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【製作裏話的な何か】キメラについて・量産型編

2014年11月28日 23時15分30秒 | 製作裏話的な何か
 以前の記事で記述した通り、キメラにはカスタム・メイドの通常のタイプと量産型の二種類が存在します。
 カスタム・メイドのキメラは通常繁殖能力を持っており、量産型キメラは繁殖能力を持っていません。
 量産型キメラは通常施設警備や防衛体制の整備など、基本的には守備防衛のために使われることが多いです。
 作中に登場する量産型キメラはアルマゲスト本拠地の鎧やラッサーレの城の鎧などです。……あれ? なんで全部鎧?

 ちなみに鎧キメラが大量に登場したのは狙ったわけじゃないです。

 アルマゲストの鎧はLDKに最初から登場してたけどラッサーレのお城破壊ミッションはあとから加筆したもので、書いてる最中はアルマゲストの鎧にまったく思い至らなかったのです。悪趣味な調度品型キメラとか考えてるのがすごく楽しくて。

 まあそれはともかく、量産型キメラは基本的にすべて同一の遺伝子情報を持っており、能力やスペックはすべて同じです。これは後述する機能導入プログラムを利用するための仕様です。あ、そういえば地下遺跡の恐竜キメラもいましたね。

 調製槽から出されたばかりの量産型キメラは生まれたての赤ん坊、というよりもただ単に生きた肉の塊みたいなもので、自我意識はもちろん本能的に呼吸することさえ出来ません。
 機能導入プログラム自体は生まれたての赤ン坊みたいなキメラに対し体の動かし方や人類の言語、武器の扱い方やその他拠点防衛のために必要な情報を脳に直接焼き込むことで、肉体的にはすでに成熟しているもののハイハイすることさえ出来ないキメラを即戦力にするもので、これによって近似したスペックのキメラの群れをほぼ均一の能力を持つキメラの一大軍団に仕上げるのです。

 ちなみにカスタムタイプのキメラの場合は現存する生物種をベースにして造られており、本能と知能によって自身の持つ装備や能力をある程度理解しています。プログラム自体は次世代に継承されないため、プログラムの開発は行われていません。

 ちなみに恐竜キメラの様にわりと特殊な装備を備えたキメラもいるのですが、あれはウォード・グリーンウッドが古代遺跡に残っていたデータとサンプルとしての恐竜の組織片を用いて再現したもので、当時の一般的なキメラ研究者が再現することは不可能な代物です。
 なお、フランスにいたときのステイル・エン・ラッサーレは祖先数代にわたって昇華したキメラ調製技術を持っており、世界最高レベルのキメラ研究者でした。
 キメラに安定した繁殖能力を持たせるのは難しいので、その意味では六種類のキメラすべてに繁殖能力を持たせるのに成功してるあたり、調製データの蓄積を城ごと消滅させられたあとでもかなり高度な研究者だと言えるでしょう――まあキメラに繁殖能力を持たせることが出来るのと、そのキメラが安定して子孫を増やせることは別問題なんですけど。

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