文十郎録

日々あれこれと感じたことなど

わしズム 天籟

2006-01-15 | 社会
耐震強度・私欲の集合は公にならず
今回の偽装問題の原因は、民間に任せたからだ。 という主旨だと思います。
色々書いてあるので、なかなか一言では書けないのですが・・・。
私は少し違うなあ、と思います。
単に法律を作る側の怠慢だろうと。
安く作れば弱い作りになることは子供でも分かる事なのですから、市場が大きな建築業界では「多少バレてもいいから、安く作ろう」という業者が出てくるのは当たり前の事です。 (多分、自動車業界でも種々の法の目をくぐる業者は居そう)
ですからそれを前提にチェックする仕組みを作ればいい話であり、それを作らないからチェックがされなかっただけの話でしょう。
法律の罰則も軽いのですから、「やらなければ損」と思っても不思議ではないと思います。
イギリスの様な「業者に保険加入を義務付ける」という案も議論されたらしいですが、「保険金に中小業者が耐えられない」という理由で見送られたそうです。
これも不思議な議論で、規模が小さくて保険に耐えられないなら企業合併等で企業規模を大きくすればいい話でしょう。
日本という村社会の中での業者に「やさしい政策」が原因だと思います。

これからも触れますが、米国からの市場開放要求に対して色々と批判されていますが日本の経済発展も米国の開放市場のお陰という側面もありますので、「お前の市場も開放しろ」と言ってくる気持ちも理解できるなあ、と思うところです。

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