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フリーメーソンとは何ものか? 教皇レオ13世

2017-01-31 03:53:36 | 格言・みことば
フリーメーソンというセクトが私たちイタリア国民にもたらしてきた実りは、このようなものです。そして、このように為しておいた後で、フリーメーソンはあなた方の前に姿を現し、イタリアに対して自らが成した功績を吹聴すべく努めるのです。同様に、彼らは私ならびに私の言葉に耳を傾けイエズス・キリストに忠実であり続ける者皆に、「国家の敵」という中傷に他ならぬ汚名を着せるのです。しかるに、事実が当の功罪深きセクトが私たちの住む半島(イタリア)に対して成してきた功績がいかなるものであるかを示しています。かかる「功績」は何度でも繰り返して述べるにふさわしいものです。

事実は、メーソンの愛国心なるものは党派的利己主義に過ぎず、また、これは一切のもの、殊に全てをその手中にまとめ集中させる現代国家を支配することへの願望に他ならないことを示しています。事実はまた、フリーメーソンの計画において「政治的独立」、「平等」、「文明」ならびに「進歩」の名は、私たちの祖国における、人間の神からの独立を助長することを目するものであったことを示しています。これらのスローガンをとおして誤謬と悪徳の放埒、ならびに他の市民を犠牲にした分派同士の団結がはびこり、増加してきました。世間的尺度での「幸運な者たち」が安易で悦楽に満ちた人生を謳歌するという現象も、同じところに源を発しています。神人の血によって贖われた民は、こうして分裂、腐敗、そして異教の恥ずべき慣習へと立ち戻ってしまったのです。

教皇レオ13世 回勅『クストディ・ディ・クエラ・フェーデ』 1892年12月8日


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