My Life & My Favorite

ぐーたら専業主婦の引きこもりブログです(笑)

【宝塚】ベルサイユのばら2001 宙組

2010-01-22 10:51:25 | 宝塚歌劇
池田理代子氏作のマンガ、「ベルサイユのばら」はあまりにも有名ですが、
宝塚歌劇の代名詞とも言える作品がまた「ベルサイユのばら」です
1974年に初演された時は空前絶後の大ブームを巻き起こし、社会現象となりました。
宝塚ファンでない人も、「宝塚歌劇」と言えば「ベルサイユのばら」を
思い浮かべるのではないでしょうか。

2001年には、私の大好きな娘役さんが、あのマリー・アントワネット役に・・・

ただ、宝塚ファンの私に言わせて頂きますと、脚本・演出を担当された植田紳爾氏の作品は
どれもセリフが臭いし古風だし、無駄な長セリフが多いし、無駄な場面も多いし、
中弛みしやすいし・・・と色々文句をつけたくなります
原作の「ベルばら」ファンが宝塚の作品を見ても、原作との違いに
唖然とすることでしょう。
初演当時の楽曲を使っているため、曲調は歌謡曲ですし・・・。
それでも名曲は名曲だと思いますが。

宝塚のベルばら出演者も、この古風で長いセリフを言わされて果たして
役に入りきれるのかなぁ?と余計な心配をしてしまいます。

それでも花總まりさんのマリー・アントワネットは素晴らしかった
歴代のアントワネット役の方々が演じて来た少々歌舞伎っぽい独特の言い回しや
強烈なイメージのアントワネット達を彼女なりに咀嚼して消化して、
見事彼女なりの燦然と輝くアントワネット像を作り上げました

原作にはない、「マリー・アントワネットはフランスのじょおぉおおお(女王)なのですからっ」という
宝塚独特のセリフも、彼女の品格と、類稀な美貌で素晴らしい名場面に


↓チュイルリー宮に移され、「ガラスの城」を歌う場面。


そして
最後にギロチン(断頭台)へ向かっていく彼女の姿には全身総毛立ちましたよ~~~

宝塚オリジナルのDVDではなく、このBSの撮り方だと、
ギロチンへ向かう途中の花總さんの横顔が映るんです・・・

すべてを悟りきった顔というか、覚悟を決めてフランス最後の女王として死んで行く・・・
観客に背を向けて、表情は観客に見えないハズなのに、まさにアントワネットが
憑依ったかのようでした

「ベルばら2001」。
「ベルばら」自体は宝塚ファンとしてはあまりオススメできない作品ですが、
この花總まりさんのアントワネットだけでも一見の価値アリだと思います


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。