或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

ハンガリー人の親切さ

2006年07月07日 | ハンガリー(赤ちゃんと一緒)
ここのとこ、ハンガリー暮らしの苦労ばかり書いてきたので、今度は
良い話を・・・。

一般にハンガリー人は年齢や男女を問わず、公共の場、特に交通機関で
老人・妊婦・ベビーカー連れ・身障者と乗り合わせると席を譲る、
手を貸す、ゆっくり通れるよう道を作ってあげるなど大変親切です。

抱っこひもを使用してbabyと路面電車を利用することがありますが、
停車駅手前で立ち上がるとブレーキで体が傾いたりします。このとき
ドアー近くに座っているおばさん、おばあさんは大抵、何も言わず
反射的に背中や腰を支え倒れぬよう守ってくれることが多いです。
とても自然にしてくれるので御礼を述べつつ下車するとき「これこそ
ハンガリーのいいところ!」といつも思います。

子連れの場合、ベビーカーの上げ下ろしが最も外出を気重にさせること
ですが、これもサッと手伝いに行くのが紳士と教えられているのでしょう。
少年からお年寄りまで、体が動く人は少し離れたドアの前に居た人でも
手を貸しにいきます。もちろん、女性も率先して手を貸します。

日中男性の少ないときは、10代20代の若い女性よりオバサンのほうが
親切です。苦労を分かっているから成せることなのかもしれません。
おばさんの親切といえば、実は、靴紐を結んでもらうという究極の
親切を2度も受けました。

抱っこひもで外出中、解けた靴紐を結びたくても、かがむとbabyを
押しつぶす形になるため、紐を集めて引っ張りかかとにはさむ程度
の応急処置しか出来ません。それを見かねた通りがかりのオバサンが
何も言わずスッと手を伸ばして結んでくれたのです。2度目は3日前
のこと。今度は随分離れた所から寄って来て、両手に持った荷物を
置いて結んでくれました。本当に有り難かった。

同じ親切を日本で受けられるだろうか、してあげられるだろうか、と
思うとハンガリー人の親切さ、そのさりげなさには教えられることが
多い今日この頃です。
コメント
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