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ぐーたら専業主婦の引きこもりブログです(笑)

【マンガ】ガラスの仮面 46巻 (ネタバレ含)

2010-11-04 18:27:24 | マンガ
久々にマンガネタです
何を隠そう、私はガラスの仮面が大好きです
美内すずえ氏は本当に天才だと思います・・・
驚異的なインスピレーションで描き上げられた劇中劇もたくさん。

主人公・北島マヤは見た目は平凡で冴えないけれど
実は「千の仮面を持つ」と言われる演技の天才少女。
しかも演技を理屈ではなく本能で掴んでしまう。
演劇界のサラブレッドと言われる姫川亜弓とは「幻の名作」と言われる
「紅天女」を巡ってお互いライバル同士。
マヤを「紫のバラのひと(足長おじさんみたいなもん)」として
正体を明かさずそっと見守る表は冷血漢の芸能会社の社長・速水真澄や、
マヤを「紅天女」候補として育てる月影先生などなど
登場人物が様々に交錯して、演技の要素以外にも恋愛や人間ドラマが
丁寧に描かれています

このように、作品の冒頭から「宿命のライバル」がいるマンガっていうのは
読んでて燃えます
「ヒカルの碁」や「デスノート」もそうですよね。
(もちろん少年漫画だと「悪」とか「敵」が存在する訳ですが・・・)

絵も本当に美しかった(過去形ね)。
コミックス14巻の「天の輝き」~「カーミラの肖像」~「女海賊ビアンカ」~
「ふたりの王女」(27巻)ぐらいまでの絵が最高に好きだったなぁ



前置きが長くなりましたが、46巻、最新刊のお話。以下、ネタバレご注意

そして、「ガラスの仮面(略してガラかめ)」のこれまでの筋を知ってる方にしか
分からない書き方してますがご容赦を
加えて、長文です

速水真澄の婚約者・鷹宮紫織さん、怖すぎです
「どんな手を使ってでも真澄様の心からあの子を追い出してみせますわ」という
決意のもと、たとえばマヤに婚約指輪泥棒(自作自演)の犯人としての濡れ衣を着せたり、
マヤにウェディングドレスを見せて「フフ」とほくそ笑んだり、
そのドレスを自分で汚しておきながら、またもやマヤのせいに見せかけたり・・・
紫織さんの策略にまんまと騙され、速水真澄は「俺を憎むなら好きにしろ、
でも俺の婚約者を巻き込むな」的なことをマヤに言い、マヤは弁解もできず
その場を立ち去る
しかし速水真澄の敏腕秘書・水城さんは色々と勘付いていた。水城さん、ナイス

それにしても紫織さん・・・。女優顔負けの名演技です
育ちの良いお嬢様がこんなブラックなことしないと思うんですけど・・・そこはマンガ。
それに、マンガの中でもこれは「ガラかめ」。ツッコミどころ満載なのは承知の上
展開がちょっとお約束過ぎる感じも、そこは「ガラかめ」ってことで(笑)

紫織さんの究極の手は、「真澄様・・・もう二度とあの子に紫のバラは送らせませんわ」と
「紫のバラのひと」に見せかけ、マヤに「これが最後のバラです。女優としてのあなたに
失望しました」というメッセージ付きで、マヤのアルバム写真をビリビリに破いたものを
送り付けたこと
マヤは傷付き、絶望し、「紫のバラの人(=速水真澄)に
紅天女を見てもらうことが支えだったのに・・・
これから何を支えにやっていけば良いんだろう」的なことを思って
涙をボロボロ流し、「私、本当に見限られたんだ・・・もう紫のバラがなくなった以上、
あの人(=速水真澄)と私を繋ぐものは何もないんだ・・・それでも速水さんが好き。
今ごろ気付くなんて・・・」と、やっと本当の自分の気持ちに気付きます。
ああ、じれったい

(そういえば45巻では月影先生のところへ偶然マヤと速水真澄が居合わせて
2人の関係の発展に期待したのに、見事期待を裏切られましたからね

マヤは、紫織さんに関わる一連の出来事(指輪泥棒やドレスを汚したこと)の誤解を解くため、
速水真澄を会社の前で待ち伏せしていた。時間は既に深夜。
「こんな時間まで待っていたのか、バカなことを・・・」と驚く速水真澄。
(速水真澄は、マヤの元に「紫のバラの人」が絶縁の手紙が送られたことはもちろん知らない。)

マヤは、「私は、あなたや、あなたの大切な人に何も悪いことをしていません・・・。
だってあなたは私の大切な・・・・・・」と言いかけたところで、涙を堪えきれず
その場から走り去ろうとするマヤ、腕を掴んで引き止める速水真澄。
「俺に会いに来たんだろう!何があったんだ!」的なことを言う速水真澄。

そこへ、速水真澄が独りになるのを以前から付け狙っていた暴力団らしき男達登場。
速水真澄に恨みを持つ組織から頼まれて来た輩らしく、マヤを見て
「大事な商品に傷が付くとどういう気持ちになるか思い知らせてやる」とマヤに
ナイフを突き立てようとする。真澄は身を呈してマヤを庇い、「この子は我が社とは
何も関係がないんだ」と男達に向かって言い、そのまま男達に殴られ、
蹴られ、なすがままにされ身を盾にしてマヤを守った。そこへガードマンが来て
男達は逃げ去り、速水真澄、気絶。

マヤは速水真澄がサンドバッグ状態になっている間、彼の腕に守られながら
確信します。「誰がやったのか知らないけど、速水さんは私の写真を破り捨てたりしない。
あれは絶対に速水さんじゃない・・・!
もう・・・もうね、このあたりから涙が溢れて来ました

一方、紫織さんもその様子を見ていて、速水真澄が気絶したのと同時くらいに
その場で卒倒して医務室で介抱されていたらしい
その間、マヤは速水真澄を、「紅天女の魂の半身=一心」として
気絶して眠りについている速水真澄を看病しながら紅天女の台詞にある
愛の告白をする。夢うつつの中でもそれを聞く速水真澄。

「おまえさまは我が魂の一心、私はおまえさま、おまえさまは私、
もともと1つの魂、どうして離れられよう」みたいなことを。

紫織さんは目を覚ました後、すぐにマヤを追い出す。
「真澄様がこんなことになったのも、あなたのせいよ!」
目が覚めた速水真澄の傍らには紫織さん
「あの子は無事だったか?」との問いに、「あの子は真澄様が身を呈して
守られたから無事です、でもすぐに逃げちゃいました」的なことを言う。
それを聞き、眠っていた時に聞いた阿古夜の愛の台詞を聞いたのは
夢だったのだ、(マヤは自分を憎んでいるハズだから)
そんなことがある訳がないし・・・と速水真澄は思い込む。
しかし速水真澄の部屋には、彼の額の血が付着したマヤのハンカチが落ちていた

紫織さんは、最後の手段に出た。速水真澄とのワンナイトクルーズ。
速水真澄がここで白目になっていたので大爆笑でした
大泣きした後に、大爆笑。忙しいマンガです
今時なさそうな超豪華スウィートルームにダブルベッドが用意してあって、さすがガラかめ。

マヤが紅天女の愛の台詞を、眠っている速水真澄に述べるシーンは
本当に美しいです
一方の亜弓さんは、母・姫川歌子と「目が見える演技」の猛特訓中。
そこで何かを掴みそうな雰囲気です。だって「本能」で掴んでしまうマヤを前に、
これぐらいしないと勝てない感じですもんね・・・
速水真澄の婚約者・紫織さんの服装はギャグの領域に達しています。
バブル最盛期の頃のような昭和のかほりのファッションでいつも登場されています
「大都芸能の影」として速水真澄の片腕として動いている聖さんが
ちょっぴりマヤにときめく感じの描写もあったりでドキドキ

結局紫織さんは自ら仕組んだ「ワンナイトクルーズ」の出航時間に間に合わず、
速水真澄と、マヤが客船に2人乗り込む展開に。
(マヤは、紫織さんの世話係から「速水真澄との手切れ金」として
1000万円の小切手を無理矢理突きつけられ、それを紫織さんに返しに船までやって来た)
一方、速水真澄は掃除係から、マヤの持ち物と思われる血の付着したハンカチを
届けられ、「もしや、紅天女の愛の台詞は夢じゃなかったんでは・・・」と
漠然と考え始める。

2人は閉じ込められた客船の中で心を通じ合わせることが出来るのでしょうか

47巻を早く読みたいです
全然まとまりのないレビューですみませんでした


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ネタバレありがとうございます (あい)
2010-11-24 17:39:55
初めまして、通りすがりのガラかめファンです。
ネタバレ拝見しましたが、まるでその場面を見てるかのように
ドキドキしてしまいました(^o^*
またいいところで次の巻…というお決まりパターンのようですね。
買うかどうか迷っていましたが、やっぱり買いに走ります(笑)
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>あいさん (ボソバユ)
2010-11-24 21:24:18
通りすがりでもコメントとっても嬉しいです、ありがとうございます
ガラかめは、本当に「引き」が上手いですよね。
お約束なことが多い中、やっぱり展開が読めない・・・
そして読者は次が読みたくなる・・・それがガラかめの良いトコロです
ぜひぜひ新刊お読みになって下さいませ
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ネタバレありがとうです (まぴ)
2011-05-29 15:31:15
ガラスの仮面読みたかったので、
詳しく書いて頂き有難うございます。

まさか、しおりさんが悪の心が芽生えていたなんて知らず…

46巻を読んだ気分になりました~

また遊びにきます♪
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>まぴさん (ボソバユ)
2011-06-07 14:33:11
返事が遅くなり申し訳ありません。
とりとめのないレビューですけれど、お役に立てたなら嬉しいです。
ぜひまたご訪問下さいませ
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ガラ仮面やびゃぁです〓 (咲き)
2011-07-23 21:21:06

通りすがりの物です〓

ガラ仮面ほんと大好きです
ガラ仮面の感想めっちゃ同感でした
(紫織さんの服装……爆)


本当また読み返したくなりました〓

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>咲きさん (ボソバユ)
2011-07-24 23:49:55
ご訪問&コメントありがとうございます
ガラ仮面、私も本当に大好きですよ~。
42巻なんて10年待ちましたしね
今月末には待望の47巻が発売されるので今から楽しみです
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ネタバレわかりやすかったです (あつこ)
2012-09-04 02:03:38
わたしも『ガラスの仮面』のファンです。高校生の頃テレビでガラスの仮面を知りました。それでコミックを読み、もっと好きになりました。演劇とのことやストーリーの構成がとても良く、読む側として自主的に読むことができました。いつかガラスの仮面の結末をみたいです。マヤと亜由美のライバルや登場人物の豊富さに驚いています。話がますますゴタゴタするところが気に入っています。
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>あつこさん (ボソバユ)
2012-09-06 15:51:10
ご訪問&コメントありがとうございます
『ガラスの仮面』面白いですよねストーリーもフィナーレに向けてますます盛り上がって来ましたね。
作者の美内すずえ氏は「引き」が本当に上手だなぁと感心するばかりです。
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