2007年の家業は昨日から営業が始まっているが、
昔は1月2日が、年が明けて初めて仕事をする <仕事始め> だった。
仕事とはいっても、その日は形だけの仕事を行い、
その年の労働の安全や技能の上達を願う日だった。
農村では田畑に鍬を入れ、縄作りの作業を始め、田の神を祀って米や餅などを供え、
山村では、山の神を祀り、木の伐り初めを行い、
漁村では、船霊を祀って舟の乗り初めを行った、という。
商家では、初売や初荷が仕事始めに当たる。
私には農山漁村での 仕事始め の経験はないが、
私が預かっていた結婚式場で、ホテルの宴会部門で、レストランでは、
事務所の神棚前に従業員を集め、お神酒で乾杯するのが毎年の習わしだった。
年末には、フツーの清酒に熨斗が貼られたお神酒が、本社からデリバリーされた。
仕事始めにはそのお神酒で乾杯したが、
私が預かっている職場では、仕事始めの日の夜に盛大な新年会を開いた。
アルコールも、食材も、調理技術もふんだんにある職場だから、
月末に帳尻を合わせれば何でも出来た。 10年前はそれが可能だった。
あの頃、飲んで代行運転で帰宅する従業員など居なくて、タクシーを呼んだにしても、
何人かは運転して帰っただろう。 今考えると空恐ろしいことを見逃したものだ。
今日4日は官公庁の <御用始め> だ。
官公庁の場合は 御用始め などと用語も異なるところがなんとも日本的だ。
ニュースでは、証券取引所の大発会での振袖のお嬢さんが画面に映るだろうが、
株式や株価に無縁の私にはどうでもいいことで、
今日から 生ゴミの回収 が始まったことの方が 御用始め を実感する。
1週間分の生ゴミだから、そりゃすごい量で、ゴミ収集の作業は大変だろうが、
聞くところによると、クリーン推進課の職員は、
人も羨む、とてつもない退職金を貰う人達だというから、ま、いいか。
当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。
昔は1月2日が、年が明けて初めて仕事をする <仕事始め> だった。
仕事とはいっても、その日は形だけの仕事を行い、
その年の労働の安全や技能の上達を願う日だった。
農村では田畑に鍬を入れ、縄作りの作業を始め、田の神を祀って米や餅などを供え、
山村では、山の神を祀り、木の伐り初めを行い、
漁村では、船霊を祀って舟の乗り初めを行った、という。
商家では、初売や初荷が仕事始めに当たる。
私には農山漁村での 仕事始め の経験はないが、
私が預かっていた結婚式場で、ホテルの宴会部門で、レストランでは、
事務所の神棚前に従業員を集め、お神酒で乾杯するのが毎年の習わしだった。
年末には、フツーの清酒に熨斗が貼られたお神酒が、本社からデリバリーされた。
仕事始めにはそのお神酒で乾杯したが、
私が預かっている職場では、仕事始めの日の夜に盛大な新年会を開いた。
アルコールも、食材も、調理技術もふんだんにある職場だから、
月末に帳尻を合わせれば何でも出来た。 10年前はそれが可能だった。
あの頃、飲んで代行運転で帰宅する従業員など居なくて、タクシーを呼んだにしても、
何人かは運転して帰っただろう。 今考えると空恐ろしいことを見逃したものだ。
今日4日は官公庁の <御用始め> だ。
官公庁の場合は 御用始め などと用語も異なるところがなんとも日本的だ。
ニュースでは、証券取引所の大発会での振袖のお嬢さんが画面に映るだろうが、
株式や株価に無縁の私にはどうでもいいことで、
今日から 生ゴミの回収 が始まったことの方が 御用始め を実感する。
1週間分の生ゴミだから、そりゃすごい量で、ゴミ収集の作業は大変だろうが、
聞くところによると、クリーン推進課の職員は、
人も羨む、とてつもない退職金を貰う人達だというから、ま、いいか。
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