宝塚ネタです
以前にも書いたことがありますが…
私が崇拝してやまない、宝塚お抱えの名脚本家兼演出家の
柴田侑宏(しばたゆきひろ)氏の代表作の1つである『仮面のロマネスク』が、
明日海りおさん率いる花組で全国ツアーで再再演されています
柴田氏の作品は大好きな作品ばかりですが、
中でも『仮面のロマネスク』は本当に大好き
しかもヴァルモン子爵が麗しいみりおちゃんでの再再演だなんて嬉し過ぎます
メルトゥイユ公爵夫人は花乃まりあさん。
以前に宙組で大空祐飛/野々すみ花で再演された時のものを
見ていないのですが、柴田氏は視力の低下等の理由により
1996年の雪組の初演を最後に演出からは勇退されてます。
今回の演出は中村暁氏。
確か以前に同じく柴田氏の脚本で『琥珀色の雨に濡れて』が
花組で再演されDVDも買ったのですが、柴田氏演出のものとは
別モノになっていてガックリした記憶が…
だから、柚希礼音/夢咲ねね 主演の星組で再演された時も
『琥珀色〜』はDVD買わず…。
しかしこれだけ美しいヴァルモン子爵、
劇場まで観に行くのは無理でも久々にDVD買ってみたいなぁなんて思ったり。
『仮面のロマネスク』は特に出だしのプロローグが好きです
いきなり主役2人の修羅場から始まるのですが、
ここの台詞が本当に絶妙で無駄が一切なくて素晴らしいのです
ちょっとうろ覚えなので完全に一致しないかもですがご容赦を
ヴァルモン子爵;「さぁ、公爵夫人。約束を果たしてください!」
メルトゥイユ公爵夫人;「約束?私を貴方に差し上げるという?あの信心深い女を征服したの?」
ヴァルモン;「ええ、完全に。ですから…」
メルトゥイユ;「いいえ子爵。そうはおっしゃっても、
貴方はその方を心の影に隠したままでいらっしゃるわ。
その上私にもう一方の手を差し出すつもり?」
ヴァルモン;「それが気に入らなくて、あんな男を引き入れたっていうのか、君は!」
メルトゥイユ;「ダンスニーのこと?いいえ!」
ヴァルモン;「君の愛は計算尽く」
メルトゥイユ;「貴女の愛は仮初めの気まぐれ…!」
はぁ。もう素晴らし過ぎる出だしから一気に物語に引きこまれます
ただ事前に人物関係を把握していないと、複雑に入り組んでいるので
初見だと全容を把握するのが大変かも知れませんね。
普通に考えると、このヒロインのメルトゥイユ公爵夫人というのは
いやな人間なんですけどね
メルトゥイユは公爵夫人だけれども夫の公爵は他界していて
未亡人なので自由に恋愛を謳歌中の社交界の花。
ヴァルモン子爵はメルトゥイユの昔の恋人なんですが、
お互い裏の顔も知っている旧友みたいなもの。
メルトゥイユは恋愛遍歴も相当で劇中でもヴァルモン、ジェルクール将軍、
ベルロッシュ、ダンスニー…と関係しています。
んで、昔の恋人であるジェルクール将軍がセシル嬢と婚約したのが気に入らなくて
同じく昔の恋人であるヴァルモンをけしかけセシル嬢を誘惑させて
ジェルクールに復讐するという
ヴァルモンはヴァルモンで、メルトゥイユに未練がありつつも
セシル嬢は誘惑するし、トゥールベル法院長夫人に目をつけて
猛烈アタックしたりと自由恋愛を満喫。
なかなか昼ドラ並にドロドロした人間関係で、
これを宝塚風に美しく描き直した柴田氏は流石としか言いようがありません
そして、これだけ嫌な性格のヒロイン、
気品と哀愁たっぷりに、イヤミのないヒロインに仕上げた
初演の花總まりさんの力量の素晴らしさ。
↓今はプレミア付きファンクラブ限定販売の
花總まりさんの『仮面のロマネスク』ブロマイド
私のお宝です
何はともあれ花組でどのようにまた
新しく『仮面のロマネスク』が生まれ変わるのか楽しみです
以前にも書いたことがありますが…
私が崇拝してやまない、宝塚お抱えの名脚本家兼演出家の
柴田侑宏(しばたゆきひろ)氏の代表作の1つである『仮面のロマネスク』が、
明日海りおさん率いる花組で全国ツアーで再再演されています
柴田氏の作品は大好きな作品ばかりですが、
中でも『仮面のロマネスク』は本当に大好き
しかもヴァルモン子爵が麗しいみりおちゃんでの再再演だなんて嬉し過ぎます
メルトゥイユ公爵夫人は花乃まりあさん。
以前に宙組で大空祐飛/野々すみ花で再演された時のものを
見ていないのですが、柴田氏は視力の低下等の理由により
1996年の雪組の初演を最後に演出からは勇退されてます。
今回の演出は中村暁氏。
確か以前に同じく柴田氏の脚本で『琥珀色の雨に濡れて』が
花組で再演されDVDも買ったのですが、柴田氏演出のものとは
別モノになっていてガックリした記憶が…
だから、柚希礼音/夢咲ねね 主演の星組で再演された時も
『琥珀色〜』はDVD買わず…。
しかしこれだけ美しいヴァルモン子爵、
劇場まで観に行くのは無理でも久々にDVD買ってみたいなぁなんて思ったり。
『仮面のロマネスク』は特に出だしのプロローグが好きです
いきなり主役2人の修羅場から始まるのですが、
ここの台詞が本当に絶妙で無駄が一切なくて素晴らしいのです
ちょっとうろ覚えなので完全に一致しないかもですがご容赦を
ヴァルモン子爵;「さぁ、公爵夫人。約束を果たしてください!」
メルトゥイユ公爵夫人;「約束?私を貴方に差し上げるという?あの信心深い女を征服したの?」
ヴァルモン;「ええ、完全に。ですから…」
メルトゥイユ;「いいえ子爵。そうはおっしゃっても、
貴方はその方を心の影に隠したままでいらっしゃるわ。
その上私にもう一方の手を差し出すつもり?」
ヴァルモン;「それが気に入らなくて、あんな男を引き入れたっていうのか、君は!」
メルトゥイユ;「ダンスニーのこと?いいえ!」
ヴァルモン;「君の愛は計算尽く」
メルトゥイユ;「貴女の愛は仮初めの気まぐれ…!」
はぁ。もう素晴らし過ぎる出だしから一気に物語に引きこまれます
ただ事前に人物関係を把握していないと、複雑に入り組んでいるので
初見だと全容を把握するのが大変かも知れませんね。
普通に考えると、このヒロインのメルトゥイユ公爵夫人というのは
いやな人間なんですけどね
メルトゥイユは公爵夫人だけれども夫の公爵は他界していて
未亡人なので自由に恋愛を謳歌中の社交界の花。
ヴァルモン子爵はメルトゥイユの昔の恋人なんですが、
お互い裏の顔も知っている旧友みたいなもの。
メルトゥイユは恋愛遍歴も相当で劇中でもヴァルモン、ジェルクール将軍、
ベルロッシュ、ダンスニー…と関係しています。
んで、昔の恋人であるジェルクール将軍がセシル嬢と婚約したのが気に入らなくて
同じく昔の恋人であるヴァルモンをけしかけセシル嬢を誘惑させて
ジェルクールに復讐するという
ヴァルモンはヴァルモンで、メルトゥイユに未練がありつつも
セシル嬢は誘惑するし、トゥールベル法院長夫人に目をつけて
猛烈アタックしたりと自由恋愛を満喫。
なかなか昼ドラ並にドロドロした人間関係で、
これを宝塚風に美しく描き直した柴田氏は流石としか言いようがありません
そして、これだけ嫌な性格のヒロイン、
気品と哀愁たっぷりに、イヤミのないヒロインに仕上げた
初演の花總まりさんの力量の素晴らしさ。
↓今はプレミア付きファンクラブ限定販売の
花總まりさんの『仮面のロマネスク』ブロマイド
私のお宝です
何はともあれ花組でどのようにまた
新しく『仮面のロマネスク』が生まれ変わるのか楽しみです