コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

京都支部学習会 4月

2010-04-18 23:35:19 | 「聞き方・伝え方」学習会
土曜日は京都支部学習会「聞き方・伝え方の学び」
先週参加した伝道研究会で聞いた話や、最近の関心事から、この日の学習会を楽しみにしていた。
参加者は9名。
初めての方から、久しぶりの方、レギュラーの方など様々。

いつもどおり2分間の黙想。
初めての方も居られるので、外から聞こえる音と、身体の内から現れるメッセージを意識してみることを先に説明して行う。
そして感じたことの分かち合い。

今回はミニカン実践の前に、少し試してみたいと思っていたことを。
ある「お題」をだして、そこから感じることを紙に書いてもらい、あとで皆で分かち合うという作業。
このワークをやってみたいと思ったのは、法座などで「どんな感じがしていますか?」などとたずねたときに、「わからない」「何も無い」と言う反応が増えてきていると言う話から。
私としては「何も感じていない」ということは無いんじゃないかと思っていて、感じていることを言葉にすることに抵抗があったり、相手に気に入られる答えじゃないからと否定したりしてるんじゃないかな、と思ったりしている。
なので、感じたことを言葉にしてみる練習って出来ないかなと。

そこで、まずは答えやすい「お題」を。
その中身は、また別に機会に行うかもしれないんで内緒にしておくけど、まぁ出るは出るは、その人の個性が現れるものから意外なものまで。

ここで大事なのは、どんな「感じ」があったとしても、それを批判したり詮索したりしないこと。
だから、ひとつのことに対して「白」と感じる人もあれば「黒」と感じる人がいてもOK。
さらに、他の人が表明してから「わたしもその感じがある」と後乗りもOK。
「似てるけどちょっと違う」というものも、独立したものとして拾い上げていく。
それらを黒板に書いていく。
「いろいろあるなぁ」という声が聞こえてくる。

そう、「いろいろある」んだけど、それをなかなか表明できない。
その場に「操作的なもの」があったり「抑圧的なもの」があったりすると、それにそぐわないものは他の誰でもない「この私」がまず否定して、「これは表明したらだめ」と決め付けてしまう。
だから、楽に、自由に、それぞれの感じたことを出してもらえたのはとてもうれしかった。

二つ目の「お題」はちょっと深いものに。
でも、一つ目で「なんでも表明しても大丈夫」という空気を皆が作ってくれたので、こちらも結構いろいろ。
「いつもの法座だったらまず言えないだろうなぁ」なんて声もきこえることも出てくる。

いやぁ、やっぱりみんないろいろ「感じ」を持ってるんだなぁ、と。
それを「出すと駄目かな」とさせるものがある「場」もある。

ちょっとそのことを確認させてもらった気がした。

そのあとで、3人組に分かれて、いつもの「聞き手・話し手・傍観者」にわかれて10分の実践。
初参加の方の組に入らせてもらって、私も参加。

ちょっとは「聞いてもらうことで、勝手に話していく」と言う感じを味わえてもらえたようで、ほっとした感じも。

その後、実践の分かち合いも兼ねて自由な座談に。

最初のワークが思いのほか盛り上がったんで、座談の時間が少なくなったけど、とても充実した学習会に。
参加の皆さんがどのような感じを持ったか、それこそ様々だろうし、様々でOK。
私はうれしかったってことで。

来月は、久々に日曜日に開催。
23日(日)
ぜひ、お試しを。

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