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モスクと沙漠をめざして、世界をぶらぶら♪
~ただ今、上海から中国のイスラームやモスク情報を発信中~

なぜか上海にいます…

2007-02-22 | 日々のできごと(上海)
元々、春節はどこか海外へ旅行に行こうと思っていました。
人民の皆さんの大移動(「春運」と呼ばれている)があるため、中国国内旅行は大変そうだと思ったので。
去年は予約するのが遅くて、希望日の飛行機が取れなかったので、今回は12月の始めごろに予定を立てたのです。

プランその1:マレーシアでマレー鉄道に乗る。
以前から乗ってみたかったし、モスクも見られるし♪いいアイデア!と思ったのですが、マレーシアやタイは有名なリゾート地が多く、日本人だけでなく、中国人にも大人気。
暖かいところは、どこもすぐ予約でいっぱいになるとか。
飛行機が取れる見込み、ほぼ0%のため、あきらめ…

プランその2:トルコ周遊旅行。
以前行って気に入った、イスタンブールやコンヤなどを再訪しようと思っていたんだけど、
飛行機、満席。ビジネスクラスしか空席なしとのこと。
エコノミークラスの予約は2泊3日なら可能だって。
あのぉ~、トルコまで行って、3日でどうしろっていうの?
トルコへは日本から行ったほうがいい、ということで、先延ばし

プランその3:日本へ帰る。
これはいちばん乗り気じゃなかったプラン。帰っても、やることないし…。
オマケに、バカみたいに高い 
航空会社も旅行会社も、お客の足元見てるよね~。上海はいっぱい日本人いるし、単身赴任の人も多いから、いくら高くても、買う人がいるんだよね。
ということで、迷わず、却下!

その他にも、いくつか案があったけど、全部ダメでした。
旅行会社の人いわく、12月に予定を立てるんじゃ、全然遅いんですって。
私としては、すご~く早かったのに。
みんな10月ごろには予約するらしい。びっくり…

5月の連休は、中国国内旅行の予定。
同じ失敗を繰り返さないように、春節が終わったら、すぐ予約します!

初二の上海

2007-02-19 | 日々のできごと(上海)
春節2日目(初二)は快晴!久しぶりの青空。カメラを持って散歩に出かけました。

ショッピングセンターの前では「都市菜園」と名づけた展示が行われていました。
これ全部、本物の野菜でできてます。
春節休みを利用して、地方から上海へ観光に来た人たちもたくさんいて、みんなカメラ構えてました。


デパートの前には可愛らしいブタの親子が。

交差点にも春節らしい飾りがありました。

バスに乗って、人民路の方へ行ってみました。下町の雰囲気が残る面白い所です。
何度も来ているんですが、全然飽きません


まだ爆竹の火薬のにおいが残る狭い路地を散策してから、歩道橋に上がってみました。
新しい上海と古い上海、このコントラストが大好きです♪

春節の豫園へ

2007-02-18 | 日々のできごと(上海)
今日は農暦の春節です。
昨日の夜は案の定、花火&爆竹の嵐でした。去年は夜9時過ぎから始まった花火も、今年は6時前から始まり、「みんな、落ち着け~。フライングするな~」と言いつつも、実はたのしんでました
日付が変わる頃、近くの歩道橋の上で花火を見たんですが、そこから見えるだけでも軽く10箇所以上、360度どこを見ても、見事に花火!花火!花火! そして店の前やマンションのベランダでは爆竹! 
花火も一秒間に何発?というぐらい速いテンポでどんどん上がるし、爆竹に至っては10分ぐらい連続のヤツもあって、音と煙と火薬のにおいでスゴイことになってました。

今朝も爆竹の音で目覚めました。いろいろな店が朝開店まえに、店の前で爆竹を鳴らすためです。何の予告もなく爆竹に点火したりするので、道を歩くときもボーっとしてはいられません。

さて、今年もお正月の雰囲気を味わおうと、豫園へ行って来ました。
去年はライトアップが始まる夕方に行きましたが、今年は昼間行きました。
夜よりは少しすいていたかな?


有名なレストラン「緑波廊」もキレイに飾られていて、春節の雰囲気
でも、ここは前に進むのも困難なぐらい、ごった返してます。
たくさんの人が、手に羊肉串や糖葫芦(サンザシなど果物の水あめかけ)など串に刺さった食べ物を持って歩いているので、刺されないように要注意~


そういえば、北京オリンピックまであと1年半ぐらい。干支のブタにスポーツさせてます。が、あんまりかわいくない…。

この大きなブタはランタンで、夜になるとライトアップされます。
周りにもたくさんのブタさんたちがいて、1つ1つの表情がなかなか面白かったです。


九曲橋の池には、「紅楼夢」や「水滸伝」などの場面を再現したものが飾られていました。
「西遊記」もありましたが、猪年だけあって、猪八戒がいちばん目立つところにいました。でも、胸の辺りがリアルで、ちょっと気持ち悪かった…
それに孫悟空、かなりショボかったです~。


豫園の混雑はやはり並みじゃないですが、これも上海のお正月ならではの体験。
中国各地から上海観光にやって来た人たちとの“おしくらまんじゅう”も、けっこう楽しいものです。
勇気のある方はチャレンジしてみてください!

上海年末の風景

2007-02-16 | 日々のできごと(上海)
あさって中国は春節を迎えます。
もー、どこへ行っても、人、人、人…!
元々、中国の人の多さは尋常じゃないです。それに、歩き方にあんまり秩序がないですから、日本人としては疲れるんです。
うちは繁華街にあるので、そんな人ごみにも慣れたつもりでした。
でも、やっぱり春節前の混雑は並じゃありません。
故郷へ帰る人や旅行に行く人。
この時期恒例のバーゲンセールに詰め掛けた人。
お正月用品の買出しに来た人。などなど。

スーパーではみんな競うように「瓜子」(ひまわりやかぼちゃなどの種)買ってます。
瓜子は中国人にとって欠かせないおやつで、普段でもよく食べるんだけど、この時期、買う量がハンパじゃありません。
クッキーの棚の前はがらーんとしてるのに、瓜子とか茶梅とかの前はすごいことになってました。
この時期だけで、一体どのくらいの量の瓜子が消費されるのか、殻を集めて積み上げてみたい……!

あいにく今日は雨空。
年越しの花火はやっぱり晴れた空の下で見たいので、あしたはいい天気になるといいな

ニオイと戦う日々。

2007-02-15 | 日々のできごと(上海)
上海の人は地下鉄やバスの中で、平気でモノを食べます。
肉まんなどの小麦粉系のおやつ、羊肉串、ビーフジャーキー、チキンの揚げたやつ…などなど。
もちろん、ニオイも充満。
特に、夕方、高校生たちが帰宅する時間には、ほぼ全員が何かを手に持って、乗車してくるので、すごいことに。
上海生活も1年半を過ぎ、このニオイにも、かなり慣れてきた今日この頃。

でも、1つだけ、まだ慣れないニオイが。
それは、みかんのニオイ。
柑橘系のニオイ、もともと苦手だけど、特に乗り物の中ではキツイ
こちらの女性たち(おばさんも若い人も)、相当みかんが好きみたい。
バスに座った途端に皮をむき始めたり
電車の中で立ち食いしたり
それに、こっちで売ってるみかんって、日本のに比べて、ニオイが強いような気が…(大きさや色あいも違うし)。

冬になってからというもの、バスに乗ると、柑橘系のニオイがぷう~んと漂ってきます。
それも、かなりの確率で!…ううう、拷問のよう。

「バス+みかん」この恐ろしい組み合わせ。
以前の私なら、間違いなく100%、車酔いしてます。
でも、最近はほとんど動じなくなりました。
「またかよ~」「誰だよ~」とものすごく小さい声でつぶやく程度です(小心者なので)。
慣れた、いや、鍛えられたんです。上海に。

でも、やはり、早くみかんの季節が終わるよう、願わずにはいられません。

イノシシ年?

2007-02-13 | 日々のできごと(上海)
春節目前。

今年は“ブタ年”です。中国では。
イノシシ年ではありません。

ご存知の方も多いと思いますが、中国語で“猪”とは“豚”のことです。

猪年というのは中国では「いい年」とされていて、結婚や出産が増えるそうです。
一方、中国国内にはムスリムの方も多いので、みんなが猪年を喜んでいるわけではありません。

今年、CCTVではブタを使ったCMは禁止!という通達を出したそうです。
ブタ年なのにブタCM禁止
莫邦富の中国ビジネス指南:猪を使ったテレビCMが禁止になった理由

企業は大慌てで、CM内容を変更してるとか。
でも、街中ではブタのハリボテなどが日に日に増えてます。
12年後はそれも禁止になるかも???

福州路にて

2007-02-11 | 日々のできごと(上海)
本屋や文房具屋が並ぶ福州路にて。


いつも安売りをしているボロい本屋を覗くと、山積みの本の上にデカい字で…



5元1斤


量り売りかよ~  (1斤=約500g)


そ、それだけです。終。


半日だけウルムチ・モスクめぐり

2007-02-10 | 中国(新疆ウイグル自治区)
カシュガルでの2晩の入院生活を終え、病み上がりの体でウルムチへやってきた老安と小安。天気もどんより曇り空。
気分も滅入りがちでしたが、乗り継ぎの時間を利用してのウルムチ観光。時間は大切にしなくては。
気を取り直して、まずは新疆ウイグル自治区博物館へ。改装されたようで、新しくてきれいでした。展示も充実していて、なかなか面白かったです。
もちろん有名な楼蘭の美女も。私は、きれいに残っているものだなあ…などと感心していましたが、老安は体調のせいか、ミイラとのご対面はつらかったようです。

博物館を出て、タクシーで街中へと向かいます。
人民路×解放路の辺りで下車すると、目の前に大きなモスクが。


汗滕格里(han teng ge li)清真寺。汗滕格里とは“王の中の王”という意味。
1882年建造。4階建てで、1階は店舗、2階は生活用のスペース、3階が礼拝室、4階は学校になっているそうです。


男性たちが大勢集まって来ました。白いひげの阿訇の話を聞き、お祈りをしています。
どうやら葬儀が行われていたようです。お祈りが終わると、棺を担いで行きました。


その後、解放南路に沿って歩いてみました。
まず見つけたのが、西大寺。すぐ近くにある汗滕格里清真寺に比べると、ずいぶん地味ですが、こんな至近距離にモスクが並んでいるだけでも驚きです。この辺りにウイグル族の人々がたくさん住んでいるというのが、よくわかります。


こちらは河州清真大寺。解放路から塔が見えたので、近くに行って見ると、結構大きなモスクでした。門の形もきれい。

こちらは東坊大寺。1877年建造。ビルに組み込まれちゃってます。なんか中国っぽくていいなあ。

こちらもきれいなデザインのモスク。
この辺りから、体力が消耗し始めたため、名前を確認する余裕がなくなってきました…


その後ろにあった建物もかなり大きかったです。イスラムの学校でしょうか。

交差点にはナンや果物を売る屋台が並び、羊肉串を焼く煙が漂っていました。

高層ビルが立ち並ぶ大都市ウルムチ。そこにはウイグルの文化が色濃く残っていました。

そして、夕方の便で上海へ帰って来ました。
ほんの数日の新疆の旅でしたが、ウイグルの雰囲気を味わえて大満足でした

今日、地下鉄の中で

2007-02-09 | 日々のできごと(上海)
オジサンが電話をかけていた。

ウェイ。(→もしもし)

ギュギュギュ (→?)

ニュニュニュ (→???)

ニョニョニョ (→?????)

ゲゲゲ (→!?)

ガガ (→



ギュギュギュ ニュニュニュ

ハハハ(笑)・・・

そして、オジサンは電話を切った。

会話はちゃんと成立していたらしい(あたりまえかぁ…)。
ひとこともわからなかった…
上海語でも広東語でも普通語に似ている単語があるので、だいだいの意味は想像できるものなんだけど。

オジサンが話していたのは、どこの方言???
さすが中国は広い!と実感した出来事でした。

紹興日帰りの旅

2007-02-07 | 中国(浙江省)
少し前に、紹興へ行って来ました。ちょうどいい時間に電車がなかったので、例によってバスにて。
上海南バスターミナルは、週末ということに加え、春節のチケットを買う人で賑わっていました。
私が買ったのは約30分後、9時45分発のチケット(74元)。
おやつも買い込み、いざバスへ。
が、そこには、今までで一番ボロいバスが。
老安、がっくり
今まで老安にさんざん長距離バスのゴージャスさをアピールしていた小安は、立つ瀬ナシ。
3時間ぐらいかかるかな?と覚悟してたら、路肩を突っ走る運ちゃんのおかげで、なんと2時間ちょっとで到着!
紹興バスターミナルからタクシーで最初の目的地・蘭亭へ。
ここで、魯迅故里とセットになったチケット(聯票)を購入(10元割引で110元)。

蘭亭は紹興の町からとても近いのに、緑に囲まれたのどかなところでした空気もキレイ(な気がした)。
山が全くない上海で生活しているせいか、山が見えるだけでホッとします
蘭亭は晋代の書家・王羲之が「曲水の宴」(即興で漢詩を読む会)を開き、そのときに「蘭亭序」を書いたことで有名です。が、今残っているのは、後世の書家たちが臨書したものだけです。本物はこの書を愛しすぎた太宗皇帝と共に葬られていると言われています
(気になる記事→乾陵の地下には王羲之「蘭亭序」真跡が眠っている?


こちらは有名な「鵞池」。王羲之が「鵞」を、息子の王献之が「池」を書いたという言い伝えがあります。

池に本当にガチョウが泳いでいるだけでなく、なんとこんなモノまでも…!すごーい

こちらは康熙帝が書いたといわれている「蘭亭序」の石碑。「永和九年…」う~ん、懐かしい~
詳しくはこちら→蘭亭のホームページ


通しチケットを買うと、観光地を循環しているバスに無料で乗ることができます。
このバスに乗って、魯迅故里へ向かいました。20分ほどで到着。


魯迅故居の周りは「魯迅テーマパーク」という雰囲気で道の名前まで「魯迅路」なのにはびっくり。
記念館もかなり充実してました。デスマスクもあり
魯迅の作品を読んだことがあれば、もっと楽しめたかも。


臭豆腐の香りが漂う魯迅路を足早に通り抜け、最後に向かったのは府山公園にある越王台と越王殿(8元)。
「臥薪嘗胆」がここから生まれた言葉だということを初めて知りました。
ホントに肝を嘗めてたんでしょうか? 想像するとかなりコワイですが。


行きのバスがボロかったので、帰りは火車にしようと思い、鉄道駅に行ってみましたが、3時間後まで空席なし。しかたなくバスターミナルへ。15分後出るバスのチケットを買うことができました(80元/上海・滬太路行き)。来るときとは比べものにならないくらい良いバスで、しかも乗客が10名もおらず、とても快適でした。

日帰りはちょっと慌しかったけど、憧れの蘭亭に行けて満足の一日でした。