カロカンノート

へぼチェス日記

例会参加費

2016年12月26日 | 日誌
JCA登録クラブ 例会
札幌チェスクラブ  
12/4,12/18
 9:00~16:00
 かでる27
¥1,000
(学生、女性、外国人、
  大学生以下半額)
仙台チェスクラブ
 13:00~17:00
 東六コミュニティセンター
¥500
東京チェスクラブ
 サタデートーナメント
(HP)  毎週土曜・日曜日
 12:30~20:00
 チェスセンター
¥1,000
 高校生以下¥500
名古屋チェスクラブ
 12/11、12/18、12/23
 9:00~16:30
 名古屋市芸術創造センター
大阪アンパサン
 第1・第3日曜日
チェスクラブ  11:00~
 喫茶アンパサン
 ¥500  1局
 ¥1000 2局
 ¥1300 3局
 (中学生以下・65歳以上半額)
神戸チェスクラブ
 毎月第1日曜日
 9:30~16:30
 東灘区民センター分館2F
¥800
福岡チェスクラブ
 12/11
 10:00~18:00
 星ビル3F
¥500

chess.com

2016年12月20日 | 日誌

chess.com
デイリー 1570
7 日間の変化 }+ 111
最高 1616 (2016/10/17)
時間切れ 3.86% 過去 90 日
ゲーム 1080
勝/敗/分 586 勝 / 477 敗 / 17 分
2ヶ月前、対戦中が200ゲーム、めんどくさくなって全部リザインしてしまいました。1216まで下がったレートほぼ回復。
現在は32ゲーム、主に考慮期間3日間のトーナメントだけ参戦。
白黒1局づつレートも1500前後、結構たのしいです(^_-)-☆

ブリッツ 1480
ブリッツは主に1200~1499の5分ブリッツに参戦しています。このレンジが居心地が良いので、1500を超えるとレート調整します。まあ調整しなくても通信状況が悪く切れ負けしてますけど・・・

目標

2016年12月05日 | 日誌
チェスクラブを運営する目標は、一人でも多くのチェス愛好者を増やすことである。

愛好者を増やすには、

巷では、チェス人口7億人、将棋人口2千万人、日本のチェス人口2千人といわれております。

まず、手っ取り早いのは、福岡在住の外国人チェス愛好者にチェスクラブの存在を宣伝すること

ですかね。先日のアクロス福岡を訪問したオランダ人チェス愛好者のように、チェスを指したくても

チェスクラブがない、相手がいない。大学、日本人学校、留学生会館等外国人にチェスクラブが

あることを広く広めなければなりません。

まあ、春日原は天神から西鉄で片道290円かかりますから、便利とはいえません。

中州のオンラップカフェのように囲碁が出来るカフェにチェスも追加してもらうのも手かもしれませんが

春日にあるチェスクラブを軌道に乗せることが当面の目標です。

愛好者を増やすもう一つの方法は、小学生にチェスを教えること。

地方都市福岡では、全国区の会社に勤めていない方は、ほぼ父親は日曜日にしか休めません。

小学校は週休二日制ですから、土曜日をどう過ごすか、母親は悩んでいると思います。

土曜日の午前10時から1時間ほどチェス教室を開催し、その後対局、親は10時前に子供をチェスクラブ

に預け、午後5時に迎えに行く、まあ時間と労力がかかると思いますが頑張ります。

大会案内作成中(静岡選手権をパクリ中??)

2016年12月02日 | 日誌
《大会案内》
「静岡県選手権2016」
大会名称:静岡県選手権2016
開催日  :2016年2月14日(日)
会場   :アクトシティ浜松・研修交流センター
会場案内:日本語/English
対局室  :404会議室
検討室  :405会議室
 ※対局室・検討室は共に、アクトシティDゾーンの4階にあります。
  同じ建物内に楽器博物館があり、その隣にあります。
参加費  :3,000円
階級   :オープンクラス
競技方式:スイス式4回戦
持ち時間:40分+1手につき30秒加算
参加資格:日本チェス協会会員
申込締切:なるべく早めにお申し込み下さい
全国大会出場権利:参加8名につき1名が代表に選出されます。
備考   :下記注意事項を参照
TD    :浜松チェスサークル代表 秋永利明
問い合わせ先 TEL:053-428-7708
E-mail:hamamatsuchesscircle@yahoo.co.jp

大会スケジュール:
09:00 開場
09:10 受付&組み合わせ
09:30 第1試合
12:30 第2試合
15:00 第3試合
17:30 第4試合
19:45 表彰&写真撮影
20:00 閉場

注意事項
・本大会への参加は日本チェス協会会員に限定されます。但し見学は自由です。
・日本チェス協会非会員の方でも当日入会することにより参加可能です。
・参加費は当日現金払いでお願いします。なるべく釣銭無きようお願いします。
・参加申し込みはE-mailにてお願いします。アドレスはこちらです。
・大会スケジュールは状況により変更される場合があります。
・スケジュールの都合上TDの采配で強制ドローにする場合があります。
・組み合せによる強制Byeは0.5ptとして扱います。
・自己都合Byeはすべて0.0ptとして扱います。
・タイブレークは、ソルコフ、SBの得点順とします。
・本大会は、本年のGWに開催される日本チェス協会主催の第49回全日本チェス
選手権全国大会の地区予選です。参加8名につき1名が上記大会の選手として
選出されます。

《2016年静岡県選手権の試合方式》
スイス式4 回戦で行う。持ち時間は40 分で、1 手につき30 秒を加える。詳細は以下の通り。
①Bye
1.組み合わせの都合による強制bye は、1/2 ポイントとする。
2.自己都合によるbye は、0 ポイントとする。
②組み合わせ
1.対戦相手はJCA レイティングに依拠した順接式により決定する。
2.上位グループから順に組み合わせを決める。下位グループを中位グループより先に組み合わせる方法は採用しない。
3.同勝ち点グループのプレーヤーが奇数になった場合は、直近下位の勝ち点グループの者を上位グループに入れて組み合わせを決定する。
③持ち色の決定
1.対戦相手の決定後、色を決める。
2.白番の対局数が多い者を黒番とする。
3.過去の白番の対局数が対戦相手間で同じになった場合、直前の色と異なる色を持つようにする。直前の色が対戦相手間で同じである場合、さらにその前の色と異なる色を持つようにする。以下同様に、過去にさかのぼって色を決める。
4.色の履歴によって持ち色が定まらない場合、TD が抽選を行い色を決める。
④タイブレーク
1.当人の順位の決定に用いた勝ち点と同じ数値を用いる。つまり、強制bye は1/2 ポイント、自己都合bye は0 ポイントとして計算する。
2.まずは、ソルコフによる。つまり、対戦相手の勝ち点の合計で決定する。
3.ソルコフで決まらない場合は、SB による。つまり、勝った相手の勝ち点の合計に引き分けた相手の勝ち点の半分の合計を加えた値で決定する。
4.SB で決まらない場合は、直接対決の結果による。
5.直接対決の結果によっても決まらない場合は、同順位とする。
6.同順位となった場合、全国大会出場権および賞品については、TD 立ち会いの下に当事者の協議で決定する。協議がまとまらない場合は、TD 立ち会いの下に抽選を行い決定する。
⑤イリーガル・ムーブ
1.イリーガル・ムーブがあった場合には、相手の持ち時間に2 分を追加する。
⑥携帯電話
1.携帯電話等の通信機器の電源は、オフにするか、少なくともマナーモードに切り替えることを、強く推奨する。
2.不注意等によって携帯電話等が鳴った場合には、特に処分は行わない。
3.悪意や重い過失等によって携帯電話等が鳴った場合の処分は、常識と良識に基づき、TD が決定する。

スイス式順位のつけ方

2016年12月02日 | 日誌
スイス方式の順位のつけ方
 1 ) 勝ち数の多い順に上位とする
 2 ) 上が同じときは、得点(対局したすべての相手の勝ち数の合計)の多いものを上位
 3.) これも同じときは、総得点(対局したすべての相手の得点の合計)の多いものを上位
 4 ) これも同じときは、直接対局の勝者を上位とする
 5 ) 直接対局がないときは、抽選または年齢の高いものを上位とする

スイス式競技会

2016年12月02日 | 日本チェス協会
スイス式競技会


参加者全員が同一回戦数を対局し、全員の順位を決する対戦方式。
1948年、スイスの一クラブWeekend例会で行われ、(10人程度が5回戦(金土日))世界に広まった。その後、レイティング制度とリンクすることで色々なシステムが開発された。FIDE及びJCAは標準的な制度を定め単にスイス式という時はこの標準に従う。
トーナメントによっては特別な変形が使われるが、その場合標準との相違点を第一局開始前に参加者全員に黒板に発表、貼紙、説明書配布などで、告知しなければならない。この告知を怠りクレームを受けた場合、或いはトラブルが起きた場合、トーナメントは失敗で、トラブルをおこした者に責任は生じない。
標準との変形はいづれも次の要件は充たさねばならない。


 1.決定
 2.組み分け
 3.参加人数、回戦数
 4.原則
 5.順接式
 6.色決定(FIDE方式),
 7.A式、B式
 8.同点分離法(タイ・ブレーク)
 9.アービター
10.Z式(JCA方式)
11.全国大会



1、決定


全ての回戦の組み合わせは発表された通り第一局開始前にプログラムされており、第一局開始後は何びとの恣意と入れてはならない。プログラムに欠陥がなければどの様な場合にも必ず理論的なかつ一意的な解決があるもので(誰が組合わせをしても同じ結果)、変形システムを導入する時は充分この点に留意しなければならない。スイス式のアービターは馴れないうちは忠実に標準システムに従うことが望ましい。



2、組分け




スイス式では基本的に同一得点のものをほぼ等しい棋力(現トーナメントでの)と見なすことが特徴であり、理想的には全参加者のレイティング差が200点以内参加者と回戦数が充分の場合400点以内である。回戦数と参加者の少ない場合どの様なシステムを採っても思わしくない結果を生ずる可能性は高い。回戦数を節約するにはレイティングによる組み合わせハンディ法がある。これは一つのトーナメントを実質的に2分する方法で、諸種の方法があるが次の一つを紹介する。
1.
簡易のハンデキャップ(JCA)
全参加者をレイテリングによりA、B2組に分け、Aに組合わせハンディキャップ+1点を加える。この+1は成績には加えない。



3、参加人数、回戦数


スイス式の特長は参加人数が柔軟で、勝ち抜き戦や総当り戦のように参加者数を確定する必要がないことである。途中参加者や棄権者があってもトーナメントの興味は失われず完成する。しかし、回戦数を設定するために参加者数の予想を立てることは重要である。参加者15人を超えるのに4回戦というのは意味をなさない。
なお3回戦以下のトーナメントはスイス式とはいえない。5回戦8~12人、7回戦30~50人、(持ち色の偏りをきにしなければ6回戦13~30人)は理想的に優勝者を選出できる。2位を決めるには2回戦ずつ追加が理想的である。
全国大会13回戦は参加者30~40人の中から4位までを選出するに必要な回戦数で参加者100人迄耐えられる。(レイティングにばらつきがなければ500人!)



4、原則




1. 各局終了後、全員を勝点ごとに”群”に分ける。
得点の高い群を上位におき各群ごとにレイティング上位者をその中の上位におく。
組合わせは上位者から順に行う。
組合わせ法には順接、逆説、隣接、間接とあるが、ここでは順接を説明する。


2. 同一相手とは2度当たらない。


3. 各組合わせに当たっては同一郡内の(残りの)組み合わせ数を最大にする様、留意する。これに反する場合は既に予定した組み合わせを最後のものからキャンセル。(これには経験が必要です。)


4. 持ち色決定は組合わせ決定後、各組単位で行う。(JCA)FIDEは組合わせ決定時に色を配慮し相手を替えるが(同勝点同棋力の原理)レイティングにばらつきのあるJCAでは持ち色より「誰か」が重要であり、相手の交換は逆に不合理を生ずる。各国それぞれ別のシステムが許容される理由はここにある。


5. スイス式は原則3さえ守られれば、(1、2は無視してもよい!)途中どの様な順序で組合わせても参加者2n人の場合2n-1回戦まで必ず可能で、最後は総当りとなる。(但し、総当りの組合わせはFIDEが別に定めた標準を使う。)


6. 第一局は全員の組合わせ後、全員同時に開始全局が終了後、結果に従い第2局の組合わせをアービターが決定発表する。第2局も同時に開始する。(第2局以下同じ)組合わせに当っては勝点を通算し、群に分ける。



5、順接式




1. 同一群の参加者をレイティング順に親子二組に分け、次のように組合わせる。(基本)
(1) 1―――5
    2―――6
    3―――7
    4―――8


2. 1-5が組合わせ不能のとき、子を最低限に交換する。
(2) 1―――6      更に(3) 1―――6
    2―――5            2―――7
    3―――7            3―――5
    4―――8            4―――8


3. 親と子の組合わせが全て不能のとき親の最下位と子の最上位を入れ替え以上の操作をする。
その場合は類推してください。
    1―――4
    2―――6
    3―――7
    5―――8


4. 親子を無視した組合わせによっても、最後の二人が残る時、親の最下位と子の最上位その二人は浮動体となり、下の郡の最上位に移る。


5. 群が奇数のときは浮動体として親子の中位者におき、親の最下位としてあつかい、その群の組合わせに使われなかった時は浮動体として、次の群の最上位に移る。


6. 組合わせが勝点中位群に至った時、組合わせ順を逆転させ、最下位群から行い、最後に中位群で調節することができる。この場合中位群との組合わせをジャンプして上位浮動体と下位浮動体が直接組合わせられない様に留意する。


7. 全員の組合わせが完了となったときその回戦の組合わせは確定する。



6、色決定(FIDE方式)




1. 色決定は各組互ごとに行う。


2. 持ち色に偏りが生じても相手を変えない。


3. 持ち色は出来る限り各人ごとに
1. 白黒同数とする。
双方のバランスが悪い時は偏りの差の多い方を調節優位とする。
2. 出来る限り白黒(黒白)前回の交替とする。双方の偏りが同じで前回の色が同じであった時は前回の回の色の逆とする。以下同様に逆上る。色歴史が全く同じ時は各組ごとに推選で決める。


4. 第一局の特色は一番ボードを対局する二人または、1番2番ボードの各上位者同士の握り中、奇数番のボードの上位者の白黒を決める。偶数番ボードは逆。


5. 偶数回戦数のときは持ち色が極端に偏る参加者ができることがあるが止むを得ない。得に優勝候補の間でこの問題が出ると不満を生じるが、考えて見れば問題を生ずるのは対戦するそれまでの色偏差は双方同じ条件であり、運不運は最後の一局だけである。



7.A式、B式




1. スイス式は単純のようで実際に組合わせに当って見ると意外に難しく経験が必要である。
FIDEではA式(LIM式簡易法)とB式(ハイセン式)の二つが標準とされている。A式は論理性に欠け、矛盾を生じることが多いが、コンピュータ以前には多く利用されていた。(知らず知らずにアービターの恣意が入る…フィージィブル(feasible)な解法で、慣れたアービターの”自然”な恣意にはクレームはほとんど生じない。)LIM式は現在はほとんど捨てられている。B式は”数学的”すぎて適確に活用できる人はFIDEでも数人しかいない。一般には不人気である。結局、各競技会ごとにシステムを定めている。


2. スイス式はいずれのシステムにしても人間のためのプログラムは完結している。しかし、コンピュータプログラム化となるとアルゴリズムの記述が難しく、単純なシステムでさえ完全なものがない。
人間がフィージィブルな恣意で誤魔化してしまうところはコンピュータは”とんでもない”(結局はそれが正しいことが多い)組み合わせが出現し、誰も納得しない。


3. スイス式にも欠陥がある。スイス式ギャンビットなんていう戦法?が生まれたのはその一つ。FIDEでは最近は格調の高いトーナメントはスイス式離れである。


4. スイス式は米国のような大衆トーナメントで威力を発揮する。


5. 欧米では囲碁のトーナメントは全部スイス式。最後まで全員が全局を堪能できるのが魅力だ。囲碁の場合引き分けがほとんどない(将棋も同じ)のでスイス式ははるかに簡単。回戦数も極めて少なく優勝者が決まる。16人4回戦32人5回戦124人7回戦。しかし、番くるわせ優勝を避けるため、通常必要回戦数+2局が適切。スイス式は囲碁将棋にピッタリなのでお勧めする。少なくとも第2局以降、各回全員同時対局開始がコツで終わった順に組合わせを決める方式ではスイス式は成立しない。レイティング制度はなくても同一群内すべて抽選でよい。


(2001.2.1. 松本康司 IA FIDE技術審議会座長(ルール委、スイス式委))



8、同点分離法(タイ・ブレーク)




1. 優勝賞金は同点者で当分に分ける。2位以下同じ。


2. スイス式において同点者に順位をつける場合、「簡易パフォーマンス法」奨める。
1. 自分のレイティングを対戦者全員のレイティングを合計し合計の多いものを上位とする。不戦局については自分のレイティングを不戦局分加える。
2. 他に

ソルコフ 対戦相手の得点合計
ソルコフ中取 対戦相手の最上位を外す。
直接比較 本人同士の結果
その他いろいろあるが、いずれのシステムを採用するかは第一局開始時に発表していなければならない。怠った場合は同点分離なしで作表は抽選。


3.  スイス式による順位は入賞者(全国大会の場合は8位くらい)以下の順位は確率が低い。但し、勝ち越しと負け越しの間の成績は圧倒的なもので対戦者歴も全く違う。対戦していない順位上位者が下位者に必ず勝つという仮定のもとに終了後の星取表を埋めてみると全員のほぼ確実な棋力の位置が分かるから、分析に使うとよい。



9.アービター




1.  アービターはギロチン制のときの各局時間中止時周辺の局勢判定のため、「ブック・ドロー」の知識とツークツワンク技術、永久手の判断等に修練が必要である。特に「ブック・ドロー」に関して絶えず学習を続けなければならない。


2.  IA(International Arbiter)、NA(National Arbiter)の競技中の決定は罰則権も含み最終である。(同一相手が2度目に発表された時を除く。その他の場合はNAに明らかなミスがあって発表されたものは訂正されない。IA、NA以外のアービター資格者の裁定、決定の異議は一時間以内に主審がいる時は主審に、その他の場合は主催者に書面で行う。結果あるいは次局調整を行うかは、競技会の進行予定に合わせ運営者が決定して一旦競技会を完了させる。提訴者に不満がある時は、更に一週間以内に書面で利害関係を持つ本人がルール委員会に提訴する。アービターに失責があるとされた場合は結果の訂正、アービターの降格がある場合がある。却下の場合は提訴供託金が没収される。



10、Z式(JCA)


 上下900点差のある全国大会を効果的に処理するハンディキャップ法。全国大会13局を前半6局と中間5局後半6局で実際の決定戦、前半では事実上の予選(新鋭発掘)を行う。
 全員をA、Bに分け別々の3回戦を行う。(理論的4回戦が望ましいが心理的に限界)次の3回戦ではAの上位半分はスイス式を続行。Aの残りは成績上位順にB位の成績上位者と上から組合わせる。第5局はA組の0.5のハンディをつけて全員一組のスイス式。残りの6局は全員ハンディなしのスイス式で仕上げる。



11、全国大会



 全国大会は、ここ20年、非常にグレードの高い国際的にも第一組のトーナメントであり、日本のチェスのショーケースで、全日本のレイティング熱心な愛好者の参加希望の的である。
 ゴールデンウィークの7日間チェスに没入出来るのは大変光栄だ。海外では通常2週間が多かったトーナメントも10~7日に集約して来た。ただし、全国大会のレベルは国際的に3段階以上低い。オリンピック男子ベストメンバー88位が如実に示す。日本のホープ渡辺6段が2375、我が国の属する【3、2ゾーン】の東南アジアは世界の弱小ゾーンだ。しかし各国トップに2500はザラザラ、2600も少なくない。人口400万人のシンガポールやマレーシアでさえトップは2500だ。だから日本に渡辺がいるということはアジアでさえ評判になっていない。最近、羽生がUSレイティングで2350と評価されたいうがUSレイティングはFIDE/JCAと比べて200点ほどインフレだという。将棋界でのチェスプレーヤーとしての羽生の売り出しは将棋ファン相手の独特のものであってチェス界のものではない。US2350では羽生人気は生じない。羽生さんはJCAの会員だ。世界の羽生を誕生させるには、ヨーロッパのトーナメントでFIDEレイティングの実績を残し、IM(International Master)にチャレンジすることだ。羽生さんの才能と抜群の研究熱心からするとヨーロッパを転々とし集中すれば1年でIM、3年でGM(Grand Master)は可能だ。GMになれば羽生さんの望み通りカスパロフともアナンドとも対決可能です。その時は羽生vsカスパロフ、羽生vsアナンドマッチに日本からすぐに5億10億のプライズが提供されるでしょう。ジュニアの皆さん、あなたにも羽生さんと同じチャンスはそっくりそのままあるのですよ。全国大会とジャパンリーグはFIDE公式戦です。
 優勝候補に2550位が2~3人、シード選手が200点差で50~150名各県代表各1名(成績により枠は増加)。全国大会がこの様な規模になればスポンサーが必ずつきます。優勝が2300台のうちはスポンサーの眼中には入りません。優勝候補が15歳未満ならベストの条件です。
 日本のチェス、皆の力でその様に育てましょう。
 海外のチェスプレーヤーはプロは当然アマチュアでもほとんど会員が次の競技会を目標として日常の研究を怠りません。日本の囲碁将棋のアマチュアにはごく少人数の上位者を除いてその習慣がない。それが日本チェスに影響しているようです。チェスと将棋は全く違うのです。囲碁将棋は優勝者、優勝候補だけに意味があり、チェスではスイス式で全員が最後まで戦うため全員にレイティング向上の目的があり、日頃の習練の意欲がでるのです。向上の意欲が違います。世界のチェス競技熱心者の中に”チェスを遊びでやっている”という人は一人もいないでしょう。レイティングリンクスイス式のこれが最大の点です。
 チェスは遊びだという信念に固まり、専ら友人家族と気軽に楽しむチェスも文句なく楽しい娯楽の人生の一時です。だからどんなチェスでも多いに推奨します。でも一度大勢の仲間の参加するスイス式大会に一度参加してみてください。最初は全敗を恥ずかしがらないで!何か”素晴らしい仲間”を見たような気がするでしょう。そしてあなたも競技チェスにきっと興味を引かれます。