生活保護費2億6600万を着服 河内長野市の職員を逮捕 大阪

2013-12-04 | 事件
宮本昌浩 容疑者↓

























逮捕:宮本昌浩 / 大阪府河内長野市まちづくり推進室の主査






生活保護費横領、府監査に虚偽報告…河内長野市

大阪府河内長野市の主査・宮本昌浩容疑者(43)(逮捕)が多額の生活保護費を横領したとされる事件で、着服が始まったとされる2009年の前の05~07年にも、宮本容疑者が保護費の申請と支出の業務を兼ね、
不正が可能な状態になっていたことが、市への取材でわかった。

市はこの間に府の監査で2度、「不適切」と指摘され、改善した後の09年1月に元に戻し、今回の事件へと至る。

しかし、市は府に対し、兼務は解消したとの虚偽の報告をしており、市のずさんな管理体制と対応が改めて問われそうだ。

一方、市は29日、宮本容疑者を懲戒免職処分にした。

当時の上司ら関係者についても今後、処分する。

市によると、宮本容疑者は01年から生活保護業務を所管する生活福祉課(旧・福祉総務課)で、市民の相談に乗って保護費を申請する「ケースワーカー」として勤務。

支給額の入力やデータを管理する「電算システム」担当にもなり、さらに05年からは、保護費の支出などを扱う「経理」担当も兼ねるようになった。

こうした状態について、府は05、06両年度の定期監査で把握し、「申請と支出の業務の兼務は、不正につながる恐れがある」として、06年3月と9月に改善するよう文書で通知。

市は07年3月、宮本容疑者を経理担当から外した。

ところが09年1月、市は、経理担当の女性職員が産休を取得したのを受け、業務に精通している宮本容疑者を後任に指名。

再び、問題とされた兼務状態になった。

その後、宮本容疑者は、電算システム担当として「架空の支出を捻出」し、また、対応が難しい約10人の受給者についてはケースワーカーの担当も継続していたため、「受給者への支払いを装った架空申請」を行い、
経理担当の立場で「保護費の支給を装った保護費の出金」を繰り返していたとみられる。

保護費約2億6600万円が使途不明になっているのは09年1月~11年3月で、市はこの間にも府の監査を受けているが、宮本容疑者については「経理のみを担当している」と虚偽の報告をしていた。

市は「府からの指摘が引き継がれずに兼務を復活させ、実際とは違う内容を府に報告していたのは事実で、なぜ、そうしたことになったのか調査中」としている。

■ほぼ手つかずで2億円保有

「なぜ着服したのか、自分でもわからない」。

宮本容疑者は、河内長野署で28日に接見した人事課職員にこう話したという。

保護費に関する提出書類を上司の課長が内容をまったく確認しないのを逆手に取ったのか、庁舎内の現金自動預け払い機(ATM)などから引き出して約2億6600万円も着服したとされる宮本容疑者は、
その大胆な手口とは対照的に、自宅は月5万円程度の賃貸住宅、車は軽乗用車と質素な生活ぶりだった。

市関係者によると、宮本容疑者は公務員の妻と子供の4人暮らし。

職場では真面目との評判だったが、同僚との付き合いはほとんどなく、同僚の一人は「ケチだった」と話す。

電鉄会社の株主として得た通勤用の無料乗車証を市に示し、交通費を請求して却下されたこともあったという。

知人らによると、去年秋頃、宮本容疑者の息子が入っていた少年野球チームで数十万円の使途不明金が発覚。会計担当だった宮本容疑者は疑惑の目を向けられたが、「信じてください」と関与を強く否定したという。

捜査関係者によると、宮本容疑者は、複数の預金口座に入金していた分と、自宅に袋詰めの状態で保管していた数千万円と合わせ、2億円以上を保有。

着服分と元々の資産の内訳ははっきりしないが、市関係者には「(横領金の一部を充てた)株での損失は出ていない」と述べ、全額返還の意思も示しており、捜査関係者も実際に大部分の被害弁済は可能とみている。

こうした中、焦点となるのは動機だが、市人事課職員に語った言葉を調べでも話しているのか、ある捜査幹部は「一体、何が目的だったのか」と首をかしげる。
(2013年10月30日)





生活保護費着服:河内長野市の元職員を起訴

毎日新聞 2013年11月11日 12時10分(最終更新 11月11日 12時30分)

大阪府河内長野市の生活保護費の不正支出事件で、大阪地検堺支部は11日、市まちづくり推進室の元主査、宮本昌浩容疑者(43)=懲戒免職=を業務上横領罪で大阪地裁堺支部に起訴した。

捜査関係者によると、宮本被告は着服を認めているという。

起訴状によると、宮本被告は2010年5月18日~11月2日の計11回、業務で保管していた生活保護費約419万円を市役所内の現金自動受払機(ATM)から引き出したとされる。

市の調査では、宮本被告は領収書を偽造するなどの手口で、09年1月~11年3月の間に約2億6600万円を不正に引き出したとされる。

一方、宮本被告は府警の調べに、「幼い頃、裕福でなく、欲しいものが買えず我慢していた。お金があれば困らないと思い、ためられるだけためようと思った」と動機を説明。

自宅に8000万円以上の現金があったほか、預金や株などの投資分を含めると、宮本被告の資産は4億円を超えるという。

不正に手を染めるきっかけについては、「ミスを隠そうと虚偽の手続きをしたが発覚しなかった。同様の不正をしてもばれないと思った」と話しているという。
http://mainichi.jp/select/news/20131111k0000e040139000c.html





横領2億6600万、資産は4億円超=逮捕の河内長野市元職員-大阪府警

大阪府河内長野市元職員の宮本昌浩容疑者(43)=懲戒免職=が生活保護費を着服したとして逮捕された事件で、同容疑者が4億円を超える資産を保有していることが11日、府警捜査2課への取材で分かった。

同市は着服総額を2億6600万円としており、全額が返済される可能性がある。

同課によると、宮本容疑者は調べに「幼い頃、家庭が裕福ではなく、金に執着心を抱いた」と供述。

「仕事で生活保護受給者に再度保護費を支給するミスをしてしまったが、

取り消す手続きをしたところミスが発覚しなかったので、横領してもばれないと思った」と話しているという。
(2013/11/11-12:24)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013111100327





元市主査の資産4億円超 大阪、生活保護費横領の疑い

大阪府河内長野市の生活保護費着服事件で、業務上横領の疑いで逮捕された元市主査宮本昌浩容疑者(43)=懲戒免職=が、4億円以上の資産を保有していたことが11日、大阪府警への取材で分かった。

河内長野市は着服の総額を約2億6千万円としている。

府警捜査2課によると、着服の動機を「小さいころから裕福ではなく、お金に対する強い執着心を持っていた」と供述。

同課は、宮本容疑者が着服金だけでなく給与の多くを貯蓄に充てていたとみている。

同課によると、宮本容疑者の自宅からは8千万円を超える現金が見つかっている。
2013/11/11 12:56





資産4億円、保護費横領容疑者「金に執着」

大阪府河内長野市で生活保護費約2億6600万円が使途不明になり、うち418万円を横領したとして、元主査・宮本昌浩容疑者(43)(懲戒免職)が逮捕された事件で、宮本容疑者が大阪府警の調べに対し、
「幼い頃から裕福でなく、金に執着があった。ためられるだけためたかった」と動機を供述していることが、府警への取材でわかった。

府警が宮本容疑者の保有資産を調べたところ、横領したとされる分も含め、預貯金や株式などで計4億円を超えていたという。

一方、大阪地検堺支部は11日午前、宮本容疑者を業務上横領罪で起訴した。

府警などによると、自宅に置かれていた現金は約8000万円で、ほかに、2億円相当の株式など金融商品を保有し、複数の金融機関の口座には計約1億2000万円が貯蓄されていた。
(2013年11月11日12時25分)





生活保護費着服 市、元職員の兼務虚偽報告

(大阪府)

大阪府河内長野市で職員が多額の生活保護費を横領したとされる事件で、市はこの職員が保護費の支給と申請を兼務していたが、府には嘘の報告していたことが分かった。

生活保護費を着服したとして逮捕された河内長野市の元職員、宮本昌浩容疑者(43)は、生活保護の申請と保護費を管理する経理担当を兼務していた。

大阪府は8年前の監査で「兼務は不正につながる恐れがある」と指摘し、宮本容疑者は経理担当を外されたが、その後、新たな担当者が長期の休みを取ったことから市は再び宮本容疑者に兼務させた。

これについてその後行われた府の監査に対し河内長野市は、宮本容疑者は「経理のみ担当している」などと虚偽の報告をしていたという。

宮本容疑者は再度、兼務を命じられてから着服を始めたと見られており、市は「虚偽報告の理由については不明で今後調査したい」としている。
[ 2013/10/30 11:49 ]






保護費横領容疑の市職員、懲戒免職 大阪・河内長野市

2013年10月30日02時10分

大阪府河内長野市は29日、生活保護費を着服したとして業務上横領容疑で府警に逮捕された市職員の宮本昌浩容疑者(43)を懲戒免職処分とし、発表した。

河内長野署で28日夕に接見した市幹部ら3人に、宮本容疑者は「本当に迷惑をかけてすみません。なんでこんなことをしたのか自分でも分かりません」と繰り返した。

市の調査では、着服したのは2億6千万円。捜査関係者によると、自宅でポリ袋やかばんに現金数千万円を保管していたほか、億単位の金を複数の預貯金口座に分割していたという。

この日は現金の保管場所について、「どこにどれだけあるのか覚えていない」と話したという。






保護費不正事件:主査を懲戒免に…大阪・河内長野市

2013年10月29日 20時31分

大阪府河内長野市の生活保護費の不正支出事件で、市は29日、業務上横領容疑で逮捕された市まちづくり推進室主査、宮本昌浩容疑者(43)を懲戒免職処分にしたと発表した。

宮本容疑者は「悪いことをした認識はあり、ずっと、いつ発覚するかと思っていた」と話したという。

また、市は被害回復のため、宮本容疑者名義の銀行預金口座などの仮差し押さえを大阪地裁堺支部に申し立て、認められたことも明らかにした。

市は28日、勾留中の宮本容疑者と接見。宮本容疑者は2010年9月に少なくとも2件80万円を横領したことを認め、謝罪した。

しかし不正支出の合計額や手口、動機については「自分でも分からない」と答えたという。

また、同市の芝田啓治市長は「福祉行政に対する信頼を著しく失墜させたことを改めて深くおわびします」とのコメントを出した。

市の調査では、宮本容疑者は生活保護受給者の領収書を偽造するなどの手口で、09年1月~11年3月の間に約2億6600万円を不正に引き出したとされる。








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