文十郎録

日々あれこれと感じたことなど

高校教員は社会を知らない

2005-12-19 | 経済
先日、友人たちと忘年会で飲んでいた時(趣味の集まりです)その中に公立高校の教員が2人いました。
まあ、事の常として給料の話などになる訳ですが、「彼(2人の内の1人)は、学歴もすごいし同窓生はもっと貰っているのでもっと給料がよくてもいい筈」と言っていました。
さすが公務員(こう決め付けてもいけないのですが)、お金が支払われる仕組みをご存知ないとみえます。
お金は、貰う側が決めるのではなくて支払う側が金額を決めるのです。
給与(人件費)の総額が決まっているのですから、優秀な人に高い給料を出したければ内部で評価をして給料に差をつければいいのです。
でも前回そう言ったら「方法がない」などと馬鹿な事を言っていました。
また、大学の同窓生が多く貰っているというのであれば、教員などという職を選ばずに、その高額な給料をもらえる職業を選べばよかっただけの話です。

このような世間というか社会を知らない人が何を教育しようと言うのでしょうか?
少なくとも学校は世間に出る前の準備段階ですから、世間の内容を伝えて、生徒に心の準備をしっかりさせておいて欲しいですね。
こんなところにも、社会に出てから適応出来ずに引きこもってしまう要因を感じました。