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【設定裏話的ななにか】『点』とか『門』について

2016年02月11日 23時32分36秒 | 製作裏話的な何か
 さて、今回の更新でもまた『門』とか『点』とか出てきたわけですが。

 『点』や『門』に関してはたびたび作中でセアラやアルカード視点で解説してるのですが、あらためて説明しておこうと思います。
 『点』は地脈同士の衝突によって生じる魔力の吹きだまりの様なものです。
 地脈は地球と呼ばれるこの天体の内部を走る生命力の流れで、要はライフストリームですね。地脈は北極と南極の間でめぐっており、ちょうどメロンの筋みたいに地中を縦横無尽に走っています。星の血管ですね、簡単に言うと。
 地脈はメロンの筋なのでそこらじゅうで合流と分岐を繰り返しているのですが、その際の合流の角度が悪かったり複数方向から衝突する様にして合流すると、合流地点に流れ込んだ魔力が巧く流出せずにその場所にとどまったり、浅いところでは地表に噴き出すことがあるのです。

 正常な合流の仕方はこんな感じです。いつも通りイメージ図が適当なのは、マウスで書いてるからです。


 こちらは駄目な例。こんなふうに正面に近い角度で衝突したり、複数の地脈がぶつかり合う様にして合流すると、巧く流れだせずにその場にとどまって、


 地表に噴き出したりするのです。ちなみにこういった『点』は地球のエネルギーの集中しやすい場所が多く、火山帯や活断層には細かい『点』が多数存在しています。このため、日本には小さな『点』が複数存在するほか、活・休・死を問わずに富士山などの火山の地下には結構大きな『点』が存在します。
 ちなみに火山帯や地震の多い地域では中小規模の『点』が大量に存在し、そうでない地域では大規模な『点』がまばらに存在していることが多いです。
 噴き出した無属性の魔力を大気魔力、ミスト・ルーンとか精霊と呼ぶのですが、これが一ヶ所に大量に集まると霊場を形成、周囲の影響や異界に存在する高位の霊体の恣意的操作などによって異界に存在する霊体のみの超存在=天使や悪魔といったものたちがこっちに顔を出すための抜け道、『門』を形成するのです。

 結局名前を考えてない蜘蛛型ヤブ神の場合は神社に避難してた近隣の住民が第二次世界大戦中の米軍の焼夷弾投下によって大量に焼け死んだという前振りで『門』は惰性を帯びて地獄とつながり、蜘蛛は惰性の影響を受けて祟り神になったのです。
 なので、第二次世界大戦前は意外にまともだったのかもしれません。

 また、ポルトガル近海のウォード・グリーンウッドの実験施設が存在した遺跡の地下にあった『門』は流量こそ少ないものの地表に大気魔力として噴出しなかったために大量の魔力がその場にとどまって澱み、向こう側からの操作によって地獄と接続され、アスタロト顕現の触媒になりました。

 ポルトガル近海の地下にあった施設で大量のエイリアン悪魔が出現しましたが、彼らは本来こっち側には出ても来られない、出てきたが最後存在を維持出来ずに崩れてしまうほどの弱い霊体です。
 そんな彼らがあれだけ大量にモヤシみたいににょきにょき生えてきたのは『門』から噴き出してきた精霊を取り込んで自身の肉体を維持するのに転用出来たからです。
 逆に言えば彼らは『門』からある程度離れてしまうと、精霊を補充出来ないまま取り込んだ精霊を使い尽くして消滅してしまいます。そのため『門』の周囲の大量の精霊が存在する場所にとどまっていなければならないのですが、人間を含む生命体――自我のはっきりした生物であればある程良く、人間がもっとも食料としてはよいのですが――を食べることでその魔力を取り込み、存在可能な時間を延長することも出来ます。しかし消耗が速いために、ほぼ四六時中食べていなければなりません。
 したがって、ポルトガル地下では顕現した下級悪魔たちは――周囲に人里が存在しないために――地下から外に出ることは出来なかったでしょう。
 逆に言えば、人里に近い場所の『門』で顕現した下級悪魔たちは、取り込んだ魔力を使い尽くす前に食料調達のめどがつきさえすればこっち側で存在を続けることが出来るのです。
 彼らは魔力供給のあてさえあれば物理的な攻撃手段だけで破壊するのはほぼ不可能なので、さながらAVP2みたいな状況になることでしょう。人里に解き放たれた下級悪魔は、極めて危険です。

 ちなみに『点』の周囲はその性質上、その周囲よりも肉体から抜け出した霊体が長くとどまる傾向があり、心霊写真とかがよく撮れます。あと、占い師の占いもよく当たります。

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