【設定情報】ファイヤースパウン

　ファイヤースパウンとは業火の落胤といった意味合いで、スコットランドに存在する魔術師の一群の名称です。
　長はセイルディア・エルディナントウッド・グリーンウッド。精霊魔術、錬金術、キメラ学等様々な分野を研究しており、研究の分野によって異なる姓を与えられています。したがって、別に同じ姓を持つ者すべてに血縁があるわけではありません。

　グリーンウッドは精霊魔術が専門の魔術師に与えられる姓で、一五〇〇年代初頭においてグリーンウッドの姓を名乗っているのはセイルディア・グリーンウッド本人とセアラ・グリーンウッド、精霊魔術師でありながらキメラ学や錬金術、魔具の研究にも手を出したウォード・グリーンウッドの三人だけです。

　セイルディア・グリーンウッドはもともとほかの小説からの輸入キャラで、FF7を題材にした二次創作の登場人物でした。といっても当時からすでにガソリンや軽油を使った内燃機関が主流だったりハーキュリーズみたいな航空機、ヘリコプター、曲面スクリーンによる光学明細を装備した戦闘用のロボット、スポーツカーが存在したりと、FF7の独自色は今思えばあまりありませんが。
　ビフォア・クライシスよりさらに前の時期、BC開始時点ではすでに壊滅した国家と神羅の戦争の際に棄て駒にされた特殊部隊の小隊長として登場し、事実を知ったのちに当時の関係人物を殺害していく復讐者でした。
　魔法の技能は今と同じで、戦闘力は初登場時のべジータとフリーザ様並みの差がありました。ちなみに主人公の様に見えてア―カード並みのラスボス感漂うチートの塊でした。
　ディープグラウンドで行われた人体実験の結果全部で五十三体の召喚獣を体内に取り込み、彼らを自在に受肉させて『分体』することが出来ます。正確には本人も含めた五十四の召喚獣からなる群体で、すでにセイルディア・グリーンウッドという個人は存在していません。
　個人の魔法戦技能は一時期在籍していたソルジャー部隊でも突出しており、格闘戦の能力が高いところも今と同じです。

　ここらへんの設定はセイルディア・グリーンウッドにそのまま流用されており、肉体も人間のものではなくなっています。千年近く生きており、現代パートでもまだ健在です。