ぶうりんの希望の種まき新聞

絶望的雑感有りの希望的投稿ブログ。
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原発建設予定地 上関町に行ってきました

2011年11月14日 | 脱原発・環境・平和・政治
11月3日(水・祝)に市民運動交流センターの仲間と、山口県上関町に行ってきました。
27年間も祝島を中心とした住民が反対運動を続けていて、先日の町長選では、建設賛成派の候補が当選した。
祝島の人たちと触れ合い、応援メッセージを届けたいと思って出かけたんだけど、私はそこにある現実に胸が重苦しくなってしまって、何もできなかった。

祝島に入ればその多くが「原発反対」の人たちだ。
でも、島で出会うすべての人がそうであるとは限らないわけで、私は挨拶するのがやっとで、顔を見ることができなかった。
『原発反対と心の中では思っていても、明言できない人たちは、どんな思いで暮らしているのだろう』そのことばかりが気になった。
27年間のホンキの反対運動と、私のようなにわか反対派の運動を比べてしまったりして、ヒラヒラしていて、足で踏んでも気づいてもらえないような、そんな感覚になった。

祝島の漁港から正面に、田ノ浦の建設予定地が見える。
波止場の先端に猫がいた。
「原発やめろ~!」って叫びたかったけど、なんだか薄っぺらい感じがした。
なので、猫と一緒に波止場に立って、「もののけ姫」歌った。
すごく歌いたい気分になっちゃって・・・。

船をチャーターして田ノ浦湾まで出かけた。
とてもきれいで、海底が透けて見えた。
「え、ここに?!」と驚いてしまうほど、小さな湾だ。
こんなところに本気で原発2基を建てようとしているのだろうか・・・
江ノ島海岸より狭い。
ここらで言う、ドルフィンビーチより、まだ狭い。
田舎の子どもたちが泳ぐ海水浴場ぐらいの広さ。

今からでも、原発建設中止は十分間に合うと思った。