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sys.pdf の [#17] |
sys.pdf (#17)の「(因果的で出力と状態が1対1の)」は意味の分からない人は無視してくださいというつもりで括弧で囲みましたが,「因果的」を使わないように表現を修正しました.「状態」の意味は第5章で説明しますが,「出力と状態が1対1」なので,とりあえず出力を状態だと思って読んでください.[1-43] の
さらに離散マルコフ過程の場合は Y のかわりに状態空間の一点 y を用いれば十分であり、その場合は推移確率は行列となる。
の具体例が [#17] の行列です.この行列の定常状態では,Pr(Yn+1=a1) = 0.2, Pr(Yn+1=a1 | Yn=a1) = 0.5 です.本格的に学びたい人は [1-44] 等を見てください.
蛇足: 因果的な回路とは入力前に出力が現れない回路で,[1-44] の「過去」「未来」等の用語はこれに関連しています.「出力と状態が1対1」という断り書きは異なる状態で同じ値を出力とする情報源も考えられるためです.