コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

真カ研月例会 11月

2006-11-16 23:04:02 | 真宗カウンセリング
水曜日に11月の月例会があった。参加者はいつもより少なく、早めに行われていた世話人会メンバーに私が加わっただけ。しかし、少ないなりにかなり深いところまで話が進んでいった気がする。

ここ数回続いている「セラピィの過程」をテキストに担当者のレジュメを交えながら深めていく。しかし、ただ知識として深めるだけでなく、目の前に”実践者”がいっぱい居られるわけで、話は自然と現代との関わりを通じた”生の問題”になっていく。実践者としてはひよっこの私は、いい話としてを聞かせてもらっていた。

後半になると、最近話題の分野(自殺問題・教育問題)などに移っていったが、親業を実践している私にはかなり身に迫る話題であり、思いを口に出来たように思う。

今回の月例会で印象的な部分として、テキストとしたロジャースさんは「関係を作ればかならず成長する」という信念というか確信を持って人と接していること。対して、私は仏法を通じて「縁あれば相手を裏切ることも辞さない種を持っている」というところにたって人を見ていることがハッキリした。しかし、これは成長の可能性を否定するものではなく、そういう人間観をベースに、ロジャースさんに学んで「関係」作りを通じて信頼を築き、そこからの触れ合い、育ちあいを求めて行きたいと思っている…そんなことを考えている自分に出会えた。

気分的には重いものを抱えて参加した会だったが、その思いとは別のところで充実感を浴びて帰れた。

「かりもん」氏も別の視点でこの会のことをブログに書かれていました。
http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_1d92.html


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