雑感

葡萄舎の暖房は電気で、ガス、灯油は使っていない。
必然的に（？） 部屋の換気に注意を払わなくなるのは、私が無精だから？
葡萄舎で一番広いスペースはダイニングだが、
ワイン会場として使わないほとんど毎日は、通路としての機能しか果たしていない。
屋内では煙草を吸わない私が通り過ぎるだけの部屋だが、
窓を閉め切っていると何がしかの臭いがこもる。 加齢臭とは思いたくないが。

で、昨日、窓を開け放った。
昨日は冬とは思えない穏やかな日で、無風だったが、
今朝起きて、窓を閉めずに朝を迎えたことに気付いた。 なんとも無用心だ。
それはともかく、窓を開け放っても寒さを感じない冬なのだ。
Ｎ.Ｙ.では昨日が初雪だったというし、やはり地球はおかしくなっている。


私は、物を広げて準備するのは手早いが、片付けは苦手だ。
暇な時間が充分にあっても、片付けを先送りしてしまう。
お屠蘇の酒器セットは何日も放置されたまま。 鏡餅を乗せた三方もそのまま。
通路としてのダイニングを通るたびに、己がだらしなさを見て、
ついに昨日片付けた。
三方を新聞紙にくるむとき、見たら３年前の新聞だった。
ついつい見入ってしまったが、思えば、葡萄舎には新聞が無いのだ。
新聞を取っていなければ無いのが当たり前で、
新聞紙＝生活　と結び付けるのは短絡に過ぎるが、
所詮、葡萄舎はワインのための家、か。

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