東日本大震災:復興基本法案 自民案「丸のみ」圧力も
今日は、衆院の東日本大震災復興特別委員会が初めて開かれ、生中継があったので、午前・午後ともTV傍聴席に。答弁席には、政府の復興基本法案への対案を提出した最大野党の政調会長以下の議員も着席。
第一質問者の総裁は、震災発生翌日の福島原発での海水注入問題で、首相補佐官が21日の会見でで発表した「再臨界の危険性がある」という原子力委員長の発言を、「再臨界の可能性はゼロではない」と訂正したことについて厳しく追求しましたが、首相は相変わらずの逃げ答弁を多発し、噛み合いませんでした。
しかしながら、これには質問者にも問題があります。
この21日発表文書が、誰が何を基にどのようにして作成したのか、一般に云う『文責』が誰なのかを訊ねていれば、別展開になったように思います。
また、こんなことも考えました。
平時以上に緊急時は、間違いがあってはいけないはずなのに、情報の伝達や管理が、何んでこんなに脆弱なのでしょうか。
取調べ段階での可視化が議論されていますが、官邸の閣議室や危機管理室、その他の会議室に、航空機に取り付けられているヴォイスレコーダーと同じ仕組み、いやいや、そこまで厳重にしなくていいでしょう、広い部屋ですから、会議室の机にはマイクが設置されているので、常時録音をしておけばいいことでしょう。
首相が"海水の放水を止めろ"と発言したのではされる問題には、「放水を始めたとの連絡が入っていないのに、そんなことを言う訳がない」との答弁。
これには、官邸のホームページの記述を引用して迫りましたが・・・
どうして、「何故、大事なことが本部長たる首相に報告されないのか、危機管理がなっていないではないか」との追求が漏れています。
しかもこの問題、夕方の報道番組で知ったことですが、以前の衆院予算委員会で経産相が、時系列で詳しく説明したことと違っているのですね。流れた映像を見て、確かに見たことがあるようなと。
一般人の我々とは違い、国会議員ですから、しかも総裁ですからね、周りがきっちりと調べておかなければダメですね。
総裁に続き、野党第一党から三人が立って、被災地の現状などを踏まえながら、政府案より対案のほうが優れているとの論陣を張りました。
午後、質問に立った与党議員は、野党の対案には同調する部分も多いので、丸呑みとは行かないまでも、協議を重ね、成案を図りたいとしました。
被災地、被災者のために熟議し、後世に語られるものを成立させてくれることを心から望んでいます。
さて、夕刻の報道番組。特別委員会の審議を取り上げたのはよいのですが、冒頭の総裁と首相のやり取りが中心。そして、被災者の、「過去の発言がどうのこうので、被災者のことを考えてくれていない」などの映像を。続く論評者は、「検証はいずれ行なわれるのだから云々」と批判。
それはないでしょ!! 今日は13人が質疑に立ったのですよ。再臨界発言ばかりをやっていたのではないのですよ。
報道の基本は、あったこと(事実)を正確に伝えることです。
政権交代後、「言った・言っていない」「伝えた・聴いていない」と発言内容が二転三転することが頻繁に起こっていますね。
国民は何を信用してよいのやら。現状では、日本政府の国際的信用度は低落の坂道を急速に転げ落ちるだけで、三流四流どころか、どこの国からも相手にされなくなる日もそう遠くはないように思ってしまいます。
昨夜、「くじらと生きる」が放映されました。あの「The Cove」の町です。
明24日(火)深夜24時15分から総合で再放送されます。是非ご覧を!
今日は、衆院の東日本大震災復興特別委員会が初めて開かれ、生中継があったので、午前・午後ともTV傍聴席に。答弁席には、政府の復興基本法案への対案を提出した最大野党の政調会長以下の議員も着席。
第一質問者の総裁は、震災発生翌日の福島原発での海水注入問題で、首相補佐官が21日の会見でで発表した「再臨界の危険性がある」という原子力委員長の発言を、「再臨界の可能性はゼロではない」と訂正したことについて厳しく追求しましたが、首相は相変わらずの逃げ答弁を多発し、噛み合いませんでした。
しかしながら、これには質問者にも問題があります。
この21日発表文書が、誰が何を基にどのようにして作成したのか、一般に云う『文責』が誰なのかを訊ねていれば、別展開になったように思います。
また、こんなことも考えました。
平時以上に緊急時は、間違いがあってはいけないはずなのに、情報の伝達や管理が、何んでこんなに脆弱なのでしょうか。
取調べ段階での可視化が議論されていますが、官邸の閣議室や危機管理室、その他の会議室に、航空機に取り付けられているヴォイスレコーダーと同じ仕組み、いやいや、そこまで厳重にしなくていいでしょう、広い部屋ですから、会議室の机にはマイクが設置されているので、常時録音をしておけばいいことでしょう。
首相が"海水の放水を止めろ"と発言したのではされる問題には、「放水を始めたとの連絡が入っていないのに、そんなことを言う訳がない」との答弁。
これには、官邸のホームページの記述を引用して迫りましたが・・・
どうして、「何故、大事なことが本部長たる首相に報告されないのか、危機管理がなっていないではないか」との追求が漏れています。
しかもこの問題、夕方の報道番組で知ったことですが、以前の衆院予算委員会で経産相が、時系列で詳しく説明したことと違っているのですね。流れた映像を見て、確かに見たことがあるようなと。
一般人の我々とは違い、国会議員ですから、しかも総裁ですからね、周りがきっちりと調べておかなければダメですね。
総裁に続き、野党第一党から三人が立って、被災地の現状などを踏まえながら、政府案より対案のほうが優れているとの論陣を張りました。
午後、質問に立った与党議員は、野党の対案には同調する部分も多いので、丸呑みとは行かないまでも、協議を重ね、成案を図りたいとしました。
被災地、被災者のために熟議し、後世に語られるものを成立させてくれることを心から望んでいます。
さて、夕刻の報道番組。特別委員会の審議を取り上げたのはよいのですが、冒頭の総裁と首相のやり取りが中心。そして、被災者の、「過去の発言がどうのこうので、被災者のことを考えてくれていない」などの映像を。続く論評者は、「検証はいずれ行なわれるのだから云々」と批判。
それはないでしょ!! 今日は13人が質疑に立ったのですよ。再臨界発言ばかりをやっていたのではないのですよ。
報道の基本は、あったこと(事実)を正確に伝えることです。
政権交代後、「言った・言っていない」「伝えた・聴いていない」と発言内容が二転三転することが頻繁に起こっていますね。
国民は何を信用してよいのやら。現状では、日本政府の国際的信用度は低落の坂道を急速に転げ落ちるだけで、三流四流どころか、どこの国からも相手にされなくなる日もそう遠くはないように思ってしまいます。
昨夜、「くじらと生きる」が放映されました。あの「The Cove」の町です。
明24日(火)深夜24時15分から総合で再放送されます。是非ご覧を!