ショパンの有名な作品。ジャズでもよく取り上げられている。かつて FM東京系列でオン・エアされていたアスペクト・イン・ジャズのテーマ曲にもなっている(Gerry Mulligan: Night Lights)。 NHK FMのゴールデン・ジャズ・フラッシュという番組で、この曲の Piano/Keyboard, Electric Bass, Drumsの Trioによる演奏がかけられたことがあるが(Quartet編成かもしれない。Vibraphoneの音があるようなないような・・・・)、今もって演奏者名がわからないまま。amazonなどは mp3の試聴ができるが、8分を超える長い演奏はわずかしか登録されておらず、該当するものがなかった。ひょっとしたら曲名を変更しているかもしれない。そうなるとお手上げ。
NHKクロニクルでテレビ番組だけでなく、ラジオ番組も検索できるようになっているが、残念ながらこのゴールデン・ジャズ・フラッシュはまだ放送リストが公表されていないようだ。当日のタイトルは "秋深し" (1)Play Classicということで、クラシックの名曲をジャズで演奏したものを特集。翌週は(2)夏の思い出デン・ハーグというサブタイトルで、オランダで毎年開催されている North Sea Jazz Festivalなどの紹介。この2回の番組担当は本多俊夫氏。 スメタナのモルダウの流れ(演奏者不明 piano trio)、Going Home(LA4), Red Dragon Fly(日本の童謡 "赤とんぼ": dragonflyではなく dragon fly)(Jim Hall)がかかった次の4曲目(?)。Prelude in E minorの次は、白鳥の湖(Hubert Laws)だった。ピアノのタッチやチョッパーを多用するベースから Ramsey Lewis Trioかと思っていたのだが、該当する曲が見つからず。 とてもいい演奏だっただけに、ぜひ CDまたは LPを入手したいところ。
調べてみると、Jim Hallのアルバムは 1981年に発表された Concierto De Aranjuez(邦題: 新アランフェス)のようだ。白鳥の湖は Chet Baker, Jim Hall, Hubert Laws: Studio Trieste(1982)だったので、ゴールデン・ジャズ・フラッシュはその秋(以降)に放送されたものだろう。1980年か 1981年とばかり思っていたので、記録をきちんと残しておかねばと改めて痛感した次第。FM雑誌を収蔵している図書館があればいつか調べてみたいが、ネットで検索しても国会図書館のほか、数えるほどしかないようだ。NHKが過去のデータを公開してくれればよいが。 番組で North Sea Jazz Festivalは 7月13-15日(金・土・日)に開催、と本多氏が喋っていたので、1984年秋の放送のようだ。
反省点: 録音時に曲紹介はカットせずに残しておくべき。 他にもCDが出ていれば購入したい演奏者・曲目不明の録音がいくつかある。