「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

太宰府の秋

2008年11月07日 | 旅の足あと
「国宝 天神さま」特別展を見学する前に太宰府天満宮に参拝するのがものの順序というものだと言うので、それもそうだと思って、エスカレーターで下りました。
 境内では表千家の大きな記念茶会が催されていたようで、和服姿の年配の方々が多く、しっくり着こなした男性の和服姿も見かけました。
 若い両親に手を引かれた七五三詣りの愛らしい子どもの姿も数組出会いました。

 秋恒例の菊花展では、初めて見る大輪で珍しい姿の受賞作もあり、見事な厚物咲きには丹精のほどがうかがわれました。菊つくりを楽しんでいた亡き父を偲んで、よく話題にしていた梅園の中の古い「お石茶屋」まで上がってお昼をいただきました。どうやら、先に参拝は、空腹からの必要だったようです。

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<七五三の参詣>


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2 コメント

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さいふ参り ()
2008-11-07 22:49:50
3月 梅の香がただよっていました。うららかな旅を思い出します。
大樟の緑に朱塗りが映えて。絵馬の写真も撮しました。
 見事な菊花、「丹誠のほど」は、咲かせるまでに、愛情をかけ細やかな仕事がたくさんあるのですね。NETのおかげで参拝もして、心が軽くなりました。ありがとうございます。

 boa!さん いよいよ九州場所の始まりですね。
 画面にお姿を探して、あっという間に一年たってしまいました。 たまった作品も公開してくださいね。
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旅をたどって (boa!)
2008-11-08 06:09:04
今では学問の神様として人々の願いをお聞きになる天神様は、本来は災厄を払うために祀られた神様です。最早、学問をめざして願いをかけても手遅れの私は、災難に遭わないようお守りをお願いしてきました。
梅のころ、九州旅行でしたね。思い出のよすがになれたとしたら嬉しいことです。

傍で見ているだけで、私には無理とわかる菊作りです。受賞の平物の大輪は菊の概念を超える不思議な一重の大輪でした。

九州場所は、不祥事が続いたというのに前人気は上々のようです。ここらで角界も立ち直りを見せないと、絶滅危惧種になりますよね。
見ていただけるなら、行方の定まらない作品も展示いたしますね。
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