猫の里親をさがす会★亀有ちびにゃんず

外で生きていくのが困難な猫たちの里親さん探し。また、そういった不幸な命を増やさない為にTNR活動をしています。

ルナちゃんの脚の事

2009年03月05日 | Weblog
私が保護活動をするきっかけになったルナの事。

ルナは生後3週間位の時に駐車場で見るようになりました。
黒猫の母猫と、3匹のとても小さな子猫は車の脇でお乳を飲んでいました。
とても無防備な姿に少しびっくりしましたが、それはとてもとても幸せそうな姿でした。
人間が近ずくと子猫達は隠れるように車の下に入ってしまい、車を出したい時には危ないのでそこから子猫達を移動させるのには苦労しました。

黒猫のお母さんは授乳期のためかいつもお腹を空かせていました。
いつもそこにいる訳ではないようで、いくら探しても見かけない時もあり、姿を見た時にはお母さん用にご飯と、子猫用の缶詰などを持っていって食べさせているうち子猫達は私が来ても隠れなくなりました。

ある日の夕方に、数日姿を見せていない事が心配になり探しにいくと母猫がお腹を空かせて近寄ってきました。
持って行ったご飯を皿に移し食べさせると、母猫は子猫の分をちゃんと残しどこかに呼びにいきました。
私がお皿に入ったご飯をもってついて行くと、子猫2匹だけが工事現場の倒れた看板の下から母猫の呼ぶ声で出てきました。


辺りはもう暗くなっていましたが、2匹のうちの1匹の黒猫がなにかおかしい事に気がつきました。
後ろ脚を正坐した状態で前脚だけで歩いて出てきたからです。
自分がどうなっているのか、わかっていない様子で皿に入ったご飯をガツガツと食べています。


今、この子猫をどうしなくてはならないのかを考える事ができず、ただ無心に食べているその子を見て私は泣いていました。
きっとこの先歩けるようになるのは無理じゃないかと。


雨が降ってきて、早くどうにかしなければと思い立ち、キャリーバックを取りに行きました。
子猫2匹と母猫を詰め込み家に向かいました。母猫ともう1匹の子猫に寝床を作り、足の悪い子猫と病院へ向かいました。
キャリーバックの中で震えが止まらない真っ黒な子猫を見てやっとその時、「この子とずっと一緒にいよう」という覚悟をしました。




診察の結果、レントゲンに写る限りでの骨や神経の異常はなく原因がわからないという事でした。
投薬治療も効果がなく、病院で2泊してうちにもどりました。
下半身麻痺は排泄機能もマヒしている為、私が膀胱を手で押しておしっこを出さなければ死んでしまうと言われ、
何度も病院で圧迫排尿のやり方をおそわりました。


難しいんです。子猫の膀胱っていわれても、どこにそんなもんがあるのか・・。
今は上手いもんですよ。一日4回絞っているのでオムツはしていません。
溢れる前に絞るようにしています。むれてかわいそうだし、他の子と一緒だよと思って欲しいから。うんちもさすれば出ます。。。
高い所には登れませんが、前脚だけで走る速さはびっくりです。
現在1歳7ヶ月の可愛いルナをどうぞよろしく












コメント (4)
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