逮捕:常深洋蔵(52) / 社署(社警察署)の警部補
逮捕:松本和也(33) / 社署(社警察署)の巡査部長
逮捕:後藤新平(45) / 神戸市北区の不動産仲介業
逮捕:洪幸大(42) / 住所不定
調書偽造 警部補接待「1回20万円」
兵庫県警社署での供述調書偽造事件で、虚偽有印公文書作成容疑で逮捕された神戸市北区の不動産仲介業・後藤新平容疑者(45)と住所不定の洪幸大被告(42)(別の詐欺罪で起訴)が逮捕前の調べに対し、
警部補の常深(つねみ)洋蔵容疑者(52)(逮捕)について、「風俗店や飲食店で複数回接待し、1回当たり20万円以上使った」などと説明していたことがわかった。
県警は、経緯などを詳しく調べる。
捜査関係者によると、常深容疑者は2011年6月頃、捜査協力者だった後藤容疑者を介して洪被告と知り合ったとされる。
その後、後藤容疑者と洪被告は、同年9月と12月の少なくとも2回、神戸市内の高級クラブや風俗店などに常深容疑者を連れて行き、「1回につき20万~25万円かかった」などと話したという。
後藤容疑者と洪被告の説明では、一晩に3軒はしごするなどし、主に洪被告が支払っていた。
共犯として逮捕された同署巡査部長・松本和也容疑者(33)を含む常深容疑者の部下が同席したこともあったという。
常深容疑者はこの頃、後藤容疑者の依頼で捜査車両の情報を漏らしていたとされ、県警は、接待の経緯や回数、他の参加者の特定を進める。
(2013年1月15日)
2013年1月14日8時4分
警察車の情報漏洩か 調書偽造容疑の警部補、前科照会も
兵庫県警の警部補らが捜査協力者と共謀して覚醒剤事件の調書を偽造したとされる事件で、逮捕された社(やしろ)署警部補の常深(つねみ)洋蔵容疑者(52)が、捜査車両の情報を協力者に漏らした疑いのあることが捜査関係者への取材でわかった。
県警は地方公務員法(守秘義務)違反の疑いでも捜査する。
県警は13日、調書偽造について虚偽有印公文書作成容疑で社署を捜索した。
捜査関係者によると、常深容疑者は昨年、協力者だった不動産仲介業の後藤新平容疑者(45)=同容疑で逮捕=の依頼で、車のナンバーを照会した疑いがある。
「車に追跡されているので調べてほしい」と言われ、照会のうえ「うちの車や」と捜査車両であることを漏らしたという。
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