先日の、ヤフオクで、1本の116系のトランスアクスルのインプットシャフトが、格安で出品されていた。
車種不明と書きながら、包んであったと思われるダンボールの写真には、はっきりと、11646 13 028 01 と。
その昔のアルファロメオのパーツナンバーから、11646= アルファロメオGTV6、 13=ミッションパーツ、 028=インプットギヤシャフト、 01= オリジナルモデル と言うのが読み取れる。 伊藤忠関係の部品を扱う人間なら、誰でもわかるナンバーだ。
しかし、写真のシャフトは、11646の形状ではなく、初期のアルフェッタ時代のシャフトの形状だ。(バック、5速ギヤーの固定用スプライン位置が違う)
これを落札した後、出品者から連絡があり、もう2本、同じようなギヤーがあるとのこと。以前に落札したことのある出品者だったが、パーツの画像を送ってきた。
同じものがもう一本と、パーツナンバーを見て驚いたが、幻のアウトデルタミッションパーツの番号を書いたものが巻きつけられていた。
ナンバーの末尾が、/01 /02 /03 と、マイナーチェンジごとに、数が増えていくのだが、
このギヤーに書かれていたのは、アウトデルタオプションナンバーの /99 と書いてある。 アウトデルタオプションパーツナンバーは、/99、
/98, /97 と、進化するたびに番号が減っていく。
このパーツナンバーをつけたボール紙があるということは、誰かが、アルフェッタ用のアウトデルタオプションの、直結5速ギヤーを手に入れて者がいるということだ。(本当に、このナンバーのパーツなら、ウン十万のギヤなんですが。)
面白いので、先方の言うことをそのまま聞いて、パーツを譲ってもらった。
こちらの写真は、手持ちの本物の11646のパーツナンバーのGTV6用、1速ローギヤド化されたインプットシャフト。
ばらしたトランスアクスルギヤだけでも、何台分も持っている。そう、何台ものGTV6を、75T/Sミッションに積み替えているからだ。
到着したパーツを点検して、がっかりというか、写真どうりのノーマルパーツで、11646のナンバーの品でもなく、幻の/99の、アウトデルタパーツでもなく、すべて同形状の、アルフェッタ時代の2次仕様の、インプットギヤーだった。(まあシャフトの、バックの位置決め、スプラインや、アウトデルタギヤーのストレートカットギヤでないのは、その本物を持っているものなら、最初からわかっているのですが。
中古ギヤで、スパイラルカットのノーマルギヤーの組み合わせクロスミッションを作るには、この初期型ギヤーの3-4速が必要なので、値が安かったら手に入れようと思っていたものなので文句はないですが、へんに、パーツナンバーを写真で入れるところに、人間として、、裏があるなとかんぐりたくなります。 (C?C?サンならこのこと判りますよね。 アウトデルタマニアならなら判ることです)
左3本が、今回手に入れた11608パーツ。
右3本が、ミッション乗せ替えの後、処分してと、置いていった11646のギヤ。
どこがどう違うか、本物のアルファーメカニックには簡単にわかることです。
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