ささやかなささやき 1.01

ねこの魅力は、そのファジーさに尽きる。

粘着訪問者

2011-12-18 18:42:37 | さび
日曜日の平穏は突然破られる。


今日15時半頃、インターホンが鳴りました。
出てみると、駅前の再開発がどうたらとかいう話。
そういえば、1,2週間ほど前にも似たような話を
しに来た人がいたなーとか思いつつ、
「ご用件は何ですか?」と問いました。
しかし、相手はインターホンが調子悪いような風に装い
「あれ、おかしいな、よく聞こえない・・・
 もしもし、ちょっとドアまで出てもらえませんか?」
などと言ってきます。
こちらはインターホンを切って放置。

ところが、向こうはしつこくドアチャイムを鳴らし続けたり
ドアを叩いてきたりします。
2,3分くらいそれを繰り返していたので、
うんざりしながらまたインターホンで応答。
向こうは「緊急の話なんです」とか言ってくるけど、
内容を問うてもロクな返事を返さない。
「お引き取りください」と告げ、再びインターホンを切り、
自分の部屋に戻りました。
聞こえてくるドアチャイムやノック音は無視して
PCに向かっていたのですが、彼奴め、今度はなんと
アパートの中庭に回り込んできました。
唖然としている私を尻目に、窓の向こうからこちらに
「ドアに出て対応してもらえませんか」とか言って
また玄関側に戻っていきました。
そして再びドアチャイムとノックの応酬。

またインターホンで応じると、
「チェーンかけたままでもいいので、ドアに出てください。」
「常識的に、こういうものはちゃんと出て応じていただかないと」
などとぬかしおります。
仕方ないから、チェーンかけたままでドアを開けました。(開けるな)

で、話を聞いたのですが、緊急な用件とやらはもちろん出てきません。
単に将来マイホームを持つ考えはあるかとかそんな感じの
話ばかりです。
私は途中で話を遮って、「お引き取りください」と言って
ドアを閉めて鍵をかけました。

部屋に戻ってカーテンを閉めて、まだしつこく続くようなら
いい加減警察呼んだほうがいいかな、などと考えながら
ドアチャイムとノックの音を聞いていました。
そして向こうは再び、窓側に回り込んできます。
「○○さーん、ドアに出て応対してくださーい。」
「鍵開けますよー?」
とか物騒な事まで言い始めるので、本格的に警察呼ぶ覚悟を決めました。

向こうはまたドア側に戻っていき、ドアチャイムを鳴らします。
私は最後通告をすべくインターホンに出ました。
向こう「○○さん、出てもらわないと、近所の方からも苦情きますし、
    こちらもきちんとした対応が得られないということで
    住宅開発機構(?)に通報しなきゃなんないんですよ。」
私「私から通報します。」
向こう「通報って何ですか?」
私「お引き取りいただけないなら警察に通報します。」
向こう「ちゃんとドアに出て対応してもらわないと
    こちらも通報しなきゃいけないので」
私「警察に通報しますので。失礼します。」

インターホンを切って部屋に戻って iPhone をとり、
すぐさま 110番しました。
繋がって即座に警察が応答したのでちょっと驚き戸惑いましたが、
変な人物がドアの前に来ている旨を説明し、住所と名前を告げると、
すぐ警察官を向かわせると言ってもらえました。
電話中もドアチャイムやノックの音は続いていましたが、
通報のやりとりが終わる頃には止んでいたように思います。

しばらくして、2人の警察の方が訪れてきました。
男の背格好やどんな状況だったかなどを説明し、
「おそらく営業マンが必死で契約とりつけようとしていたのだろう。
 また来るようであれば再度通報してほしい。」
といった旨を言っていただきました。
こんなある種つまらない案件にも丁寧に対応していただいて
ありがたかったです。

営業マンが必死になってやった、というのはわかります。
強引な手を使わざる負えないほど過酷なノルマを課せられ、
また精神的にも余裕がなかったのだろうと想像できます。
でも迷惑!

思えば1,2週間ほど前に駅前再開発なんたらの話をしに来た時に
私が変にまじめな対応(インターホン越しだけど)をしてしまったので
そこにつけこまれたのでしょう。
私もバカでした。
有無も言わせず速攻で拒否したほうが
向こうのためにもいいのかもしれません。