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地球上には、どれだけの金が存在するのか?

2024-06-07 18:09:14 | 時事
 いろんな金地金業者のサイトにこんな説明があります。一例を紹介します。

人類が金を手にして以来、6000年の間に採掘された金の総量は約17万トンといわれています。これはオリンピックの公式プール約3杯分。結構ある?と思われがちですが、実は非常に限りある資源です。WGCの調査によれば、地球上に残る金の総量は残り約7万トン前後と言われています。これはプールに換算すると約1杯半。つまりあと1/3しか残されていません。更にこの7万トンは、地下数千メートルの採掘困難な深い鉱脈や、活動中のマグマ、海水中に溶けている金を含めての量なので、実際に採掘可能な金鉱脈から入手できる量はもっと少ない数字になります。

 
 これは、非常に不正確な記事です。今の人類から見れば、確かに地球全体に金は23万トンしか存在しないに等しいような状態です。含みのある言い方ですが、つまり、人類に今までに採掘された金の量と、これから今の技術で採掘可能な金の総量が、23万トンなのです。地球という惑星全体に存在する金の量は、決して23万トンではありません。

 そりゃ、そうですよね。もし、地球全体に金が23万トンしか存在しないならば、その3割以下しか、人類には採掘できなかったはずです。既に17万トンも採掘された、という事実と矛盾します。なぜなら、地表のうち、陸地の占める面積は3割しかないからです。実際には、地下深くにあったり、鉱山や砂漠にあったりで、採掘できた量は、さらにさらに減ってきたでしょう。

 では、どれだけの金が、この地球には存在しているのでしょうか。

 アメリカ商務省の一部門、米国立海洋局の推計によると、海洋と海底には、2000万トンもの金が存在しているようです。さらに、地下数千キロ、地球の内核には、1.6兆トンもの金が存在するようです。

 金の埋蔵量は、残りプール一杯分しかないので、金を持っておくと、決して価値が減らない・・・とは、よく言われます。それは、今の技術では事実に近いかもしれませんが、決して正確な情報ではありませんので、未来には大いに変わる可能性がありますので、注意なさるようにして下さい。地球には、その700万倍の金が存在しています。海洋と海底だけで、その100倍もの金が存在しています。

出典



聖メリアドク司教 

2024-06-07 00:00:05 | 聖人伝
聖メリアドク司教     記念日 6月 7日


 メリアドクは、イギリスのコーンウォールと北フランスで特に崇敬されているが、5世紀または6世紀にウエールズに住んでいた人である。
 彼はコーンウォールでいくつかの教会を建て、その一つは後に彼にささげられた。この地方でメリアドクは有名になり、その偉大な業を語る奇跡劇が今でも残っている。それから彼はブリタニーに行ったが、そこでも彼は追憶され、プローガスヌーにある16世紀の教会には彼の頭蓋骨の一部と思われる遺物を納めた聖遺物箱がある。スティバルという所には彼のベルだと伝えられているものがあって、口の不自由な人や、偏頭痛で悩む人の頭上に置くと、治されるとのことである。

 メリアドクは金持ちであったが、隠修士になりたいと望んで自分の金を全部貧しい司祭達に施し、土地は困っている人々にわけ与えた。彼の聖徳の評判が高くなったので、虚栄心の起こることを恐れたメリアドクは、世間から隠退したいと思って、絹や紫の衣の代わりにボロをまとい、貧しい食物に甘んじて完全に清貧の生活を送った。
 彼の親戚達が、この新しい生活をやめて世間に帰らせようとした時、メリアドクはいっしょに来ていたロハンの貴族に向かって、自分は近所の盗賊達を追い出す仕事をするほうがよいだろうと言った。彼が言ったことは本当であって、ブリタニーは大きな災害からまぬがれた。
 メリアドクは、皆に賛成されてヴァンヌの司教に選挙されたが、彼は不本意であった。叙階後も相変わらず断食を続け、貧しい人々に施していた。死期が迫った時、彼は兄弟達に接吻して次のように言った。
 「主よ、あなたのおん手の中に私の霊をゆだねます」と。

貧しさは気苦労を取り除き、聖性の母となる。
聖メリアドク