命のカウントダウン2(健康余命811日)

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新型コロナ感染症は全国的には減少傾向にあるようですが・・・

2024-02-25 15:46:27 | 新型コロナ
2024年2月24日(土)、奈良県中部田原本町の坂根医院は4日ぶりに外来診療、発熱外来を開けました。火、水、木、金と休診させていただいたので、その間に薬が切れてしまった方など多数受診され、混雑して待ち時間が長くなってしまったこと。お詫びいたします。
朝一番に来院されていた発熱患者さん、新型コロナ抗原検査陽性でした。77歳男性で気管支喘息の投薬加療中の患者さん。自覚症状は倦怠感と咽頭痛位で、発熱はないのに酸素飽和度を測定すると91% しばらく時間をかけて測定したのですが、酸素飽和度は上昇しませんでした。呼吸困難は「そういえば少しあります。」程度でしたが、高齢でもあることから入院加療をお勧めしたところ了承されました。
その時点で9時30分頃でした。そこからが大変でした。外来患者さんが押し寄せて来る中、入院先を探さなければなりません。
5類になる前でしたら、所轄の保健所に任せればよかったのですが、現在では診断した医療機関が入院先を探し出さないとならないのです。
先ず、平成記念病院に電話をして30分以上待たされた挙句にコロナ病床が超満員とのことで断られました。続けて奈良県立医科大学附属病院 これも2,30分待たされた挙句断られました。その次に天理よろづ相談所病院。いずれの病院にも受診歴があったのですが、よろづも待たされた挙句に断られました。どの病院も入院を真剣に検討してくれた上で、コロナ病床が埋まっていて、これ以上増やせないという理由で、判断に時間を要したことも理解は出来るのですが、相当につらかったです。この時点で11時前になっていました。電話片手に外来診療、発熱外来も何とか進めてはいましたが、ながらではどうにも効率が悪いし、何より患者さんに失礼でもあると感じてはいました。しかし、2時間も診療を止めることなど出来る筈もありません。最後に頼った済生会中和病院、長時間の交渉の挙句、漸く入院させてもらえることになりました。本当にホッとしました。
モデルナのリアルタイム情報によると、全国的に新型コロナ、インフルエンザ、どちらの新規陽性者は減少してきているようです。

それなのに、奈良県中部では新型コロナの入院は非常に難しい状態です。2022年夏の様に何処にも入院させてもらうことが出来ないという医療崩壊状態ほどひどくはありませんが、それに近い危ない状態であると認識しました。

新型コロナの動向
インフルエンザの動向
国立感染症研究所(NIID)は、2月23日が祝日であったため、令和 6 年第 7 週(令和 6 年 2 月 12 日から令和 6 年 2 月 18 日まで)分について は、令和 6 年 2 月 26 日(月)に公表予定となっています。
2月18日までの情報を26日になって漸く公表って・・・・本当に遅いですよねぇ
。NIIDの情報をもとに作っている札幌医大の自治体別人口当たりの感染者数も26日以降の発表になります。奈良県が1位というのは、意外に感じていましたが、入院困難な状況を確認した今、そうなのかもしれないなと感じています。
26日に発表になるであろう新情報で奈良県の人口当たりの新規陽性者数がどれくらいなっているのか、現在の8000人超という数字が減らないと新型コロナの入院困難は改善しないと思われます。奈良県民の皆さま、何とか感染を減らすために努力していきましょう。奈良県がワースト1であり続けないために!!!
と言ってもやる気の見えないNIIDが発表するのは2週間ほど先ですけどね!!





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