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ぐーたら専業主婦の引きこもりブログです(笑)

【楠田純子】さんの器を使った食卓(2)

2016-10-03 08:39:45 | 和食器
和食器ネタです

最近全然器遊びが出来ていないので、
過去写真ばかりなのですがちょっと写真がたまってるので
記事にさせて頂きます

陶作家の楠田純子さん作陶の器。

過去記事↓
楠田純子さん個展2015@黄色い鳥器店レポ
【楠田純子】さんの器を使った食卓(1)

↓ミニミニソースボートの下に黒絵の豆皿を敷いてみたり。


↓ある日の朝食。林檎文六寸鉢には鰤大根を。


↓黒絵の深鉢にはホウレン草スープ。和風味。


↓全体像。


↓ある日の朝食。ここでも黒絵の豆皿使ってます。お菓子のせてます。



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【宝塚】月組の『激情 〜ホセとカルメン〜』(珠城りょう&愛希れいか)DVD感想

2016-10-02 21:09:47 | 宝塚歌劇
父が出張でこちら方面に立ち寄ってくれたので、
里帰り中の妹が、所有のDVD、珠城りょう筆頭の
月組版『激情 ホセとカルメン』を父に託して貸してくれました

早速、父、夫、私で観賞

まず、『激情 〜ホセとカルメン〜』は、私の崇拝する
柴田侑宏氏の脚本で、振付師の謝珠栄氏演出の、
「宝塚の作品の中でも好きな作品ベスト3」に入るくらい、
そして当ブログでも何度も記事にするほどに大好きな作品です

『激情』についての過去記事↓
花總まりのカルメン~『激情』より~
初演宙組の『激情』(姿月あさと&花總まり)
星組で再演される♪喜びの記事
星組の『激情』(柚希礼音&夢咲ねね)
月組で『激情』が再々演♪

ドン・ホセはヒロインのカルメンに翻弄されて堕ちて行くという
宝塚の王道の男役像とは対極にあるだけに、
男っぽい男役さんにしか演じられない難役中の難役。
だからフェアリータイプや、少年っぽい人や中性的な人には演れない役。

これまで姿月あさとさん、柚希礼音さんという錚々たるメンバー、
それこそ男臭さ全開!なお二方がこなして来た役を、
トップに立つ前であることは愚か
2番手にも確定する前の珠城りょうさんが演るという
大抜擢人事には度肝を抜かれましたし、と同時に
珠城りょうさんに配役するとは!と拍手喝采を心の中で送りました

カルメンは愛希れいか、メリメとガルシアの二役で凪七瑠海、
エスカミリオは暁千星、レメンダートは宇月颯、
フラスキータが憧花ゆりの、ミカエラは早乙女わかばです。

さて、早速DVDと感想へ参りたいと思います
 
冒頭のメリメの語り部から春の祭り。
 
ホセが登場した時は「あれ?なんか可愛すぎる?それになんかサラッと演技が軽いし
目が活き活きしてないような?」と思ったのですが
そこは後々にカルメンと出会って初めて生きる喜びを知り
場面が進むごとに瞳が輝いて来るというのを表現するための
布石だったのですね
後半、ガルシアを殺した後にジプシー集団のボスの格好は
本当にカッコイイです
  

ただ全体的にちょっと弱いかな?と思いました。
1つは歌。ホセの慟哭のような魂の叫びを歌にのせる…
本当に難しいしこれまで姿月あさと・柚希礼音と
歌うまさん達がこなして来たのもあって、それと比すると
声量が圧倒的に足りないなぁと思いました
けっして歌が下手ではないのですが
今後の歌唱力の充実に期待したいところです。

愛希れいかのカルメンは、もう熟練した娘役さんで
本当に無難な仕上がりだっと思います。
ダンサーでもあるので身のこなしが流石!
    

フラメンコシーンは、初演の花總まり、再演の夢咲ねねとくらべても
一番良かったと思います
   

   

フラメンコ衣装デザインは全部同じなんですけど、
花ちゃんver.はパニエが多すぎて捌ききれてない感じだったし
ねねちゃんver.はパニエ少すぎてヒラッヒラでペイネタ(櫛飾り)も小さく
フラメンコというよりはバレエを見てるような…
ちゃぴver.が一番パニエも適度な量だしペイネタも花ちゃんver.と同じくらい大きく
フラメンコ自体も重厚感あり見応えたっぷりで、これ見るだけでも
このDVD見る価値ありと思うほど
  
       
     


ただ、フラスキータの歌が入ったのは改悪じゃないかと
フラメンコギターだけで踊ってほしかった。

ロープのシーンは、…まぁ、全国ツアー公演は
練習時間も短いからか?ちょっと段取り臭い感じが…
ここでクルクルって回ってここでロープ踏んで…みたいな…
 

リーリャス・パスティアでのカルメンとの逢引シーン↓
1789のロベスピエールの時にも書きましたけれども
たまきちの色気に今回もやられました
      
ただ…カルメン愛希れいか、色気不足
魔性の女というよりは、どこか健康的で体育会系な印象でした
メイクと衣装である程度カルメンっぽさは
出ているんですけど、お顔がもともと童顔だからか、
カルメンの悪い感じがほとんど出てないような
台詞回しはねねちゃんver.よりも断然ちゃぴver.のほうが自然で私好みです

そして、ホセの真っ直ぐ人間っぷりを象徴する存在の
婚約者ミカエラ、早乙女わかば。

ミカエラは、ホセの故郷の母とホセをつなぐ大事なパイプ役であり
母親とミカエラの存在があるからこそ、ホセの悲劇が
より一層悲壮なものとなり涙を誘う筈なんですが…

「あんなに大事にされていたパティオのお花が枯れてしまったもの。
こんなこと一度もなかった。」という台詞や
「なぜ、悲しみや苦しみを分けてくださらないの。
それを2人の運命にすれば…(悟る)…女の人がいるのね。
私に出来ることは、ただ神様にお祈りすることだけなのね。」という台詞…
その棒読みっぷりに、もうちょっと何とかならないでしょうか…と
ついつい思ってしまいました

メリメ役の凪七瑠海さんは、語り部メリメ役はピッタリだったと思います。
…が、宝塚の中でも随一の華奢な彼女、ガルシアは迫力ないだろうなと思ったら
案の定…
健闘していたとは思いますし、身長がある&
低音もきちんと出てよく通る歌声が救いでした
ホセとガルシアの決闘シーンは、一緒に見ていた夫が「肩パッドが入り過ぎ」って
ツッコミ入れたり、同じく見ていた父が「こんなもん…(細すぎて迫力不足と
言いたげ)」と叫んでて気が散って全然DVD観賞に集中出来ず
 

暁千星さんは、私の中でベスト・オブ・エスカミリオでした
  
歌もダンスも文句なしに上手あとは台詞を言う時に、
歌うときの声のように男っぽい声が出せたら良いのになと思うのですが
歌声は男らしい低音が出るのに台詞になると途端に声が高くなるのか不思議…
そのせいか少年っぽくて、カルメンの浮気相手として釣り合わないなと。
もう少し体を絞れたらもっと素敵なエスカミリオになったかなと思います。

エスカミリオが死んだ後の、ホセとカルメンのやり取り。
  
ホセがカルメンを刺す前の、まさにクライマックスシーン。

たまきちも本泣き涙ポロポロ、カルメン演じるちゃぴも本物の涙ポロポロで
2人のせめぎ合いの演技は息を呑んで見入ってしまいました
     

とにかく、珠城りょうのホセが見たくて見たくて
妹にお願いして借りたDVD。
たまきちがもう少し円熟した頃に再演して欲しいなと思いました。
2番手確定前に全国ツアーで主演男役として組を引っ張って行くのは
本当に大変だったと思いますし、プレッシャーも押しのけて
大健闘だったと思います