コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

25年度の京都市PTA連絡協議会研修会

2013-06-16 23:57:23 | PTA

先週、表題の研修会がありました。
いろいろ所属している中で、市P連はまだ25年度への引継ぎが終わっていません。
という微妙なタイミングですが、PTA会長・PTA役員5年歴任者の表彰や、広報誌コンクール入選校の発表などもあるためこの時期に。
新役員、新会長の紹介も行われました。

第2部の講演会は「佐々木則夫氏」をお迎えしての「佐々木流 人材育成術」というテーマで。
女子サッカーのなでしこJAPANを率いて、国際大会で実績を上げておられる監督のお話は、組織作りという点や、学校でのスポーツ育成の点でとても参考になるものでした。

ポイントの一つは、指導者が1から10まで指示するのではなく、選手自ら考えてプレーさせるということ。
そのために、理解度の高いものをキャプテン(リーダー)にして、そこに大部分を任せる。

最初は8割9割を指示して理解させていたのが、指示は2割あとは選手が考えるという形が出来上がってきたそうです。


これは同時に、体罰や厳しい言葉で指導することがなくても、関係作りがしっかり出来ていれば結果につなげることが出来るということ。
もちろん、そこには監督のお人柄と、確かな育成・戦術のバックボーンがあるからでしょう。
翻れば、その部分に自信のない指導者が、指導力があるように見せかけるために”力で抑える”ことしか手段がなく、結果良好な関係が築けないという事ですね。

私自身は、なんでも自分で動いてしまうタイプですから、後進の育成が苦手で、もともと能力のある方が継いでくださったおかげでぼろが出ずに済んでますが…


こういう素敵なお話を聞かせていただけるから、PTAの役というのはお得な気がします。

いつものことですが、ここに書いているのは高橋がこう聞かせてもらったという部分で、内容に関してはごく一部分でしかありません。
興味のある方は、ぜひ直接佐々木氏のお話に触れてください。