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Bridge Over Troubled Waterのライブ音源

2017-03-21 18:00:00 | CD

Simon & Garfunkelの作品の中でもおそらく最も有名な曲の一つ。このデュオは同名のアルバムを最後に 1970年に解散するが、曲の後半にベースやドラム、それにストリングスを加えて壮大なエンディングとなっている。あまりにも聴き馴染んだせいか、次第に Garfunkelのボーカルがストリングスに埋もれてしまうような曲の作り方に聞こえ、耳につくようになってきた。

特にリマスターされた CDでレコーディングの初期テイク(ストリングスなし)が聴けるようになってから、さらにその気持ちが強くなってしまった。そんな折り、1969年の Live CDが発売され、音質と演奏のよさでしばらく愛聴していた。まだ未発表だったこの曲に対する観客の反応が非常に大きかったことは、その後の大ヒットを彼らに確信させるものだっただろうと思われる。

動画サイトを見ていると、他のライブ音源がいくつかアップされていて、LP発売後のライブでこの曲を何度か歌っていることがわかった。その中で特に素晴らしいと思ったのが、解散間際のオランダでのコンサート。Concertgebouwでの5月2日のコンサートだが、Paul Simonは歌わず(演奏せず?)、Art Garfunkelとハリウッド出身のピアニスト(おそらく Larry Knechtel)だけの演奏。歌い終わった後の拍手と床を踏み鳴らす音の大きさで観客の感動が伝わってくる。Concertgebouwはクラシックのコンサート会場として有名で、音響が非常にいいらしい。

動画サイトの音源はモノラルだったのが少々残念だが、現在聴くことができる演奏の中では最も良いのではないだろうか。そこで何か新しいライブ音源として発売されているのかと思い検索してみると、オランダの放送局が録音した CDが発売されていた。おそらくソースは同じ音源だろう。

"Tripping Down The Alleyways" というタイトル。先月発売されたばかり。それに1968年のライブCD "Homeward Bound (Radio Broadcast/1968)" も同時期に発売されていた。

正規 CDかどうか怪しい気もするが、とりあえず発注してみることに。

以前 hmvからの案内で、Keith Jarrettの Koln Concertから間もない頃のコンサートの CDが発売されたことを知り、大いに期待して発注したところ、音質も非常に悪く、大失敗。正規盤ではなく海賊盤ようだった。大手の業者でも海賊盤を扱うのだと知った次第。

amazon ukでは mp3のダウンロード販売が行われ、amazon usでは CDが4月に発売されることが書かれていた。そうなると正規盤? 日本版も発売となるのかもしれない。

"Homeward Bound (Radio Broadcast/1968)"については入手できない旨の記述に切り替わっていた。amazon ukではまだ売られているが。

 

補足:

"Tripping Down The Alleyways"が届く。早速聴いてみたが、テープの経年劣化のためか、一部聞き苦しいところがあった。おそらくマイクの特性だろうが、16kHz以上は減衰して録音されていない様子。また、Bridge Over Troubled Waterを Garfunkelが歌い終わった後の大きな拍手と床の踏み鳴らしが短くカットされていた。やはり2枚組にしてゆったりと聴ける CDの発売も待ちたいところ。

 

 

補足:

1968年のライブCD "Homeward Bound (Radio Broadcast/1968)"がようやく届く。早速聴いてみると、かなり音質は悪い。本当にラジオ番組用の収録だったのだろうか。それに圧縮音源からのマスタリングのようだ。やはり海賊盤か。


モルゴーア・クァルテットの新作が出るらしい

2017-03-04 00:00:00 | CD

今週3月1日の NHK FMベストオブクラシックで、N響の第1835回定期公演(昨年5月14日)から2曲が放送された。

- N響と共演したソリストたち -(1)
「2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365」
モーツァルト:作曲
(ピアノ)チック・コリア、(ピアノ)小曽根真、(管弦楽)NHK交響楽団、(指揮)尾高忠明
(30分05秒)
~2016年5月14日 NHKホール~

「アルマンドズ・ルンバ」
チック・コリア:作曲
(ピアノ)チック・コリア、(ピアノ)小曽根真
(3分45秒)
~2016年5月14日 NHKホール~

当日の演奏は NHK FMでライブ中継されたが、あいにく定時の設定で録音したため、冒頭の武満徹「風の盆」とこの2曲は録音できなかった。この再放送はありがたかった。ネットで見ていると、翌日の演奏会ではアンコール曲は、Spainだったらしい。これもぜひ聴いてみたいもの。

また、当日の模様は Eテレで7月3日(日)のクラシック音楽館で放送された(N響コンサート 第1835回定期公演)。たまたま番組表でこの放送に気がつき録画したのだが、見る機会がなくやっと確認した次第。

この演奏を見ていると、CDなどで見覚えのある演奏者がいるのがわかり、検索すると下記のサイトに行き当たった。

モルゴーア・クァルテット

http://columbia.jp/morgauaquartet/

 

なんと新作が8日に出るらしい。今回は昨年亡くなった Keith Emersonへの追悼盤とのこと。タイトルは Tributelogy。どこかで見たようなタイトルだが、ジャケットも正に ELPの Trilogyがモチーフとなっている。

モルゴーア・クァルテットが演奏するプログレの名曲を、以前 NHK BSで放送していた。

クラシック倶楽部 モルゴーア・クァルテット~プログレッシブ・ロックに挑む~
2013年10月31日(木) 午前06:00~午前06:55

時折再放送されている様子。

 


George Harrison - While My Guitar Gently Weeps

2016-04-01 00:00:00 | CD

George Harrisonの名曲。Eric Claptonのギターが冴える曲として長年親しんできたが、Harrisonのアコースティックギター1本のバージョン(デモテイク)があることを Anthology 3が発表されたときに知った。それから20年、ようやく購入に至る。改めて聴くとシンプルで心に沁みるといった印象。

Anthologyは多くの別テイクや未発表曲が収録されているが、オリジナルアルバムに収録されていてもおかしくないものも結構あった。しばらく楽しめそうだ。


Led Zeppelin - BBC Sessions

2014-11-11 21:00:00 | CD

随分前に購入した CD。 ふと PCでも聞きたくなる落ち着いた曲もあるので、取り込んでみた。 2枚組の1枚目はモノラルだが、2枚目はステレオ。これはいいとして、意外なことを発見。 2枚目CDを再生してスペアナでみると、FM放送そのもの。19kHzの分離信号まで入っていた。この CD音源は FMチューナーから録音したもので、スタジオでのオリジナル音源ではないようだ。それも 19kHzの信号にぶれがないことを考えると、デジタルレコーダーを使っているようだ。DATで放送を録音したのだろうか。

しかも興味深いことに日本の NHK FM同様、14-15kHzのあたりに大きく音をカットされた部分(ノッチ)がある。日本でも NHKのローカル放送には同様の落ち込みがある。BBCではどうなんだろうか。地方で受信した FM放送が音源になっているとは考えにくいのだが。だが、この信号処理は一体何のため?

FM放送を使った理由は何だったのだろう。ひょっとしたら、すでにオリジナルのスタジオ音源は失われている?


安いのには訳がある(2) - Real Gone Jazzの CD

2014-03-09 12:00:00 | CD

以前異様に安い CDを購入したら、mp3から作られたものだったが、それ以上に安い CDが売られている。Real Gone Jazzというシリーズ。ネットショップだけではなく、地元の輸入CDも売っている店の店頭にもカゴに並べられていて、店員も来店者に勧めている様子。

性懲りもなく Modern Jazz Quartetの Eight Classic Albums、Seven Classic Albums Vol.2を購入。
まだ聴いたことがないアルバムが含まれていたためだが。

早速 Not Nowの CDと同様、確認してみるとこちらもすべて mp3由来の音源だった。しかも同じアルバムの中に異なった圧縮形式の音源を使ったものもある様子。
こちらも再発専門の CDレーベルかもしれない。mp3音源特有の音質が気にならなければお安く購入できるが、正規アルバムも並行して販売されていることが多いため、著作権的にもダークな印象は残ってしまう。