ぶうりんの希望の種まき新聞

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議会報告会に参加して、神辺が更に好きになった

2014年08月31日 | 脱原発・環境・平和・政治
8月29日(金)19:00~21:00(予定は、20:30) 神辺文化会館小ホールにて、福山市議会議会報告会がありました。
ここ、神辺文化会館がその最終日です。

参加議員 6会派10人に対し、参加した市民は、推定約160人。
時間ぎりぎりに行ったので、会場入ってすぐの一番前の席に座ったので、数えてはいないけれど、
180人入る会場がほぼ満席だった。

はじめ、議会のしくみについての説明があり、今年度の大まかな予算と主な取り組みについて報告がありました。
議会で決めるのは、一般会計予算。
今出されている予算案には、賛成35人、反対4人の声が挙がっているそうです。

主な取り組みでは、
①市制施行100周年記念事業
  2016年に市制施行100周年を迎えるにあたり、記念式典、記念イベント等の準備を進めていくそうです。
②競馬場跡地の利活用
  跡地を、やすらぎゾーン、スポーツ健康ゾーン、みらい創造ゾーンに分けて、水と緑に包まれた健やか未来ふくやま創造交流拠点を作るそうです。今年の予算は3000万円。

③昨年作成した、津波のハザードマップの報告

④学校施設の耐震化 
  まずは、避難場所となる体育館(屋内運動場)の耐震化工事を、夏休み中に業者を絞って進めていくそうです。  予算:約19億4000万円。

⑤防犯環境の整備
  つまりは、防犯カメラの設置
    街頭に25台
    地域・事業者に50台
      ※地域には、80万円を限度額に、90%までを助成する仕組み。
      ※企業には、30万円を限度額に、1/3までならば、道路が映ることが条件で支給される。
    公共施設に30台
   予算:8700万円
  3年間で、200台 駅周辺や大規模公園等への設置を進めていくそうです

以上の説明がありました。

そのあとは質疑応答や要望。


みなさん、どんな質問されるのかしら?と思っていましたら、
すぐに手が挙がり、
「ここで説明されたことではないのですが、」と前置きされて
川南地区の区画整理事業について、意見が出されました。

『早く進めてくれ!』という意見だと思っていたら、そうではなかった。

区画整理事業は、43年前から持ちあがってきた話で、住民の反対により計画が進んでいない。
あの地域は、広大な平野に、家が点在していて、元町長が経営している大きな工場もある。
道路が狭くて、その工場の大きなトラックが通るので、車のゆきかいは非常に困難。
路地も狭く、車も畦道を通っているような場所もある。

確かに道路の整備も必要だが、行政はこれまで、地権者の意向を無視して、経済の発展のためという名目で、住民に無理を強いてきた経緯があるようだった。

「げんぶ(減歩?)が3割」と言っていた。

これが何のことかわからないのだが、買収ではなく、げんぶ?

ま、そういうことは置いといたとしても、


あ~、こんな近くにも、原発立地を巡る争いと同じようなことが起こっていたんだ。
と、知らずに過ごして、住民の声にも耳を傾けて来なかった自分が恥ずかしかった。

同じような意見が次々出され、司会者が「もうそのこと以外の話題でお願いします」という投げかけもあったが、
その意見の最後に、
「住みよい街にしようとかきれい事をゆうとるが、わしらぁ、43年間、ずっと差別され続けてきたんや」
「ずっとほったらかされたまま、身動きが取れないように縛られてきたんや、わしらの気持ちを想像してみぃ」と私のすぐ傍にいらした、おじいちゃんが、がたがたと震えながらまっすぐに声を出していた。

議員さん達に質問として、「一人ひとり賛成か反対かゆうてくれ」
水曜会、公明党、市民連合、新政クラブ、誠勇会は皆、区画整理事業に賛成
唯一、共産党市議団は反対の立場だった。

賛成の立場の誠勇会 徳山議員が、「私の地域も経済発展のために、土地を手放し、お陰で地域は大変良くなっております。発展のためには多少の犠牲は仕方ないと思ってください」というような発言がありました。


議員説明会は、福山市議会条例ができて、このような場が義務化されて実現しました。
これはこれで有効だったと思います。

川南地区の区画整理事業について、住民の方々の声を聴いたり、議員と語り合うような場を設けることが必要だと感じました。
これまでには、どんなに要望しても、市長さんは一度も会ってくれなかったそうです。

追伸
 市民と市長と市議会の関係についてはまた今度。


  ぶうりん
 

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