南薩鉄道5号機?

2011-04-13 05:56:32 | 鉄道模型
このカツミとは別に、私は珊瑚模型店の なんさつ のキットを持っている
1980年ごろだろうか、発売されてすぐに手に入れて小名浜臨港鉄道C358を作りたくて、
でも肝心の動輪がそのまま使えなくて、ずっと手を出せずウズウズしていた
小名浜C358は後にエコーモデルのキットで作った

実物の南薩鉄道5号機が珊瑚の製品とまったく印象の異なる事に気づいたのはしばらく経ってからの事だった
珊瑚のキットはずんぐりむっくりしているのに実物はいくらか華奢な印象さえ受けた
鹿児島交通加世田駅構内に放置されたこの機関車の写真は雑誌で昔から何度か見たことがあったが、
あまりの違いに珊瑚と結びつかなかったのだ

模型がずんぐりむっくり見える理由はサイドタンクの高さゆえなのだと思う
珊瑚の なんさつ もカツミのCタンクも縦型モーターを収めるためにサイドタンクがスケールより3ミリほど高いのだ

さらにカツミは小さめ(13.5→12.0)の動輪を履いているのでますます南薩から遠ざかっている
サイドタンクの大きさと合わせて考えると南薩5号機よりも前に汽車会社が作った相模鉄道1-4号機(後の省1355型)
その中でもキャブ窓デザインの同じ後期落成分の1924年製に似ていると思う
(ただし相模のサイドタンクにはリベット無し)

そこで小名浜臨港鉄道が保有したもう1輌の汽車会社 C306に連想が飛ぶ
これは相模1→省1355→小名浜C306 と転じた機関車で相模のCタンクの中でも前期の1923年製
で、ほぼこのカツミCタンクと車体サイズ 動輪径が一致する
ただし、まったく残念なことは1923年製であるのでキャブ窓のデザインがまったく異なる

つまり私がC306のネタにするには珊瑚でもカツミでも、キャブとサイドタンクを捨てなければならないことになる
だからこの模型は分解しない
なんで買ったんだろう (笑
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