・ですね。
思ったほど、おもしろくなかったな。
期待が大きすぎたかな。

そもそも、時間がないといえども、読みたくてたまらなければ
時間を作って読むけど、そうはしなかったしね。
まぁ、「華麗なる遺産」を見るのに、時間を費やしてたって
いうのもあるんだけど・・
(読み始め、見始めが、同じタイミングだった

前半の逃亡も、いまいち緊迫感がなくて、
エンジェルホームのくだりは、ああいうのに私は、否定的だしな。

なんであんなに緊迫感がないのかなって思ったら
追ってがいないんだね。
逃げてはいるけど、追っての姿が見えないから、
私には、つまんないのかも。

まぁ、刑事物じゃないので、そこを書きたい訳じゃないだろうし
私の読み方が間違ってるのかもしれないけど。

唯一、小豆島の風景描写には、
心惹かれました。
鍵もかけない、田舎の生活。
懐かしいなぁ。
小豆島は、行ってみたくなりました。
海のにおいを感じて、島なみに沈む夕日が見たい。

2章の方が、おもしろいかな。

気になるのは、恵津子が、母らしいことを
まったくしなかったこと。

連れ去られた恵理菜が戻ってきても、
つらくて母になりきれなかったにしても
妹がいて、その子の世話もしない母親っていうのは
どういうものなんでしょうか。
今まで、どうしてたのさって言いたい。

ラストもなぁ。
えっ、これで終わり?って感じだったしな。

映画のラストは、違うそうですが、
あれじゃあ、エンディングにならないよね。

どうも、「ジーンワルツ」といい「八日目の蝉」といい
母子を扱っていて、評判いいのは
私は、ダメみたい。

「ジーンワルツ」の作者は男性で、
「八日目の蝉」の人は、母なのかな?
結婚はしてるみたいだけど・・・

うーん、私が、あまのじゃくなのかな。








ジーン・ワルツ

2011-02-08 23:01:55 | 
「ジーン・ワルツ」海堂尊著を読みました。

菅野美穂主演で、小田さんが、主題歌歌っているのよね。

ここのところ、韓国ドラマを見なきゃいけなかったり、
借りた本読まなきゃいけなかったりで、変に、忙しい

内容は、あんまりおもしろくなかった(すみません

こんなの映画にして、おもしろいのかな。
ミステリーでも、なんでもないよなぁ。

最初のDNAや減数分裂の話の頃は、「どうなるんだろう」って
わくわくしたけど、その後は、つまんなかった。

4人ほぼ同時に産気づいて、4人のうち、
2人の子に障害があるっていうのも
どうなんですかね。

なんか、すごーく、ご都合主義に思えた。

出産したことある人なら、知ってる話ばっかりだったし、
大学病院と厚労省と産婦人科のなり手が無いって話と、
借り腹の話なのかなぁ。

主人公は、菅野ちゃん想像しながら読んで、
ぴったりだと思うけど、映画は、見たいと思わないな。

「悪人」読み終わった時は、すごすぎて
映画観に行く気になれなかったけどね。

あ~あ、また、小田さん主題歌の作品に
ダメ出ししちゃった。
まぁ、映画見た訳じゃないので、映画のダメ出しじゃないか。
渡部篤郎主演の映画も、あんまりおもしろくなかったんだよね
(すみませーーん)


レインツリーの国

2011-01-13 21:21:43 | 


友人に読書家がいて、いろんな本を貸してくれる。

「フリーター家を買う」の原作者有川浩さんの本
「レインツリーの国」を読みました。

ライトノベルズになるのか、読みやすかった。

ネットで本の感想について、メールのやり取りをしながら
恋に発展していく男の子と女の子。
実は、女の子には障害があって・・・みたいなお話。

大阪弁の男の子(といっても社会人)がいい感じで、
女の子(社会人)も、ちょっと面倒くさい性格だけど、かわいい。

なかなか、おもしろかったです。


KAGEROU

2010-12-26 23:03:02 | 


巷で話題の斎藤智裕君の「KAGEROU」を読みました。
職場の同僚が買って、回し読み。

「次、誰が読む?」ってことになって、
パラパラめくったら、字は大きいし、行間空いてるし
これ早い人なら1時間で読めるんじゃない?

そんなことで、年内に読むようにということで、借りてきました。

感想
おもしろいといえば、おもしろいです。
ただし、大賞を取るような作品か・・と言われると
「うーん」と思いますね。

最近読んだ本が(最近?)、「告白」と「悪人」だったので
それらと比べると・・・(比べちゃいけない?)

話の設定としては、おもしろいと思います。

ヒューマン物にちょっとSFが入っている感じ。
臓器移植を扱いながら、生と死について考えているんだね。

いろいろ、いい言葉も入っていたと思います。
妻の病気のこととか、彼の思いの中にあるのかな。

ラストの章で、シールが貼ってあるのは、仕掛けですか?
わざとなんでしょうか。

主人公が40歳のさえない独身男の設定なんだけど
どうもヒロ君を想像してしまって、
時々、「あっ、違うんだ」なんて思いながら読んでた。

読みやすいけど、「次々とページをめくりたくなる」という
感じでもないです。
世間の評価はどうなんですかね。

追記
2版の本を見たら、シールはなかった。
単なる誤植だったらしい。な~んだ