ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

ユニバーサルフロンティア理論より「真空とは何か(3)」

2012年10月15日 | Weblog
・真空のクーパー対

 以上より,陽電子とは騾馬電子を時間反転させた存在だとわかった.もちろん,陽電子を反粒子,騾馬電子を騾馬粒子に置き換えれば,すべてのフェルミオンにとって通用する.真空において,非物質としてのフェルミオンは,不確定性原理によって許されている時間(湯川時間という)だけ時間順行と逆行の動きを一往復しては消える存在である.往路と復路に関して同じ量子数を辿ることが許されないフェルミオンならでは,往路が左巻きであるならば復路は右巻きで対応する.なぜならば,往路に対して復路は逆巻きが同じ巻き方であり,さらに時間逆行は負エネルギーゆえに見かけとは逆の力学的効果を及ぼすから,左巻きにとっては右巻きががクーパー対を生じさせるからである.

このことから「時間反転は空間反転を含む」(T⊂P)と考えたらいいと思う.

 時間反転(T変換)が空間反転(P変換)を含むことは,デカルト座標で考えてもわかる.時間をさかのぼるということは,いま来た道を引き返すことであり,その際にはあらゆる空間座標の符号を逆向きにした動き方をするほかはない.真空のクーパー対とは,互いにそのような間柄の二つの素粒子であり,互いに粒子と反粒子であり,互いにエネルギーの符号が逆であり,互いに逆巻きのフェルミオンである.

以上をまとめたら,T=CEPという恒等式が得られ,私はこれを正しいと思う.

 このようなクーパー対が何ゆえに存在しているかといえば,やはり場の相互作用によるくりこみが原因であるように結論していいだろう.電磁場と強い相互作用の場についてだけを比べてみると,電磁場は異種電荷を近くによせ,強い相互作用は同種の電荷を近くによせる.マイナスの電荷を持つ電子は陽電子や陽子のようなプラスの電荷を引き寄せるし,くりこみ計算で出てくるクーパー対は反粒子としての成分を引き寄せて,同種の電子は遠ざける.それに対してクォークはクォークを周りに引き寄せる傾向があり,反クォークには斥力をおよぼす.
 くりこみ計算は(いうなれば)有り余ったエネルギーのこじ付けなんだから,騾馬陽電子と電子の対だと思う必要はなく,それだと電子は両者ともに弾いてしまうからだが,静電エネルギーを消費することによって陽電子と電子の対になっていると考えたらいいだろうか,これが標準解釈なのだろうけど,なにか違和感が残るのだが.
 いずれにせよ,騾馬陽電子と電子にしても,陽電子と騾馬電子にしても,互いの相互作用にせよ,外部環境の静電場にせよ「いずれも同じ方向へ向かって運動する」という性質を持っていることが厄介である.それにしても負質量の電荷を持った素粒子など存在するだろうか.電荷があること自体,そこには静電エネルギーがつき物であり,その静電エネルギーは電荷の正負にかかわらず正であるので「素粒子にとってエネルギーは非対称であるはず」なのだ.ということは「騾馬粒子にせよ,騾馬反粒子にせよ,時間反転をしておらない負エネルギー粒子は宇宙には存在しない」ことになる.

やはり,クーパー対といい,くりこみ部分といい,時間順行と逆行のT対称対だというのが正解である.

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