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ぐーたら専業主婦の引きこもりブログです(笑)

【マンガ】高野苺『Orange』(ネタバレ含)

2014-08-11 12:40:38 | マンガ
久々にマンガネタです

高野苺さん作『Orange』。1巻・2巻と読んだ感想です

当初、絵柄がすっごく好みだったので試しに1巻読んでみたら…

普通の恋愛マンガだと思いきや、
SF要素も入っていて先が読めない展開でめちゃめちゃ面白い

以下、少々ネタバレ有なのでご注意下さい


※ネタバレはありますが、まだ読んでない方のために
色々ハショってます


【2巻までのあらすじ&感想】

舞台は長野県の松本市。

↓ある日、「10年後の自分」から手紙が届く。
 

10年後の自分は、悲しい過去を変えたくて
今の自分宛てに手紙を書いたのです。

手紙は、始業式にやって来た転校生の名前「成瀬翔」であること、
彼の座席が自分の隣であること…
手紙に書いてある通りのことが起こるので、
「これは本当なんだ…」と怖くなる主人公、菜穂。
 

手紙はあくまで手紙であって、「予言」ではありません。
手紙の通りに行動しなかったらどうなるのか、
逆に手紙に書いてある通りにすればどうなるのか、までは書いてないのです。
その曖昧さ・不確定要素が面白い

「10年後の自分」がどうしても変えたかった過去は…
「翔がいなくなってしまうこと」。


始業式の日が、一番変えたかった過去だったハズでした。
「始業式の帰り、この日だけは翔を誘わないで。絶対に」

手紙には、誘ったらどうなるのか?は書かれていません。

須和、萩田、あずさ、貴子、菜穂の5人+翔で帰ろうと、
翔に一緒に帰ろうと誘います。

そして、結局手紙の1発目の「絶対に」「変えたかった過去」は…

結局変えられないまま、みんなと一緒に帰り、始業式の日は過ぎて行く…

手紙の内容にまだ半信半疑の主人公。
「未来のことなんか知らないほうがいい」と思っているので、
手紙は○月×日当日しか読まないことにしています。

そしてこの時はまだ、翔のことはただの友達で恋愛感情ナシ。


手紙には、「翔にお母さんのことを聞いてあげて欲しい」とあり、
菜穂がそれとなく聞いたら、なんと翔のお母さんは始業式の日に自殺していたのです
  

始業式の日に翔を誘わないで。絶対に。

手紙に書いてあったのはこのことだったんだ…。

過去は取り戻せない。翔のお母さんは、自殺してしまった。

10年後の未来では、始業式の日に翔のお母さんが亡くなったことを、
翔が亡くなった後に知ったことになっているので、
この時点で既に未来が少しずつ変わったということに…。

↓毎日日記をつけている菜穂。○月×日、翔がペンケースを忘れる、という
細かいことも、10年後の自分からの手紙に書いてありました


「未来のことなんか知らなくていい」と手紙を全部は読まなかった主人公も、
翔が事故に遭った日のページだけ読みました。

↓絶対に、翔を救う。絶対に未来を変えると意気込む主人公。


↓主人公の奮闘により少しずつ手紙にないことも起こるようになり、
未来が変わって来ていることを悟る主人公。


↓化学の授業で「パラレルワールド」のことを習う主人公たち。
パラレルワールドが存在する世界では、過去を変えたことで
未来も変わってしまうタイムパラドックスも起こらない。

手紙の内容がどんどん食い違って来ているのに、
手紙がなくならないことに疑問を抱き、
未来の自分と今の自分では別の時間軸に生きているのだと気付く。


↓ここが一番せつないです
どんなに今、手紙の通りに自分が頑張っても、
未来の自分の後悔は消せないし、未来にはもう、翔がいない。
翔は、未来の自分の世界では、いなくなったまま…。


↓消極的で控えめな主人公。なかなか手紙の通りに行動するのは難しい…。


↓手紙の内容とどんどん食い違って来て、
翔との距離が縮まる中で、「変えて欲しくない未来」まで
なくなってしまいそうになり焦る主人公。




↓須和と翔。


↓友達の須和に、翔を救うのを手伝ってくれるよう
相談したら、須和は手紙のことを知っていた…という
衝撃の展開…で3巻へ続く…


須和は、主人公の菜穂に片思いしていますが、
翔と菜穂が上手く行くように、密かに応援し、
2人がお互いの思いに気付けるように手助けもしています。
それがまたせつなくて泣ける
翔のいない未来では、菜穂の旦那さんで、子どももいます。

須和のところにも手紙が届いているのかな…?と思わせるような2巻の終わり。

8月22日に待望の3巻が発売されるので、楽しみで仕方ありません

なんか中途半端で下手っぴな感想ですみません
でも実際に読んでみると本当に面白いので

めっちゃオススメです

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