或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

ハンガリーでの妊娠・出産に関して

2006年07月09日 | ハンガリー(妊娠・出産)
ハンガリーで出産するのに、妊婦時代から通うのを公立病院とすればかなり
割安になりますが日本人には勝手が分からず戸惑うことが多いでしょう。

個人的にFirst Med Centerから私立テルキ病院へという形で幸せなお産が
できたので、これについて少し報告しておきます。今後、ハンガリーでの
妊娠・出産を考える際の助けになれば幸いです。

そもそも、自分が病院にかかった場合、夫の会社が欧州の民間保険会社に
加入していれば、一般的に「妊娠・出産」は保険でカバーされます。この点を
確認しましょう。全て自費では、ハンガリーで妊娠・出産することはなかった
ろうというのが率直な感想です。

First Med Centerはブダ側のモスクワテールから程近いビルに有り、
受付・医師・看護士まで英語が通じるため、多くの日本女性が妊娠・出産
までのお世話になっています。記事下のホームページを参照すると
分かりますが、英国やアメリカで訓練をつんだスタッフを多く揃えており、
クリニックの雰囲気は西側的で大変明るいです。患者は外国人と裕福な
ハンガリー人が多く、診察代も毎回かなりの金額です。

この場合、妊婦時代の定期検診はFirst Med Centerで受け、普通、重い
つわりによる点滴入院や出産は提携先の私立テルキ病院になります。但し、
私立病院ですから設備等新しく英語が通じるなど大変恵まれた環境のため、
金額はかかります。保険でカバーされていれば全く気になりませんが、
出産だけなら他の施設でもできると割り切り、「定期検診はFirst Med
Center、出産は公立病院」という方もあるようです。

こうした方のため、First Med Centerで行われた妊婦学級(英語)で
助産士さんから解説がありました。公立病院で出産入院すると、コップも
皿もフォークもスプーンもスリッパもバスタオルも入院中に着る服も産後
使うナプキンに至るも、とにかく身辺で使用するもの全て持参する必要が
あるという説明を受けていました。はたで見る限り、相当の不自由を覚悟
する必要がありそうでした。

では、私立テルキ病院はどうかといえば、その正反対。入院する部屋は
個室のため感覚はホテルです。シャワーボックスとトイレ・洗面台のある
バスルームとシングルベッド2つがあり、バスタオルは用意されています。
食事をとるためのテーブルと椅子2脚があり、テレビもあります。

ブダペストでなくテルキ町という隣町の緑に囲まれた高原のような場所で、
その田舎風景は心を休めてくれます。食事はメニューが各室にあり、希望表
の回収時刻までに食べたいものを書き込むと、朝昼夜、サーブされます。

入院日数は個人差があると思いますが、First Med Centerの先生を介して
私立テルキ病院で出産した私の場合、初産であることも配慮されたのか
通常の日本と同様に1週間いました。入院中、授乳の訓練やオムツ替え・
ベビーのお臍の手入れ、沐浴のさせ方などを学びました。日本の出生届に
必要な書類は、退院日までに病院側が用意してくれました。

普段から病院見学を受け付けているので、興味がある方は実際に足を
運ばれるのも良いと思います。(妊娠中、First Med Centerに通い、助産士の
妊婦学級を受ければプログラムにテルキ病院見学が含まれています。)

First Med Centers (旧 American Clinics International)
Hattyuhaz 5F H-1015 Hattyu utca 14 Budapest
Tel: 36-1-224-9090
Fax: 36-1-224-9091
First Med Center HP(英語)

※カテゴリー欄から「妊娠・出産・子育て」をクリックすると
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参考:
First Med Centerとテルキ病院
医療機関(よろず役立ちメモより)
出産のこと

コメント (5)
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