昔が良かった。

古き良き時代というけれど。クルマ好きにとって、60年代、70年代は希望があった。

164Q4 登録完了

2018-11-20 22:25:29 | ALFAROMEO


先月、10月末に、オークションで手に入れた、164Q4、先週に引き取りに行き、月曜日に登録をしてきました。

嬉しがりと思われるかもの、定番。希望ナンバーです。

 

ここで、手に入れた車のインプレッションを少し。

いまさらながらの164Q4ですが、相変わらず、スタイルの良い美人だと思います。

東洋の放浪のデザイナーの血で汚れてしまう以前のピニンファリナーのデザインはさすがです。

その後の汚らしいデザインとは違います。その証拠に,その後ピニンファリーナは、汚れた血で、つぶれました。

デザイン、感性、芸術は、その地の空気、水、自然。そして生まれ、育ち、血筋が、大切だと思います。

ヘイトスピーチではなく、天皇制や、国王だけでなく、何代目という名を大切にする世界では、生まれ、血筋が大切なんです。

グローバルという、貧富の差を利用した資本主義の金の亡者の世界ではだめなんです。

 

アルファロメオも、フィアットの手に落ち、バッジエンジニアリングで、エンジンまでも、GM製でも、クライスラー製でも、どうでも良くて、バッジがアルファロメオなら、マセラッティの工場で作られたものでも、ランチアと共用でも、どうでも良い今のアルファロメオに乗る、精神的に落ちぶれたクルマ屋にはなりたくないものです。
イタリア人もわかっています。日本で作られたオープンカーを、由緒あるアルファーロメオの名で売るのは、汚れると気がついたので、アルファロメオスパイダーでなく、フィアットのスパイダーの名に変更しで売ったのです。イタリアの貴族の血を守るために。心の純潔を守るために。

 

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アルファロメオの名を名乗る資格のある、ほぼ最後の4ドアセダンの164は、前オーナーから車を受け取って、三郷町の工場に帰るまでのほぼ高速道の時間と、奈良の陸事の往復の裏道だけのインプレッションと、今日、少しだけ工場の近くの山道でのインプレッションですが、山道での走行の前に、少しだけ簡単なメンテをしただけで、車の印象、特にエンジン関係の印象はがらりと変わりました。

受け取ってすぐの帰り道で、特に気になったのが、ハンドル系、ステアリングラックのマウントブッシュのへたりなのか、ボールジョイントのガタなのか、高速道の直線で、ハンドル直進での、道路のわだちや傾きに対する、ハンドルを切るというほどでもないわずかな補正ができないのが気になりました。(繊細な神経のない多くの中古車屋の親父には、感じ取れないことでしょうけど。)
それ以外は、4駆のために、大幅な重量ましになったためのスタートダッシュへの影響や、ブレーキングのときに重量の重さを感じますが、2駆の164の、リヤーの落ち着きのなさや、タイトな交差点で、マンホールのふたを踏んだときの、はしたないハンドルの暴れもないのは、さすが4駆です。 最もインプレッションといいながら、フルアクセルもしたことのない、金儲け主義の車屋親父と私では、かなり評価が違うと思いますが。QVのほうが良いと言うのは、運転ができないやからの言うことがよくわかりました。

重さのせいで、スタートダッシュが重いというなら、GTAパーツでも使えば、簡単にトルクアップもできますし、足回りや、エンジンもそれなりにヘタっている10万キロ越えのクルマですので、そろそろ手を入れる時期が来ている事をかんがえると、こんなものかなという感じです。

 

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今日の夕方、裏山にの道に引っ張り出して、写真撮影をしていたら、少し走りたくなってきて、気になっていた、クラッチのぎこちなさと、アクセルのぎこちなさ解消のため、クラッチのレリーズレバーへの注油と、アクセル周りの点検と、ワイヤーへのメンテ、アクセルワイヤは、テフロンのライナーチューブの入った本来スムースなはずのものですが、長年使用しているので、ライナーが毛羽立っているのか?スムースさがなくなっていたので、注油して,馴染ませたら、まったく動きが変わりました。誰でもできる簡単な、メンテで、クルマの印象はずいぶんと変わるものです。

 

 

ちょっとした可動部分への注油で、実に軽快に感じるようになったエンジンで、裏山の信貴山へ。

わずかなメンテだけで、スタートは見違えるように軽快になり、軽いクワドリのほうがフィーリングが良いとかいうヤカラの、???がばれました。

低くなったレシオの、1Stギヤから、実に軽々とスタートでき、深くアクセルを踏み込んだ上り坂でも、4WDのおかげで、まったくフロントが暴れることもなく、下品なトルクステアもなく、これほどスムースな発進は、2駆では得られないものだし、4000RPMあたりから、これぞ4バルブというふけ上がりでは、SOHCとは別次元です。非常にクロスした6速ミッションを、2Nd,3rdと、すばやくシフトアップしていくと、今、急な坂道を登っているのが信じられないほど、気持ち良くエンジンは回ってくれます。

トルクステアの出る大排気量のFFのQVでは、決して得られないスムースで、力強い、大人の感触です。

今回の車を手に入れるまで、Q4というDOHC4バルブの、初期タイプのアルファV6のマニュアル車に乗るのは初めてですが、このエンジンに乗っていれば、4バルブエンジンより、SOHCのエンジンのほうが、低速トルクもあって、スムースで乗りやすいなどとは、売りたいがための中古車ショップのオヤジ以外、誰も言わなかったと思います。

排ガス対策の違いの影響もあることは事実ですが、新車で乗った164のスーパー24とは比べ物にならない、そして、SOHCのQVとも比べ物にならない、実にスムースで軽快な、エンジンフィーリングで、当然、166等のその後の排ガス対策のきつくなった4バルブエンジンより、元気なエンジンでした。

これぞアルファ。


すぐには暇がないので、完全な補修にはかかれませんが、少し落ち着いたら、手を入れて、工場の移転とかで世話になった、一部のお客様には、代車として、乗っていただくこともあると思います。

 

以上、きっちり、メンテさえできていれば、QVのほうが、重たいQ4より気持ちよく走るというのは、売る玉数が多く、安く手に入るQVのほうが、儲けが多くて、凝ったメカニズムのQ4がトラブッたら、直す技術のないというのがバレルのを防ぐという、詭弁だったということが良くわかりました。

今回、私に、このQ4を、お譲りくださった、前オーナー様には感謝いたします。

 

 


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1 コメント

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いいですねー (YOKOROMEO)
2018-11-22 10:45:55
確実に車が増えていますねー笑
164の2トーンはやっぱりかっこいい、
初期のテスタロッサもアンダーはブラックでした、のちに同色になりましたが
近いうちに拝見しにいきます

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