兵庫県内で暮す小学校2年生の男児(7歳)が、
心と体の性が一致しない「性同一性障害(GID)」と診断され、
昨年の入学時から女児として通学していることが、話題になっている。
私自身「性同一性障害」の病名は知っていた。
でも幼い小学生がその病気にかかることは、私にはピンとこない。
本人のことを思うとともに、ご両親にとってはここに至るまでがご心配だったと思う。
この男児は、1歳の頃からスカートやぬいぐるみが大好きだった。
始めは、「幼い子の興味の範囲内」と思っていたそうだが、
5歳のとき、兄と同じ少年野球教室に入れようとしたところ、
嫌がって食事を摂らない日が続いたという。
母親が病院に相談したところ、
「男女を区別せず、本人が望むように育ててあげては」とアドバイスされ、
通っていた幼稚園に女児の服装で通わせ、
プールでもビキニタイプの水着を着せると、
徐々に元気を取り戻したという。
この記事を読んで、私が感じたのは、少し性急すぎているのではないかということ。
専門家ではないので、素人の考えだけど、こんなに幼い頃からそのように決めつけ、接すると、
かえってそんな子供(女児)になり切ってしまうのではないだろうか?
でも、それは私の個人的な考えであり、何も知識のない素人の私の思いである。
保護者は小学校を女児として受け入れてもらおうと、大阪の病院で専門的な検査を行い、
GIDの診断書を得て、学校へ提出。 教育委員会、学校関係者と2度面談した後、
女児としての異例の受け入れが決まった。
男児の名前は、どちらの性でも通用する名前なので、
入学後は出席簿のほか、トイレや身体測定も女児扱いされている。
小学校でも水着は女児用を着用していたが、
他の学年と一緒になる夏休みのプールは自粛したという。(何だか可愛そう・・・)
今年4月、2年生に進級して、担任やクラスメートが替わっても、特に混乱は起きていないという。
今はまだ7歳。 周りも同じ7歳。(大人は別として)
これから男の子、女の子の特徴が顕著になる第二次性徴を迎えたとき、
体が男性化していく男児をみて、同級生や親がどう感じるか。
どこまで理解できるか。
これから大きな課題をかかえている。
でもすでにこの男児は、女児として人生をスタートしている。
この男児のこれからの長い人生が幸せでありますように、祈るばかりである。