カロカンノート

へぼチェス日記

代表会議開催の提案

2018年12月21日 | 日本チェス協会
12月16日(日)チェス倶楽部の忘年会2次会で
先輩から会長代行が引退と事業譲渡を決めたとして会長代行が代表取締役ならば、基幹チェスクラブリーダーは取締役相当と考えられ、代表会議は取締役会に相当する。1978年3月が前回代表会議であるが、解散前にきちんとルールに基づいて会議を開催したらどうかと意見されました。
なるほど筋が通っている話なので、札幌、仙台、名古屋、大阪、神戸各チェスクラブリーダー宛に代表会議開催の提案及び賛同のお願いの手紙を作成しました。3名のクラブリーダーが賛同してくれれば会長代行に開催を要請できるのですが、よく代表会議規程をみるとメンバーは「基幹チェスクラブリーダー」ではなく「県連盟代表」、基幹チェスクラブ=県連盟ではなく、県連盟は同一県内に2つ以上のクラブがある時、県連盟を設立できると定めれらている。同一県内に2つ以上のクラブが存在する県はなく,、県連盟は現在存在しない。

規約は以下のとおりであるが

JCA代表会議は、下記のメンバーによって構成される。
A.JCA会長、事務局(執行局)長、FIDE常任代表
B.JCA県連盟代表、事業部代表

実際は

メンバーは、会長、事務局長、FIDE常任代表、事業部代表の4人である。

規約を読めば基幹クラブリーダーは部外者であるから、代表会議開催を提案できる立場ではないと解釈して諦めます。


県連盟

2018年12月21日 | 日本チェス協会
甲.県連盟(以下この規程では単に連盟という)

1.連盟の構成

1.
同一県内にJCAに有効に登録されたクラブか独立に2つ以上ある時、クラブリーダーは、県内の全てのクラブリーダーに呼び掛けることによりJCA県連盟を設立できる。

2.
連盟を設立しようとする者は、連盟の規約と代表予定者を定めJCAの定める書式と手続きに従って事務局に申請する。

3.
前項の連盟規約がJCAの会則と主旨に合致したと認められるときJCA会長は連盟の設立を認可し、事務局長が登録を受理する。

4.
連盟はその県内に新しくクラブができた場合、そのクラブのリーダーが構成員として加入することを拒めない。

5.
連盟は毎年8月15日までにJCAの定める書式に従い更新登録を必要とする。

6.
連盟は、JCAの下部機関であり、同好会ではない。連盟自身がクラブ活動をすることはできない。

代表会議開に関する規程

2018年12月21日 | 日本チェス協会
ルールとして

 JCA代表会議に関する規程  
                1978.3制定    1983.10修正
1.メンバー
2.会議の開催
3.議決と禁止事項
4.経費
5.諸則


1.メンバー

1.
JCA代表会議は、下記のメンバーによって構成される。


A.
JCA会長、事務局(執行局)長、FIDE常任代表

B.
JCA県連盟代表、事業部代表

2.
JCA代表会議のメンバー(以下この規程では単にメンバーという)は自然人としAメンバーに兼務がある場合は代表会議において兼務する数と等しい権利と義務を持つ。

3.
県連盟を代表するメンバーは毎年8月31日までに行われる連盟登録・更新等の手続きの完了後または同時に、メンバーとしての身分確定の登録更新を必要とする。

4.
メンバーは、差し押さえ等の処分あるいは禁固以上の刑を受けていない、JCAに3年以上在籍している日本国籍を持つ可治産者とする。

5.
初めて代表会議のメンバーとなるものは、公的な機関の発行する身分証明書を事務局に提出することによってこれを証さねばならない。メンバーは欠格を生じた日を持って議決権を失う。

6.
メンバーは、民法に定める財団法人理事の負う責任と同等の責任を個人的に負う。

7.
メンバーは、一部の者のためにではなく、JCA全体のために議決権、提案権を行使しなくてはならない。

8.
新たに初めて就任するメンバーの地位は、事務局長からの就任辞令の受布をもって発効する。


2.会議の開催

1.
定期代表会議は、毎年1回会長が主宰し開催される。

2.
会長は前項とは別にメンバーの1/3から要求のあったとき、または会長が必要とするとき臨時に代表会議を召集することができる。

3.
代表会議の議題は会長が準備し、代表会議の行われる2週間前までに事務局からメンバーに通知する。

4.
代表会議は出席者の多数決とする。

5.
メンバーは、他のメンバーを被委任者として定める委任状を会長に提出することによって代理人をたて出席に代えることができる。但しそれぞれのメンバーは同時に二人もしくはそれ以上委任を受けることはできない。

6.
会議の定足数は身分確定したメンバーの1/2以上とし、定足数が満たないときは、会長は原則として1ヶ月後にふたたび召集を行う。

7.
会議は原則として非公開とし、会長が必要とする時は意見参考人等を加えることができる。


3.議決と禁止事項


1.
定期代表会議は下記のことを討議、決定する。


A.
前回会議議事録読み合わせ

B.
会長の指名

C.
会則の改正

D.
諸規程の制定・改廃

E.
各種報告の承認

F.
各種基金の制定・運用の監査

G.
次年度全日本選手権日程および会場の了承

H.
その他、会長が討議を必要とするもの

2.
メンバーは、代表会議の行われる1ヶ月前までに、会長に書面をもって議案を提出することができる。但し、会長は、特定の個人または集団の私的事情に起因する不利を解決するために他と差別して特権を与え、あるいは優遇する事を求める議案は却下しなければならない。

3.
代表会議の決定において


A.
FIDE憲章、規約等に抵触する疑いのある決定については、FIDE常任代表が伝統的国際慣習等に従う解釈により裁定し、違背するものについては拒否権を発動する。

B.
事業部の経営を不能にし、あるいは損傷を与える不安のある事が明らかな決定、もしくは規定に定めのない負担を事業部に与える決定については、事業部長は拒否権を発動する。

C.
会長に規定に定められている職権の範囲内外に於いて、過大な負担を加えることが明らかな決定、もしくは、責任担保者、実行者ならび財源の明らかでない計画の決定、もしくは、JCA自身が投資もしくはリスク負担を必要とする計画の決定については会長は拒否権を発動する。

D.
チェスの棋律(ルール、競技規則等)に関する裁定決定は、ルール委員会の裁定をもって最終とし、JCAルール委員会が裁定できないことはFIDE委員会の裁定に委ねる。代表会議はこれをオーバールールする事はできない。

4.
代表会議の議事録は会長及び代表会議によって選任された出席者名の署名のあるものを正典とする。


4.経費

1.
代表会議参加のための費用(交通費、宿泊)は参加者の自弁とする。
会議開催のための費用(会場費および準備、整理等の事務経費等)は、欠席者を含むメンバー全員の等分負担とし、事務局がその計に当たる。ただし、開催について資金、会場等の提供者があるときは、会議の結果に影響を及ぼすことがないことが明らかな限りにおいて、事務局がこれを受け、参加者の負担を軽減することを妨げない。

2.
会長の召集した意見参考人の他に特に参加が認められたオブザーバーは参加費として前条の会議開催費用の代表一人の負担額と同額を事務局に支払う。


5.諸則

1.
定足の不足により代表会議が、2回連続して行われなかったときは次の代表会議が開催されるまでの間、代表会議に代えて、会長および事務局長の合議賛成をもって、会則の改正を除く決定を行う。

2.
代表会議の構成員が3名以下になったとき議長は会長の承認を得てこの数が4以上になるまで定期代表会議の開催の休止を宣言できる。
この宣言は2-2に定める会長による臨時総会の開催を妨げない。

3.
この規程の適用に関しての異議提訴は、1-1.-1-7.に定められた、メンバーによってのみなされることを可としルール審議会における裁定を経て、その裁定を不服とする場合のみ、司法の判断を求めることができる。(スポーツ仲裁裁判所宛)その訴訟費用のすべて(被訴人の弁護士費用を含む。)を負担する。

4.
ルール審議会によって、提訴人の主張が支持されたときは、被訴人及び関係者は直ちに裁定にしたがって改善しなければならない。
この裁定は、どの様な場合にあっても、この規程に反するもの、あるいはこの規程自身の改訂を必要とするものであってはならない。

5.
この規程の改正は、代表会議における出席者の相当票数の2/3の支持によって行われる。
但し、現規程の、代表会議決定禁止事項3-3A-Dの改廃については、全ての利害関係人の承諾署名を必要とする。この承諾のない改廃は、改廃の発表された日から10年以内に、JCA会員の一人から有効なクレームのあった時をもって、改廃の行われたときに遡り無効とする。

頭脳スポーツ

2017年10月25日 | 日本チェス協会
特定非営利活動法人日本頭脳スポーツ協会(にほんずのうスポーツきょうかい)は、日本におけるマインドスポーツを統括する団体である。国際頭脳スポーツ協会に加盟している。
沿革[編集]
2002年1月 - 設立
頭脳スポーツネットワーク[編集]
以下の団体と協力し合いながら頭脳スポーツの発展等を目指している。
頭脳スポーツ連盟
頭脳スポーツ財団
全日本かるた協会
日本麻雀連盟
健康麻将全国会
日本麻将体育協会
麻将連合
日本プロ麻雀協会
日本プロ麻雀棋士会
最高位戦日本プロ麻雀協会
日本健康麻将協会
日本オセロ連盟
日本カタン協会
日本ボードゲーム協会
日本キューブゲーム協会
日本スペラ協会
日本タントリックス協会
日本バックギャモン協会
日本ブロックス協会
日本コントラクトブリッジ連盟
日本ウノ協会
日本ポーカープレーヤーズ協会
日本バカカード協会
日本キャロム連盟
日本カロム協会
日本東八拳技睦会
全日本競技ミニヤード協会
日本ラインゲーム協会
日本伝統文化協会
日本連珠社
日本チェス協会
日本棋院
日本将棋連盟
日本女子プロ将棋協会
日本中将棋連盟
日本5五将棋連盟
韓国将棋協会
日本軍人将棋連盟
日本行軍将棋振興会

( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)

随分と団体があるんですね
麻雀は8団体( ゚Д゚)

スイス式競技会

2016年12月02日 | 日本チェス協会
スイス式競技会


参加者全員が同一回戦数を対局し、全員の順位を決する対戦方式。
1948年、スイスの一クラブWeekend例会で行われ、(10人程度が5回戦(金土日))世界に広まった。その後、レイティング制度とリンクすることで色々なシステムが開発された。FIDE及びJCAは標準的な制度を定め単にスイス式という時はこの標準に従う。
トーナメントによっては特別な変形が使われるが、その場合標準との相違点を第一局開始前に参加者全員に黒板に発表、貼紙、説明書配布などで、告知しなければならない。この告知を怠りクレームを受けた場合、或いはトラブルが起きた場合、トーナメントは失敗で、トラブルをおこした者に責任は生じない。
標準との変形はいづれも次の要件は充たさねばならない。


 1.決定
 2.組み分け
 3.参加人数、回戦数
 4.原則
 5.順接式
 6.色決定(FIDE方式),
 7.A式、B式
 8.同点分離法(タイ・ブレーク)
 9.アービター
10.Z式(JCA方式)
11.全国大会



1、決定


全ての回戦の組み合わせは発表された通り第一局開始前にプログラムされており、第一局開始後は何びとの恣意と入れてはならない。プログラムに欠陥がなければどの様な場合にも必ず理論的なかつ一意的な解決があるもので(誰が組合わせをしても同じ結果)、変形システムを導入する時は充分この点に留意しなければならない。スイス式のアービターは馴れないうちは忠実に標準システムに従うことが望ましい。



2、組分け




スイス式では基本的に同一得点のものをほぼ等しい棋力(現トーナメントでの)と見なすことが特徴であり、理想的には全参加者のレイティング差が200点以内参加者と回戦数が充分の場合400点以内である。回戦数と参加者の少ない場合どの様なシステムを採っても思わしくない結果を生ずる可能性は高い。回戦数を節約するにはレイティングによる組み合わせハンディ法がある。これは一つのトーナメントを実質的に2分する方法で、諸種の方法があるが次の一つを紹介する。
1.
簡易のハンデキャップ(JCA)
全参加者をレイテリングによりA、B2組に分け、Aに組合わせハンディキャップ+1点を加える。この+1は成績には加えない。



3、参加人数、回戦数


スイス式の特長は参加人数が柔軟で、勝ち抜き戦や総当り戦のように参加者数を確定する必要がないことである。途中参加者や棄権者があってもトーナメントの興味は失われず完成する。しかし、回戦数を設定するために参加者数の予想を立てることは重要である。参加者15人を超えるのに4回戦というのは意味をなさない。
なお3回戦以下のトーナメントはスイス式とはいえない。5回戦8~12人、7回戦30~50人、(持ち色の偏りをきにしなければ6回戦13~30人)は理想的に優勝者を選出できる。2位を決めるには2回戦ずつ追加が理想的である。
全国大会13回戦は参加者30~40人の中から4位までを選出するに必要な回戦数で参加者100人迄耐えられる。(レイティングにばらつきがなければ500人!)



4、原則




1. 各局終了後、全員を勝点ごとに”群”に分ける。
得点の高い群を上位におき各群ごとにレイティング上位者をその中の上位におく。
組合わせは上位者から順に行う。
組合わせ法には順接、逆説、隣接、間接とあるが、ここでは順接を説明する。


2. 同一相手とは2度当たらない。


3. 各組合わせに当たっては同一郡内の(残りの)組み合わせ数を最大にする様、留意する。これに反する場合は既に予定した組み合わせを最後のものからキャンセル。(これには経験が必要です。)


4. 持ち色決定は組合わせ決定後、各組単位で行う。(JCA)FIDEは組合わせ決定時に色を配慮し相手を替えるが(同勝点同棋力の原理)レイティングにばらつきのあるJCAでは持ち色より「誰か」が重要であり、相手の交換は逆に不合理を生ずる。各国それぞれ別のシステムが許容される理由はここにある。


5. スイス式は原則3さえ守られれば、(1、2は無視してもよい!)途中どの様な順序で組合わせても参加者2n人の場合2n-1回戦まで必ず可能で、最後は総当りとなる。(但し、総当りの組合わせはFIDEが別に定めた標準を使う。)


6. 第一局は全員の組合わせ後、全員同時に開始全局が終了後、結果に従い第2局の組合わせをアービターが決定発表する。第2局も同時に開始する。(第2局以下同じ)組合わせに当っては勝点を通算し、群に分ける。



5、順接式




1. 同一群の参加者をレイティング順に親子二組に分け、次のように組合わせる。(基本)
(1) 1―――5
    2―――6
    3―――7
    4―――8


2. 1-5が組合わせ不能のとき、子を最低限に交換する。
(2) 1―――6      更に(3) 1―――6
    2―――5            2―――7
    3―――7            3―――5
    4―――8            4―――8


3. 親と子の組合わせが全て不能のとき親の最下位と子の最上位を入れ替え以上の操作をする。
その場合は類推してください。
    1―――4
    2―――6
    3―――7
    5―――8


4. 親子を無視した組合わせによっても、最後の二人が残る時、親の最下位と子の最上位その二人は浮動体となり、下の郡の最上位に移る。


5. 群が奇数のときは浮動体として親子の中位者におき、親の最下位としてあつかい、その群の組合わせに使われなかった時は浮動体として、次の群の最上位に移る。


6. 組合わせが勝点中位群に至った時、組合わせ順を逆転させ、最下位群から行い、最後に中位群で調節することができる。この場合中位群との組合わせをジャンプして上位浮動体と下位浮動体が直接組合わせられない様に留意する。


7. 全員の組合わせが完了となったときその回戦の組合わせは確定する。



6、色決定(FIDE方式)




1. 色決定は各組互ごとに行う。


2. 持ち色に偏りが生じても相手を変えない。


3. 持ち色は出来る限り各人ごとに
1. 白黒同数とする。
双方のバランスが悪い時は偏りの差の多い方を調節優位とする。
2. 出来る限り白黒(黒白)前回の交替とする。双方の偏りが同じで前回の色が同じであった時は前回の回の色の逆とする。以下同様に逆上る。色歴史が全く同じ時は各組ごとに推選で決める。


4. 第一局の特色は一番ボードを対局する二人または、1番2番ボードの各上位者同士の握り中、奇数番のボードの上位者の白黒を決める。偶数番ボードは逆。


5. 偶数回戦数のときは持ち色が極端に偏る参加者ができることがあるが止むを得ない。得に優勝候補の間でこの問題が出ると不満を生じるが、考えて見れば問題を生ずるのは対戦するそれまでの色偏差は双方同じ条件であり、運不運は最後の一局だけである。



7.A式、B式




1. スイス式は単純のようで実際に組合わせに当って見ると意外に難しく経験が必要である。
FIDEではA式(LIM式簡易法)とB式(ハイセン式)の二つが標準とされている。A式は論理性に欠け、矛盾を生じることが多いが、コンピュータ以前には多く利用されていた。(知らず知らずにアービターの恣意が入る…フィージィブル(feasible)な解法で、慣れたアービターの”自然”な恣意にはクレームはほとんど生じない。)LIM式は現在はほとんど捨てられている。B式は”数学的”すぎて適確に活用できる人はFIDEでも数人しかいない。一般には不人気である。結局、各競技会ごとにシステムを定めている。


2. スイス式はいずれのシステムにしても人間のためのプログラムは完結している。しかし、コンピュータプログラム化となるとアルゴリズムの記述が難しく、単純なシステムでさえ完全なものがない。
人間がフィージィブルな恣意で誤魔化してしまうところはコンピュータは”とんでもない”(結局はそれが正しいことが多い)組み合わせが出現し、誰も納得しない。


3. スイス式にも欠陥がある。スイス式ギャンビットなんていう戦法?が生まれたのはその一つ。FIDEでは最近は格調の高いトーナメントはスイス式離れである。


4. スイス式は米国のような大衆トーナメントで威力を発揮する。


5. 欧米では囲碁のトーナメントは全部スイス式。最後まで全員が全局を堪能できるのが魅力だ。囲碁の場合引き分けがほとんどない(将棋も同じ)のでスイス式ははるかに簡単。回戦数も極めて少なく優勝者が決まる。16人4回戦32人5回戦124人7回戦。しかし、番くるわせ優勝を避けるため、通常必要回戦数+2局が適切。スイス式は囲碁将棋にピッタリなのでお勧めする。少なくとも第2局以降、各回全員同時対局開始がコツで終わった順に組合わせを決める方式ではスイス式は成立しない。レイティング制度はなくても同一群内すべて抽選でよい。


(2001.2.1. 松本康司 IA FIDE技術審議会座長(ルール委、スイス式委))



8、同点分離法(タイ・ブレーク)




1. 優勝賞金は同点者で当分に分ける。2位以下同じ。


2. スイス式において同点者に順位をつける場合、「簡易パフォーマンス法」奨める。
1. 自分のレイティングを対戦者全員のレイティングを合計し合計の多いものを上位とする。不戦局については自分のレイティングを不戦局分加える。
2. 他に

ソルコフ 対戦相手の得点合計
ソルコフ中取 対戦相手の最上位を外す。
直接比較 本人同士の結果
その他いろいろあるが、いずれのシステムを採用するかは第一局開始時に発表していなければならない。怠った場合は同点分離なしで作表は抽選。


3.  スイス式による順位は入賞者(全国大会の場合は8位くらい)以下の順位は確率が低い。但し、勝ち越しと負け越しの間の成績は圧倒的なもので対戦者歴も全く違う。対戦していない順位上位者が下位者に必ず勝つという仮定のもとに終了後の星取表を埋めてみると全員のほぼ確実な棋力の位置が分かるから、分析に使うとよい。



9.アービター




1.  アービターはギロチン制のときの各局時間中止時周辺の局勢判定のため、「ブック・ドロー」の知識とツークツワンク技術、永久手の判断等に修練が必要である。特に「ブック・ドロー」に関して絶えず学習を続けなければならない。


2.  IA(International Arbiter)、NA(National Arbiter)の競技中の決定は罰則権も含み最終である。(同一相手が2度目に発表された時を除く。その他の場合はNAに明らかなミスがあって発表されたものは訂正されない。IA、NA以外のアービター資格者の裁定、決定の異議は一時間以内に主審がいる時は主審に、その他の場合は主催者に書面で行う。結果あるいは次局調整を行うかは、競技会の進行予定に合わせ運営者が決定して一旦競技会を完了させる。提訴者に不満がある時は、更に一週間以内に書面で利害関係を持つ本人がルール委員会に提訴する。アービターに失責があるとされた場合は結果の訂正、アービターの降格がある場合がある。却下の場合は提訴供託金が没収される。



10、Z式(JCA)


 上下900点差のある全国大会を効果的に処理するハンディキャップ法。全国大会13局を前半6局と中間5局後半6局で実際の決定戦、前半では事実上の予選(新鋭発掘)を行う。
 全員をA、Bに分け別々の3回戦を行う。(理論的4回戦が望ましいが心理的に限界)次の3回戦ではAの上位半分はスイス式を続行。Aの残りは成績上位順にB位の成績上位者と上から組合わせる。第5局はA組の0.5のハンディをつけて全員一組のスイス式。残りの6局は全員ハンディなしのスイス式で仕上げる。



11、全国大会



 全国大会は、ここ20年、非常にグレードの高い国際的にも第一組のトーナメントであり、日本のチェスのショーケースで、全日本のレイティング熱心な愛好者の参加希望の的である。
 ゴールデンウィークの7日間チェスに没入出来るのは大変光栄だ。海外では通常2週間が多かったトーナメントも10~7日に集約して来た。ただし、全国大会のレベルは国際的に3段階以上低い。オリンピック男子ベストメンバー88位が如実に示す。日本のホープ渡辺6段が2375、我が国の属する【3、2ゾーン】の東南アジアは世界の弱小ゾーンだ。しかし各国トップに2500はザラザラ、2600も少なくない。人口400万人のシンガポールやマレーシアでさえトップは2500だ。だから日本に渡辺がいるということはアジアでさえ評判になっていない。最近、羽生がUSレイティングで2350と評価されたいうがUSレイティングはFIDE/JCAと比べて200点ほどインフレだという。将棋界でのチェスプレーヤーとしての羽生の売り出しは将棋ファン相手の独特のものであってチェス界のものではない。US2350では羽生人気は生じない。羽生さんはJCAの会員だ。世界の羽生を誕生させるには、ヨーロッパのトーナメントでFIDEレイティングの実績を残し、IM(International Master)にチャレンジすることだ。羽生さんの才能と抜群の研究熱心からするとヨーロッパを転々とし集中すれば1年でIM、3年でGM(Grand Master)は可能だ。GMになれば羽生さんの望み通りカスパロフともアナンドとも対決可能です。その時は羽生vsカスパロフ、羽生vsアナンドマッチに日本からすぐに5億10億のプライズが提供されるでしょう。ジュニアの皆さん、あなたにも羽生さんと同じチャンスはそっくりそのままあるのですよ。全国大会とジャパンリーグはFIDE公式戦です。
 優勝候補に2550位が2~3人、シード選手が200点差で50~150名各県代表各1名(成績により枠は増加)。全国大会がこの様な規模になればスポンサーが必ずつきます。優勝が2300台のうちはスポンサーの眼中には入りません。優勝候補が15歳未満ならベストの条件です。
 日本のチェス、皆の力でその様に育てましょう。
 海外のチェスプレーヤーはプロは当然アマチュアでもほとんど会員が次の競技会を目標として日常の研究を怠りません。日本の囲碁将棋のアマチュアにはごく少人数の上位者を除いてその習慣がない。それが日本チェスに影響しているようです。チェスと将棋は全く違うのです。囲碁将棋は優勝者、優勝候補だけに意味があり、チェスではスイス式で全員が最後まで戦うため全員にレイティング向上の目的があり、日頃の習練の意欲がでるのです。向上の意欲が違います。世界のチェス競技熱心者の中に”チェスを遊びでやっている”という人は一人もいないでしょう。レイティングリンクスイス式のこれが最大の点です。
 チェスは遊びだという信念に固まり、専ら友人家族と気軽に楽しむチェスも文句なく楽しい娯楽の人生の一時です。だからどんなチェスでも多いに推奨します。でも一度大勢の仲間の参加するスイス式大会に一度参加してみてください。最初は全敗を恥ずかしがらないで!何か”素晴らしい仲間”を見たような気がするでしょう。そしてあなたも競技チェスにきっと興味を引かれます。


JCA公式競技会公認規程

2016年11月29日 | 日本チェス協会
JCA公式競技会公認規程  (略称:競技会規程)
        1991.10制定  2001.2.10修正






1.
競技会(総当たり、スイス式、勝ち抜き、マッチ、その他のシステムの定められた対局の集合をいう)は下記の条項を満たすことにより、JCA公式競技戦として公認され、その各々のゲームはレイティングの対象とされる。



 1. 主催する組織はJCAに属する機関で、各種選手権、地区名を付すオープン大会の開催権は事業部が保有する。別に定める規程(クラブ/サークルはクラブ規程に従い例会において“競技会”と称する集会を持つことが出来るが、これは正規には競技会としては扱わない。例会における対局は全て個々の競技の集会として扱われ、この規程以外はチェス競技会のルール慣習に束縛されない。都市基幹クラブ及び連盟は特別に(同一地区の場合はその一方)が事業部よりの委嘱により地区選手権都市名を付したオープン大会を開催できる。但しクラブ例会ではないからクラブを除名された者も会員として同等に扱う。)に従いすでにJCAに登録されていること。


 2. JCA公式戦は、レイティングとともにJCA事業部が管理する。


 3.
競技会の種類に応じてJCAの規定するそれぞれの段階の競技主任を置くこと。



 4. 競技会の期間を通じ、全ての参加者がJCA会員として登録され会費等に滞納なくデメリット(出場停止処分)を受けていないこと。団体戦対抗戦については上記に加え、参加する各団体のすべてがJCAに登録されていること。


 5. 競技会はFIDE/JCAの定めるルールに従って行われること。


 6. クラブ例会を除いてクラブのサブルールは適用できない。


 7. 競技会の成績結果がJCAの定める書式期日に従い、競技主任の署名とレイティング費をそえて期日までに事業部に報告されていること。


 8. チェス・クロックを使用すること。手数と持時間の割合は各人1手1分より短くないこと、または全局最短各人30分とすること。(各人25分以下1手20秒累加または累加なしも許容される。)


 9. 個人マッチの場合は以上のほか下記項のすべてを満たすこと。


A. スケジュールの設定及び結果の終結についてJCA公認競技主任(対局者と別人)の署名のあること。
B. JCAレイティング規約に従うこと。

C. 事前にマッチの局数、期間がJCAに登録され公告されていること。


10. 競技会に名称を付けるにあたって「競技会の名称等に関する規程」を遵守すること。


11. 競技会の形式等の重要事項(※)について1回戦開始前に参加者全員に対し発表すること。
※ 競技方式、回戦数(ハンデの方法)、入賞者、賞金付きの場合は総額と配分法。日時、会場、主催者名等。


2. 以下の競技会の開催は禁止する。
(クラブ例会で“競技会”(“トーナメント”その他)と内称するものを含む。○○チェスクラブ△△競技会を冠を付ければ可。ただし名称規定遵守。)


A. JCA(JCAB)恒例行事と日程が重なるもの。
B. 距離100キロ以内の会場で既に公知された総額20万円以上の賞金付き競技会と、日程が重なるもの。
C. 地区選手権が開かれるときは同一地区内で、県選手権が開かれるときは同一県内で日程が重なるもの。


3. 以下の競技会の開催は、それぞれ別に定める規程に従い、JCAからの書面による承認もしくは、認可を受けなければならない。


A. 競技会の名称に企業もしくは商品等の名称を付すもの。
B.
総額、10万円以上の賞金を提供するオープン競技会。

C. 被招待者の実質4/5以上、を全日本レイティング上位者もしくは、選手権者とする特定招待競技会。
D. 国際交流のための競技会。

E. 不特定または多数の参加を呼び掛ける競技会(実質は“オープン”であり会員すべてが告知を受ける権利がある。)


4. 公告義務を伴わない競技会についても他の競技会と日程の競合をさける調整を受けるために事前にJCAに報告されJCA機関誌等で告知されることが望ましい。


諸費用に関する規程

2016年10月01日 | 日本チェス協会
諸費用に関する規程
          1979.3制定  2001.9改部  2002.1.1発効(事業部)


0.




1. 日本チェス協会事業部(JCAB)はJCAとJCABの維持及びチェス普及の原資にあてるため、次の諸料金を費用または寄付金として徴収する。


2. 各項に定める金額は諸情勢の変化に合わせJCAの承認のもとに随時変更する。変更は、JCAに登録されたクラブ/サークルリーダーへの通告をもって有効とする。


3. ※のついたものは、1983年9月1日以来、据え置き価格である。



1.会員会費  JCA会員の会費は次の通りとする。





1. 普通会員

一般会員 成人年会費      ¥6,300(※)
同(18歳未満・65歳以上) Jr.Sr.年会費        ¥3,150(※)
棋士会員 棋士会費・年会費   ¥10,500


2. 優待会員
次の会費がJCAクラブ/サークル規程に定めるリーダーを経由して納入される限り、会費支払い者を優待会員とする。優待会員はJCAより会報等の配布を受けない。従ってJCAからの伝達事項はクラブリーダーが責任を持って優待会員に伝える。

小中学生会員(Y・P) 登録費   ¥550(※)
年会費   ¥550(※)
2年未満滞日予定の外国人
(F・P) 登録費   ¥1,050
年会費  なし


1. Y.P及びF.PはJCAの公式競技会(レイティング・ゲーム)に普通会員と差別なく参加できる。
2. Y.Pは、JCA諸役員、JCA連盟代表、JCAクラブ/サークルリーダーのいずれにも就任する資格を持たない。ただし、Y.Pは別に定める学校サークル(生徒主導)の登録があるときはこの限りとしない。
3. F.Pの状態で全日本選手権全国大会に参加したものは、入賞の資格を持たない。また、F.Pは、日本を代表するJCA選手となることならびに賞金付き競技会に参加して、クラス別部門で入賞できない。(オープン部門は可)
4. Y.Pの状態で日本を代表するJCA選手として指名を受けるときは、成人年会費の支払いを必要とする。
5. 前3項の制限の他は、Y.P及びF.Pは、普通一般会員と同等のサービスを受ける権利を持つ。


3. 終身会員

登録費   ¥105,000
維持費     ¥2,100

1. 棋士会員が10年分の会費を一時に納入した時、終身会員として登録され、それ以降の年会費は免除される。
ただし、会員として活動するために、年¥2,100の維持費を支払う。

2. 終身会員は海外FIDEレイティング競技会にオープン参加する時、JCAへ納入すべきレイティング管理費の納入を免除される。
終身会員はJCA一般会員及び棋士会員のうける全てのメリットを与えられる。


4. 終身名誉会員
JCAの審査を経て、FIDEからIM、GM、WIM、WGM、IA等の称号を得る棋士は終身会員の登録を必要とし、終身名誉会員として扱われる。
終身名誉会員の受ける優遇措置は、JCA国際タイトル規程に記述される。


5.
会員有効期間


普通会員 初年度には会費がJCABに入金された月から1年間。2年目から前年の期限切れの日から(新年度分会費の納入日にかかわらず)1年間づつ更新する。
F.P. 離日するまで(2年以内)


6.
新しく入会(再入会を含む)するものは、入会金として次の費用を会費と同時に納入する。

一般会員 ¥2,100
同(18歳未満・65歳以上) ¥1,050


2.JCA特殊会員 会費を次の通りとする。(費用+寄付金)




1. 維持会員 (個人) 会費は別に定める。
2. 法人会員 (社団) 会費は別に定める。
3. SIG会員(団体) 登録費   ¥21,000
年会費は当分徴収しない。



3.クラブ/サークル登録料(費用)





1. クラブ/サークル登録料(新規) 

1.
クラブ登録料(新規)   ¥21,000
新規に,クラブが登録されるとき支払う。
2.
サークル登録料(新規)  無料
但し、JCAから交付される登録承認書代として¥1,600の納入を必要とする。


2.
クラブ/サークル更新料   年額¥3,150
(レイティングリスト送付料を含む。)



4.称号に関するもの(寄付金)





1. 1.
昇、入段登録料(レイティングによる昇入段)

昇段する段位数に¥15,750を乗じたもの。

2.
推薦昇、入段料(レイティングに関係しない昇入段)

別表に定める以外の寄付額はケース・バイ・ケースで会長が定める。


2.
有級公認競技主任、公認指導員、公認ジャーナリスト登録料、新規及び更新料

¥10,500(有効期限3年間)
以上に免状料¥15,750を加える。(初回)

1. 前記に付いての審査/受験の費用は別に定める。


3. その他の免状、認定状等の発行費用は別に定める。


4.
国際称号確認審査料  ¥21,000
(JCAによるFIDEとの特殊な交渉を要する場合は別途費用を必要とする。)

申請者の申請条件がFIDE規定を満たさず、JCAの審査に落第した場合は返金されない。JCA規程により欠格した場合は、返金される。確認にパスした場合、下記項目の全ての条項を満たさなければならない。

a. 国際称号交付申請書の提出
b. レイティングまたはノームにより資格を取得した者は、根拠が客観的にに示された資料(各競技会のチーフアービターの署名)の提出

c.
国際称号交付申請料
 JCAの維持費として下記の寄付金を納入する。
GM  追って定める
IM  ¥105,000 (終身会員登録料を含む)
FM   ¥31,500

d. 国際称号公布費用(FIDE納入)(別途記載)の納入

但し、交付申請がFIDEによって却下された時はc.d.は返還される。審査料は返還されない。
尚、この手続きに従いIM称号を獲得した人は下記の特典を受ける。


≪終身会員の特典≫
1. その後の年会費は免除される。但し、棋士会員としての維持費、年額¥2,100の支払いが必要である。

2. 国際レイティング競技会に参加する時、JCAに納入するレイティング維持費が免除される。但し、競技会に参加する時に予めJCAに告知し、結果を速やかに報告することを必要とする。結果は会報等に発表される。
3. 全日本選手権全国大会及びジャパンオープン以外のJCA競技会の参加費を免除する。
≪終身名誉会員≫
八段の免許状(無償)の交付。


5.
ディプロマ代

段位免状 JCAが発行する。 ¥15,750
国際称号免状
(称号公布費用) FIDEが発行する。 FIDE規程による金額
(換算率1$=¥150)
+送金料¥5,000


1. レイティングにより入昇段の資格を得た者(登録料のみ)
1段昇段するごとに¥15,750
ディプロマ(免状)を必要とする場合は別に¥15,750納入が必要。


段位 登録料 免許状
初段  ¥15,750 ¥15,750
二段  ¥31,500 ¥15,750
三段  ¥47,250 ¥15,750
→段位登録料(日本棋院と将棋連盟との比較)


2. その他(紙上競技会、インターネット等)により入昇段の資格を得た者(登録料+免許状)


段位 登録料+免許状
初段  ¥31,500
二段  ¥47,250
三段  ¥63,000
三段以上には主催者とJCABが協議して定める。



5.レイティング費(費用)





1. JCAレイティング費
JCAクラブ/サークルリーダーが例会をまとめて納入する場合。

1局につき
 1名   ¥60 (※)

ただし1競技会(相当)につき全体の最低額 ¥1,600(※)

1. 公式競技会および例会の主催者はレイティング報告の事務費用等に当てるためレイティング費の再販(例会・競技会毎もしくは個々の対局について)料金を自由に定め、参加者から徴収することができる。例会は報告1付票につき1競技会(相当)とする。

2. レイティング計算に関する1競技会(相当)は報告付票1枚(1期間中の全例会をまとめること可。)につき1競技会とする。


2. FIDEレイティング管理費(費用)
1. チェス国籍を日本とするものが国外でFIDEレイティングの対象となる競技会に参加した場合、参加者は次の年、会費支払い更新時までにJCAに次の管理費を支払う。この費用は、FIDEと協力してJCA事務局がFIDEリストにリスト有資格のJCA棋士が日本籍に確実にリストアップされ、その他のものが排除されていることを確認管理するためのものである。棋士が事前事後の報告を怠った時、棋士のレイティング管理費は棋士以外の扱いとする。

【国際競技会(FIDEレイティング適用)に参加した場合】
  1競技会に参加する毎に
A. 棋士  ¥1,600
B.棋士以外   ¥3,150


A. 会費等に滞納のある棋士、及びその競技会参加報告のない場合は棋士以外として扱う。


2. JCA会員が、日本国内でFIDEレイティング競技会に参加した時、

A. FIDEレイティングを持たず、競技会の結果FIDEレイティングを獲得できなかった場合は無料とする。

B. FIDEレイティングを持つ者、もしくは競技会の結果FIDEレイティングを獲得する者は、レイティング登録費に報告整理費を加える。


【国内FIDEレイティング公式競技会に参加した場合】

  1競技会に参加する毎に
 棋士  ¥3,700 
 棋士以外   ¥3,700

但し、棋士以外の個人成績はFIDEに報告されない。


3. FIDEレイティング登載費(年間)

 棋士   無料
 棋士以外   ¥2,100

(この費用は、直ちに棋士登録を完了し、棋士会費を納入した場合、免除される。その他の場合次回リストから削除)



6.選手費用(費用)




JCAから指名派遣される棋士を選手という。


1. JCAからFIDE選手として公式競技会に派遣される選手登録料(FIDEへの登録料を含まない。)
1競技会(1日あたり)につき1名、
A.  ¥10,500 チーム選手権で滞在費全部を開催国が負担する場合。
接待の質によって減額される。(標準は5スター・ホテル)ただし、総額¥105,000を超えない。
B. ― A.以外の選手権またはオープン(JCAから参加申し込みを必要とする場合。)
滞在費を開催国が負担する場合は相当経費の4分の1をJCA寄付金として申し受けることがある。滞在費自己負担の場合は選手登録料のみ。


2. JCABが旅行宿泊に関する手続きを代行する費用は別途とする。
FIDE選手権の場合は、納入された費用は選手派遣費用としてJCABから支出し、選手納入の費用は相当額の寄付に切換えられる。


3. 前二項に関して

a. 本人の事情で申込み後選手参加中止の場合、支払われた金員は納入者に対し返還されない。但し、旅費、宿泊費、相当額のうちJCABから未だ支出してないものはその限りでない。

b. 個人の事情で、チーム出国、帰国スケジュールと異なるコースを取ることが認められた者も、チーム旅費相当額の納入は免除されない。別コース選択のコストは各自弁とする。


4. 選手の求めにより、JCAもしくはJCABが競技会参加を示す証明書を発行し、あるいは考案を要する書類等を作成し、あるいは特別の通信を行うための費用は別途とする。


5. 選手推薦料
順位の利益によらない選手は、JCA維持のための別途寄付金を必要とする。寄付金の金額は会員の負担能力に応じた範囲でJCAとの合意により定める。


6. コーチ費用
JCAが選手規定によってコーチを選手と共に派遣する時は、

1. 本規定6-1-A.についてはJCAが指名派遣するものとし、その費用(謝礼+交通費、滞在費+交渉費)については6-2.に準ずる。
2. その他についてはJCAの承認を要し、選手各自弁とする。


7. 調査協力費

1. 簡単な電話解答のできるもの。  無料
2. レポートを要するもの。  ¥0~¥10,500
3. データ加工を加えたもの。  相場
但し、ジャーナリズムからの取材、協力の場合、JCAのクレジットを明記することを条件に無料とする。


8. チームイベントの際の日本代表キャプテン等(1名)の参加費用は6-2.に準ずる。


9. FIDE規程によるFIDEへの登録料(1$=¥150.送金料を含む。)



7.証明書発行料・ディプロマ以外(費用)




1. JCAが定形として定めてあるもの

 1通    ¥5,250 


2. 調査または文書考案の必要のあるもの
調査考案の難易及び証明書の用途、装丁仕様に応じ別に定める。


3. 裏書または紹介状添付を要する会員から公式機関への手紙。
A. 棋士
内容により裏書または紹介状を発行する。

 1通    ¥10,500以上 


B. その他
裏書きはしない。



8.代表会議事務連絡及びその他会議事務費(費用)

代表会議(その他会議)においてJCABと協議して定める。




9.競技会公認料(寄付金ならびに費用)




1. 冠競技会
競技会のステイタスに従い協議して定める。事業部が協議に当たる。


2. 賞金競技会
賞金総額の15%を賞金と別に事業部に納付する。
納額20万円を超える場合は、JCA賞金競技会規定に従う。


3. 企業等による宣伝のための製品の提供
商品出荷価格の20%以上相当額を事業部に納付する。


4. JCABが主催し、連盟、都市基幹チェスクラブが開催委嘱をうけた都市/地区名を付した対抗戦、登録登記、及びその費用については別に定める。


5. その他のJCAレイティング競技会
競技会の規模に従い、競技主任資格の級位と開催料を主催者とJCABと協議して決める。


6. FIDEレイティング競技会
競技主任としてIAが必要。他は前項に準ずる。



10.競技会公告料(費用)





1. 次の競技会を開催するときはJCAのもつ媒体(会報CHESS通信その他)を通じてJCA会員全てに告知しなければならない。
a. JCAの委嘱により行う各種選手権競技会(地区選手権,階層選手権)
b. 「オープン」の名称を付す全ての競技会(都市オープン、地区オープン)
c. 「オープン」の名称の有無に関わらず、不特定又は多数に参加を呼びかける。(実質オープン)レイティング競技会。

d. 冠競技会


2. JCA諸機関(クラブ等)がCHESS通信紙等に公告するときの費用はB6スペース(A4サイズ4分の1ページ)で登載されることを基本とした場合の料金は次の通りとする。この費用は、『CHESS通信』発行の財源である。
発送部数x(葉書代相当@50+宛名代@10)+版下代



11.活動協力費





1. 会員の活動のうち、クラブ/サークル設立などの案内、説明は無料とする。
(於事務局またはチェスセンター)


2. 入会、クラブの問い合わせ、競技会(海外オープンを含む、但しJCAの把握しているもの。)の問い合わせへの電話解答は無料。


3. 講習会は1クール毎にJCABが受負い(有償)、その費用は下記について主催者とJCABの交渉によって額を定める。
a. JCA名義を必要とする場合のロイヤリティ
b. 事務経費、マンパワーを必要とする場合の人件費、講師費用
講師への報酬はJCABから支出する。



12.その他の寄付金




1. 賞金付き競技会(公式)が開催されるときは、発表される賞金総額の15%。(総額¥10,000以上)
賞金は、参加人数によって変動するものであってはならず総額は予告のとき発表されたものに固定されねばならない。賞金を【参加人数×分担金】の形で財源とすものは賭博罪に当る。


2. 選手賞金(国際)は参加のためのJCAへの寄付金を除したものの20%。



13.その他




1. この規程で定める金額は、JCA会員会費及び入会金を除き消費税等を含む。消費税の計算においては、端数を50円未満ごとに切り上げる。税率に変動ある時は、料金等は自動的に変動する。


2. この規程に定めていないJCABのサービスについては、JCABがケース・バイ・ケースで料金を提示する。








段位 日本棋院 将棋連盟 JCA
前段位免状が
ある場合 前段位免状が
無い場合 (額は別売り) レイティングにより
入昇段の資格を得た者
前段位の登録ある場合、
免状料は別途¥15,750  その他により
 入昇段の資格を
 得た者(含免状料)
 前段位の免状所持の場合

段位登録料 レイティング
初段  ¥31,500  ¥31,500  ¥15,750 1500~1699  ¥31,500
二段  ¥42,000  ¥57,750  ¥42,000  ¥15,750 1700~1899  ¥31,500
三段  ¥52,500  ¥73,500  ¥52,500  ¥15,750 1900~2099  ¥31,500
四段  ¥63,000  ¥89,250  ¥73,500  ¥15,750 2100~2199  別に定める
五段 ¥105,000 ¥136,500 ¥105,000  ¥15,750 2200~2299
六段 ¥210,000 ¥262,500 ¥262,500  ¥15,750 2300~2399
七段 ¥509,000 五段(有)
¥719,000
五段(無)
¥771,500  ¥15,750 2400~2499
級免状  ¥10,500
級認定状   ¥2,100   ¥3,150





日本棋院 <会員であること> 25級~1級、初段~七段
プロ棋士の推薦による。
日本棋院の支部、棋友会、碁友会の会員が支部長や会員の推薦を受ける。
日本棋院が主催、共催、後援する大会や認定大会等で所定の成績を収める。
雑誌・新聞等やインターネット等ネットワーク上の認定に合格して有資格者となる。
囲碁通信講座の受講生として認定試験に合格する。
段位所持者の特典 特になし


将棋連盟 <個人会員は3年間会員を継続した場合、免状取得権が発生する。>
インターネット(4級~二段)
棋士の推薦支部会員には免状取得の特典(支部長に問い合わせ)
将棋会館道場での級段位認定
将棋世界(機関誌においての昇段コース初段~六段)
棋道師範・棋道指導員・普及指導員の推薦
新聞
雑誌など(規定の点数に達すると五段まで)
段位所持者の特典 特になし


JCA <昇入段は全てJCA段位規定に従って認められる。>

段位所持者の特典
初段 全国大会出場権(予選通過の必要あり)
四段 棋士登録ができる。
→棋士のメリットはJCA会員規定参照
六段 FIDEマスターに登録できる。
→JCA国際称号規程参照








JCA会長の職権等に関する規程

2016年09月30日 | 日本チェス協会
JCA会長の職権等に関する規程    (略称:会長規程)
                                1978.4制定  1983.10修正



 1. JCA会長はJCA代表会議において決定する。


 2. JCA会長はJCAを代表し、会務を統括する。


 3. JCA会長はJCA代表会議を召集する。


 4. JCA会長は事務局長を指名する。


 5. JCA会長は副会長、参与等若干名を指名し、会長職務の補佐を求めることができる。


 6. JCA会長は、各文書に本人署名することにより、JCAの行う決定と法律行為に第一義的な、経済的、道義的責任を持つ。


 7. JCA会長は、JCA代表会議がJCABの拒否を無視して決定を強行するとき、JCAがJCABに委嘱した事業の累積欠損、投資額およびJCABが失う機会利益のすべての金銭評価された額をただちにJCABに対して補償する。


 8. JCA会長はJCAが発行するすべての公認資格・称号を与える文書その他公文書に署名する。この署名のないものは公文書とならない。


 9. 会長は、代表会議規程で定める条項の他に緊急の場合または、短期間のみJCAを拘束する事項を決定する場合、代表会議の承認なしにJCAの決定を行うことができる。この場合会長は、その決定を次の代表会議に報告する。


10. 会長の任期は4年とし、重任を妨げない。


11. 会長の交代は、新旧会長が代表会議議長に対し就任、辞任を承諾する文書、及び、新会長がJCABに対する保証、裏書等の一切を継承する文書に署名提出する以前は、第3者に対して効力を持たない。


12. 会長に執務不能の事態が生じたときは、執行局長(事務局長)が会長の職務を代行する。


13. 会長が死亡もしくは、不測の事情で物理的に職責を継続できなくなったときは執行局長(事務局長)が残余の任期を代行する。


14. この場合、旧会長の遺族等は、生前に特別の定めのある時を除き、JCA、およびJCABに対する一切の権利義務を継承しない。


15. この規程の改正は会長経験者及びJCABの賛同を条件に代表会議の決定によりおこなわれる。


クラブ/サークル名称に関するガイドライン

2016年09月29日 | 日本チェス協会
クラブ/サークル名称に関するガイドライン
             JCA事業部 (2001.2.10)





クラブ(含サークル以下同じ)の名称はそのクラブを象徴し、将来の発展の拠り所となる重要な要素である。クラブはその名称に従って次のカテゴリーに分けられ扱いも多少異なるが、この違いはクラブの振興を考えての事である。




A、企業・学校名を付したクラブ名称




1. 企業名、学校名を付したクラブは、それぞれの企業・学校を代表するため、企業・学校ごとに1個のみ公認される。対抗戦等公式行事において、正規にその企業・学校などを代表するためには、一般に例え在籍者であっても、みだりにその企業・学校の名称を“代表として”使うことは企業・学校側の管理体制上、不都合を生ずる。


2. 企業・学校名を付して、クラブをJCAに登録するときは、リーダーは企業の文化活動管理担当者、学校の学生課スポーツ担当者(文化活動担当者)あるいは学生会の担当責任者(学生主導クラブの場合)等の学校代表権を認可できる権限を持つものにより、そのクラブが企業・学校を代表するチェス活動として企業名・学校名を使うための許可証(JCA事務局に書式があります。)を添付することを必要とする。(企業名・学校名はその企業・学校の知的所有権であり、勝手に”代表”を名乗れない。)


3. 企業・学校等にJCAに登録されたクラブがあるときは別のグループがクラブを称しても、それは正規でなく、上記の手続きでJCAに登録されたクラブのみが正規クラブとして活動する。


4. (学生主導の)学校チェスクラブの欠点は、リーダーがまもなく卒業し、次のクラブ員への引渡しがスムーズに行かず、クラブ活動が停止してしまう恐れの少なくないことで、特にクラブ員の数が少なかったり、メンバーが1学部にかたよったりする場合にその例は数多い。


5. 従って、例え学生主導のクラブであっても、リーダーはOBもしくは教員のうち、チェスをある程度理解し、クラブ活動振興に熱心な方が継続的にリーダーを務めることが望ましい。


6. 教員もしくはOBが継続的にリーダーである学校チェスクラブは基本メンバー(リーダーを含む)が3名でも公認される。(例会の開催条件、eg.年12回の集会は一般クラブと同じ)在籍学生がリーダーの場合、メンバー過少のクラブは、数年後に消滅する例が多い。継続性のない学校クラブは学校代表とはいい難いだろう。一般的な許可の条件は基本会員10名が必要である。


6. 企業名を付すクラブについては柔軟に扱う。




B.地域(都市・町村)名を付したチェスクラブ




1. オープンなチェスクラブは例会の集会場所の位置によって、都市・町村名を付すのが判り易く、推選する。ただし、県名、大地区名(関東、山陽等)はあまりに広く、クラブ例会場を象徴しないから、認可しない。


2. 例会場は同名の駅を最寄駅とする事が望ましいが、大都会では駅が沢山あり、これは条件ではない。


3. 基本メンバーの10名は、例会に常時出席可能の範囲に居住または通勤するものとする。極端な遠距離のものは基本メンバーとしては失格である。(JCAは“名目上”の登録は認めない。)


4. 都市名等を付したクラブはその都市のJCA会員を代表しない。クラブには縄張りがなく、そのクラブに参加するかどうかは会員の自由である。


5. 同一都市内に2つめのクラブがJCAに登録され、同一都市名を付すことを望んだ場合は「第二○○チェスクラブ」とする。


6. JCA公認チェスクラブと同都市名の任意クラブ(※)が存在しても、JCAの認可にはそれを無視し、考慮しない。
 ※任意クラブ
 1、JCAレイティング競技に関係しない会員による非公認クラブ
 2、非会員によるクラブ



C.連想による名称を付したチェスクラブ




1. 特にクローズドなチェスクラブではそのクラブの性格を象徴する特殊な名称を付すことがふさわしい。特定な階層を意味したり現実の職業名以外はクラブ名称は自由である。


2. 連想によるクラブの名称は、先登録主義で他のクラブによる重複を認めない。任意チェスクラブとの重複もトラブルを避けるため望ましくない。


3. B3項はそのまま適用される。


4. 一度正規にスタートしたクラブのクラブメンバーが10名を大きく割り、クラブの条件を欠いて、継続性が危ぶまれる時、更新に当り、保証金の供託を事務局から求められることがある。







D. ABCいずれの公認チェスクラブも、JCA会員以外にクラブメンバーを名乗ることを許してはならない。準メンバーがクラブ名を名乗ることは所属クラブリーダーが許可すれば自由である。

















 チーム・マッチ要綱
                      JCA事業部(2001.2.10)通達






1. JCA内におけるチーム・マッチには次のものが考えられる。

1. クラブ対抗戦(サークルを含む)

1. 学校名、企業名を名稱に含むクラブ。
チーム・メンバーは基本メンバー又はその学校、企業に属すること。
その他の準メンバーはチームメンバーに加えることはできない。

2. 一般クラブ
a. チームメンバーは基本メンバー及び準メンバーによって構成される。
チームゲストメンバーは事前にリーダー会議で合意があれば1チームにつき1名を加えることができる。
b. クラブマッチは独立した2個以上のクラブの連合行事であり、同好会行事ではない。クラブはそれぞれ独立したJCA機関であり、正しい形式で行われ報告されたクラブ・マッチはJCA公式戦として扱われ結果はJCAに記録される。JCAによって記録されないクラブ・マッチは公式戦ではなく、そのマッチも公認されない。
但し、個々のゲームは例会の競技として個々に報告された場合(集会場は問題とされる)公式戦として扱われる。
クラブ・マッチは、クラブ・リーダーの公式戦開催権(クラブ例会に限られている)のワクを超えている。
c. クラブ対抗戦は参加する全てのクラブ・リーダーの合議成立が必要である。JCAに登録された各クラブと各クラブリーダーの立場は対等であり、開催に当たって1つのクラブ・リーダーがイニシアティブを取ったり、他チームに干渉したりすることは禁止する。
d. 参加するクラブのクラブリーダーは合議で次の事を決め、連名(各自署)で、事業部所定の用紙で開催認可申請の登録をする。
(イ) 大会名稱(希望) (ロ) チーム・メンバーの数
(ハ) ゲストプレーヤー名 (二) 持時間(打切りか否か)
(ホ) 日時・会場・集会場所 (ヘ) チーム負担金
(ト) 各チームキャプテン氏名・連絡方法
(チ) 回戦数.組み合わせシステム.選手登録.発表のシステム
(リ) 競技主任.チーフアービター (ヌ) その他 必要事項
e. 競技はFIDE The Laws of chess 又は日本チェス棋約に厳密に従い、いずれのクラブのサブルールも無効となる。
f. チーム・マッチにおいては個人戦の数十倍トラブルが起きることが経験されている。アービターの能力に確信のないときは、JCAはチーフ・アービター又はコンサルタントをJCAから派遣することを大会公認の条件とすることができる。
トラブルが起きたときの解決はルールとチェス界の伝統による慣例と、そのアナロジーで行われるべきである、囲碁将棋界の慣例に従ってはならない。まあまあの解決や和の押し付けによる解決はスポーツのものではない。スポーツ競技会はたとえ全員が顔見知りであっても同好会ではない。(クラブ例会は個々の対戦を集合したものであり競技会(トーナメント)ではない。
2. 都市対抗、地区(県)対抗、東西対抗 等

1. 各チームのメンバーはその地域在住又は出生又は在勤とする。
1. 都市名等を符したクラブはその都市などは縄張りではない。
チーム・メンバーはクラブ所属でなくともよい。
2. 都市対抗、東西対抗などはクラブリーダーのレパートリーではなく(協力は必要)JCAが直接主催する。選手としての参加資格はJCA会員全員にあり、告知が必要である。
3. キャプテンの重要性
チーム対抗戦に出場するチームは必ず1名のキャプテンを指名しなければならない。FIDEの競技規定に従いキャプテンは次の責任を生ずる。

1. キャプテンはチームとチームメンバーを全権代表し、一切の交渉権を持つ。その他のチームメンバーは自己のゲームといえど交渉権はない。
2. キャプテンは運営側からの連絡事項、指示をチームメンバーに通知し、運営側に協力する。