フローリングの床に椅子の暮しが中心になって、ふっくら綿の入った座布団は畳の部屋の消滅とともに居場所をなくしたようです。
先日ある会合で、会議の後、畳敷きの広間での宴会になった折に出されていた座布団を見て驚きました。年末の忘年会シーズンとあって、臨時のアルバイトらしき中年の人たちが会場づくりを手伝っていました。なんだか座が雑然としているように感じて目が座布団に行きました。
なんと座布団が縦横、まちまちに敷かれているのです。よく見ると表と裏もお構い無しです。もっとも縦横といってもそのサイズの差は僅かですし、まして表と裏といっても図柄は同じなら区別がつかないといってしまえばそれまでですが、脇の縫目は上から下へかぶさっているものです。
丈の倍の長方形を二つ折りにして三方を縫い合わすので輪が(縫目のない部分)できますが、それが正面です。正方形ではなく幅よりも丈が4cmか5㎝長い方形でできています。
こんなことも、年若い人ならさもありなんと驚くこともなかったのですが、少なくとも畳の暮しをしてきたはずの、四十代後半か、五十代前半と見える人たちの仕事ですから、時代の変化をしみじみと感じさせられました。
世の中、おもしろくないことが多すぎます。「座布団一枚!」と景気よく掛け声を掛けたくなるような出来事はないものでしょうか。
初場所も始まっています。朝青龍も正念場、座布団の嵐とならない場所であって欲しいものです。
お正月の片付けをしながら思い出すままにたわいもないことを記してしまいました。とるにたらぬことへの愚痴は止めて、座布団を二つ折りにした枕で悪酔いを醒まして転寝を楽しむとしますか。
画像は熊谷守一の猫 数ある猫の絵の中で一番くつろいだ「眠猫」です。昭和二十八年 墨・彩色 愛知県美術館
先日ある会合で、会議の後、畳敷きの広間での宴会になった折に出されていた座布団を見て驚きました。年末の忘年会シーズンとあって、臨時のアルバイトらしき中年の人たちが会場づくりを手伝っていました。なんだか座が雑然としているように感じて目が座布団に行きました。
なんと座布団が縦横、まちまちに敷かれているのです。よく見ると表と裏もお構い無しです。もっとも縦横といってもそのサイズの差は僅かですし、まして表と裏といっても図柄は同じなら区別がつかないといってしまえばそれまでですが、脇の縫目は上から下へかぶさっているものです。
丈の倍の長方形を二つ折りにして三方を縫い合わすので輪が(縫目のない部分)できますが、それが正面です。正方形ではなく幅よりも丈が4cmか5㎝長い方形でできています。
こんなことも、年若い人ならさもありなんと驚くこともなかったのですが、少なくとも畳の暮しをしてきたはずの、四十代後半か、五十代前半と見える人たちの仕事ですから、時代の変化をしみじみと感じさせられました。
世の中、おもしろくないことが多すぎます。「座布団一枚!」と景気よく掛け声を掛けたくなるような出来事はないものでしょうか。
初場所も始まっています。朝青龍も正念場、座布団の嵐とならない場所であって欲しいものです。
お正月の片付けをしながら思い出すままにたわいもないことを記してしまいました。とるにたらぬことへの愚痴は止めて、座布団を二つ折りにした枕で悪酔いを醒まして転寝を楽しむとしますか。
画像は熊谷守一の猫 数ある猫の絵の中で一番くつろいだ「眠猫」です。昭和二十八年 墨・彩色 愛知県美術館
アレは可笑しい・コレが間違い・・と煩型の視聴者よりのご指摘を受けないように
細かい所まで注意されています。
そうですか、現代生活でもやはり可笑しな事がありますか。
座布団も表裏、お客さんが来たら使用していたのをひっくり返して”さーどうぞ”てな事も
ありました。昔の女学校ならお作法の時間もあったでしょうね。
戦後の小学校では給食しか興味なく、ピアノの一台もない講堂でした。
先生も児童も共に腹をすかせていた時代、作法は??。
半世紀を経て物余り時代、お作法復活も良いですね。
昔、実家に一枚だけ上等の分厚い座布団がありました。
月命日に来られるお寺さん限定でした。
とにかく、我が家は来客なく煎餅座布団のみ、
簡素生活の見本。
おかしなことは数々あれど、娯楽として提供される映像ですから、割り切って楽しんでいます。夜があのように明るかったら又別のドラマにも展開するのでしょうし、ミセスの顔に眉がなく、笑った口から真っ黒な歯がこぼれてみえたらゾッとするでしょうから、いちいちあげつらうのは野暮というものでしょう。
ただし、今も使われているものなら、決まりは決まりごととして、知っていて欲しいと思うのですが、やはり、うるさ型の野暮な嘆きかな???
椅子を枕の昼寝は不可能でしょうが、煎餅座布団の二つ折りは具合のいいものです。
そのほか花札の手慰みにもいかがでしょう。変幻自在の利用範囲の広さは時代の要望するところです。
お互い緞子や縮緬の沈み込むような座布団は、旅の和風旅館ぐらいでしかご縁はありませんね。
縫い目に庇ができて埃も溜まらないでしょうか。
ふっくら座蒲団のうえでごろ寝、気持ちよさそうですね。はじめ boa!さんの絵かと思いました。くつろぐ猫と陽の匂い… 心もふっくら。いい絵ですね。猫を黄色に。天与の色彩!
最近はすっかり出不精になってしまって、こたつむりの眠り猫ならぬ眠り牛です。座布団ではなく枕を持ちこんで。
どうもお正月以来の怠け癖のようです。
ITのサークルでも知らなかったといわれました。やはりもう化石化した存在のようですね。そろそろ店じまいの潮時でしょう。