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モスクと沙漠をめざして、世界をぶらぶら♪
~ただ今、上海から中国のイスラームやモスク情報を発信中~

鎮江山巷清真寺

2007-06-11 | イスラム@中国
江蘇省鎮江市にも古い清真寺があります。場所は大西路という大通りから清真寺路を入ったところです。市の西側にあることから、「城西清真寺」とも呼ばれているようです。

表の大きい門は閉まっていましたが、もう一つの入口にいたおじいさんに許可をもらって、中に入らせてもらうことができました。

壁のアラビア文字は古いものではなさそうですが、ブルーがとてもきれいです。

上の壁を抜けると西側に礼拝大殿がありました。
総面積440平方メートル、江南地方で最も大きい礼拝殿の一つだそうです。


中国風の柱の奥に、グリーンで囲まれたミフラーブが見えます。
時間のせいか、礼拝の方は一人もいませんでした。


入れないのは覚悟の上だったので、見学させてもらうことができ、感激でした。
おじいさん、ありがとうございました

揚州・仙鶴寺

2007-06-07 | イスラム@中国
仙鶴寺は広州の光塔寺、泉州の麒麟寺、杭州の鳳凰寺と並ぶ、中国沿岸部4大モスクのひとつです。
普哈丁によって建てられてから、すでに700年以上の歴史があるそうです。


大殿が鶴の体、細い小道が鶴の首…など、鶴の形を模した建築様式になっているようです。
残念ながら、ここも門が閉まっていて、入ることができませんでした。普哈丁園に続き、2連敗…
で、門の内側だけ覗かせてもらっちゃいました。


もともと参観不可なのか、春節で休みだったのかは不明。中国のサイトでは入場料を明記しているものもあったのですが。
鶴の形が実際どんな風になっているのか、見てみたかったです。


モスクの裏にはスーパーもありましたが、こちらもクローズ。。。
揚州のような、見た目ごくふつうの中国の町に、イスラムの建築物があるのが、興味深かったです。

ちなみに…揚州の近くに菱塘回族郷というところがあります。
揚州の地図に載っていたのですが、そのときは行く時間がなかったのです。
さっきウェブサイトを見て、かなり行きたくなってます~

揚州・普哈丁園

2007-06-06 | イスラム@中国
普哈丁(プハディン?)というのはアラブ人の名前。
この人はムハンマドの末裔(16代)で、13世紀に揚州を訪れ、イスラムの教えを伝えました。
市内にあるモスク・仙鶴寺を建てたことで知られています。


10年にわたって、ここ揚州で暮らし、山東省から戻るときに亡くなったと伝えられています。
そして、生前からの希望通り、揚州の運河のそばに葬られました。
彼のためにこの場所に墓園が作られたのだそうです。


残念ながら、春節中は閉園していて、中を見ることはできませんでした
(調べてから行け!って感じですが…

普哈丁だけでなく、多くのアラブ人がこの地を訪れたようです。
揚州博物館に少し展示がありました。


場所は解放南路17号。市の東側の運河のそば。
バス2路、12路、66路などで行けます。私は揚州東バスターミナルから12路バスで行きました。
対外開放されている貴重なイスラム建築なので、いつか見学してみたいです。
(入場料:たぶん10元)

福佑路清真寺(新)

2007-06-05 | イスラム@中国
以前見学させていただいた福佑路清真寺
豫園の近くなので、ときどき見かけていましたが、しばらく行かないうちに、表がきれいになっていました。


以前は、右の方の古そうなドアしかなかったのですが、建物の真正面に立派な入口ができていました。表札ももちろん新品です。

たぶん、以前は応接室だったところを出入り口にしたようです。
以前は、「えっ?ここがモスク?」っていう感じでしたが、これでひと目見て、すぐ「モスク」ってわかるようになりましたね。

蘇州太平坊清真寺

2007-06-04 | イスラム@中国
「東洋のベニス」と呼ばれている蘇州。
(中国には「東洋の○○」っていう所がたくさんありますが、あんまり期待して行かない方が…と思いますあくまでも個人的な感想ですが…。)
蘇州にも立派なモスクがあるんです。それも町の中心地に。


モスクは石路という繁華街にあり、観光名所でもある山塘街もすぐ近くです。
大きくて色のきれいなモスクでも、周りのビルに挟まれて全然目立たないので、うろうろしちゃいました…何往復も。怪しすぎ


修繕を重ねているため、かなり新しく見えますが、すでに70年の歴史があるそうです。
裏にまわると、大きなドームが見えました。


モスクの1階はイスラム料理店などがありました。
こんな石碑も。いつごろのものなのでしょうか???


この後、古い町並みを再現した山塘街にちょっとだけ寄ってみましたが、平日のためか、お店もほとんど開いていなくて、寂しかった
おやつだけ買って、バスターミナルへ戻り、上海へ帰りました。
蘇州にいた時間よりも、バスに乗ってた時間の方が長かったような。。。
うーん、中国は広い。

嘉興清真寺

2006-12-10 | イスラム@中国
上海のお隣、嘉興市。上海南バスターミナルからは約1時間。
このバスターミナルは今年出来たばかり。鉄道の上海南駅と隣接していて、地下鉄とも繋がってるのでとても便利。
鉄道と違って、バスは本数が多く、当日出発直前でもチケットが手に入るので重宝します。
でも1年前にバスに乗ったときは、狭くて満員で車体もあんまりきれいじゃなくて、なんとなくイメージが良くなかったんだけど、今回のバスは合格でした。
バスも何となく最新型っぽいし、もちろん清潔。それに、座席は3列のみで広々~シートは革張り(?)で、ビジネスクラスって感じ
でも、40元ぐらいしたから、距離のわりにはお高めだったかな。

嘉興バスターミナルの近くからミニバス7番に乗車。このバス、小さいだけあって、スルスルと細い道を通り抜け、10分ほどでモスク前に到着。このモスク、以前杭州行きの電車に乗っていたときに偶然発見したもの。「ド」がつく程の近眼でも、こういうモノはしっかり見えるらしい(?)。とにかく無事探し当てられて、ホッ


照壁の表側(?)には「清真寺」、裏側には「天方咫尺」の文字が。「天方」とはアラブの国のこと。「咫尺」とは距離が近いという意味です。
この日は、数名のムスリムの方たちが、この壁の前で記念写真を撮っていました。


モスクの左には沐浴室などの施設、さらにその左には清真女学(女性のための学校)がありました。
清真寺の入口は照壁の奥にありました。1602年に建てられたそうです。


改修されたようで外側は新しいですが、門を一歩入ると、歴史を感じさせる建物が見えました。

この清真寺の周辺には、帽子などを売る店などもありました。

モスクの中の様子は下記のサイトで↓
嘉興文化網 清真寺

旅行メモ:
上海南バスターミナル 12:10発 37元(+意外傷害保険3元)
嘉興西バスターミナル 15:55発 33元(+意外傷害保険2元)
嘉興ミニバス 1元

西安のモスク~清真女寺~

2006-10-14 | イスラム@中国
西安の街を歩いていたときに見つけた清真女寺を3つご紹介。
こちらは大皮院清真女寺。大皮院清真寺の向かいの細い路地の奥にありました。写真右のドアが入口…?


解放路清真女寺。
場所は東新街清真西寺の裏辺り。この表札の脇に細~い路地(人ひとり通るのがやっと)があり、その奥にあるようです。モスクらしい建物はなかったので、おそらくアパートの一部屋を礼拝室にしているのでしょう。


洒金橋清真西寺敷設の女寺。清真西寺のちょうど真裏にあります。上のふたつの女寺に比べ規模も大きく、外観もモスクらしいです。

今回見たのはこの3つだけですが、どこも細く暗い路地に入口があり、目立たないようにひっそりと建てられているように感じました。

西安のモスク~大皮院清真寺~

2006-10-13 | イスラム@中国
清真大寺の周辺は回族が多い地域で、他にもモスク(清真寺)がたくさんあるようです。(この辺りだけでも12ヶ所!)
ここ、大皮院清真寺もそのひとつ。
明の時代、永楽9年(1411年)に建築され、600年近くの歴史があります。


中国の清真寺には凝ったデザインのレリーフがたくさんあって、どれも本当に美しいです。
外観は他の国のモスクのような華やかさはないけれど、細かい部分に目を見張るものがあったりして、それを見つけるのも楽しい


門を入ると中庭があって、またこの入口があります。で、この奥に礼拝大殿があるようですが…
(み、見えない)。
奥へ奥へと広がる中国の清真寺。なかなか全貌は明らかになりません。
敷地内には学校(経学大楼)もあり、こちらは新しい3~4階建てのビルで、壁一面ブルーでした。


入口に掛けられていた古そうな拓本。この清真寺が建てられたとき、だれがいくら寄付したか…というようなことが書いてあります。文の出だしが「長安県…」となっていて、歴史を感じさせます。

モスクのおじいさんは私たちが清真大寺と間違えてここを訪れたと思ったようで、一生懸命「あっちに有名なのがある」とか教えてくれました
間違って来る人が多いんでしょうね。私たちがいたときにも、中国人観光客が数名迷い込んでたし…。おじいさん、おつかれさまです

西安のモスク~東新街清真西寺~

2006-10-11 | イスラム@中国
東新街と解放路の交差点近くにあるモスク。
西安駅前から鐘楼方面行きの603バスに乗っていたときに見かけ、後日行ってみました。


2階建てで、上には大きなドームがあります。2階部分が礼拝室になっているようです。
大きな窓から中の広々とした様子が少しだけ見えました。写真では礼拝室の中は白×グリーンの壁のシンプルな作りでした。


入口ではおじさんが清真食品を売っていました。
後で知ったのですが、この辺り、夜になると屋台が並ぶらしいですね。西安最大の夜市だとか。次回こそは…!

西安のモスク~清真西寺(洒金橋西寺)~

2006-10-10 | イスラム@中国
清真大寺の周りはかなりイスラーム色の濃いエリア。西羊市街にも清真レストランや屋台がずらりと並んでいます。雰囲気を楽しみながら(ちょっと埃っぽかった…)西へ歩くこと約10分。洒金橋という通りに出ました。
ここには清真西寺というモスクがあります。洒金橋西寺とも呼ばれているようです。


門は中国風ですが、礼拝室は大きなドームを持っています。
門のところに座っていたおじいさんに許可を得て、敷地内に入れてもらいました。
建造年を控えてくるのを忘れてしまい、いろいろ検索してみたのですが、今のところ、関連記事が見当たりません。見たところ、結構新しそうです。


このモスクの裏には敷設の女寺もあります。近くには洒金橋古寺というのもあるらしいです。さすが西安、モスクが多いです。