Blueberry Lane ~ブルーベリーの小道から~

愛知県豊田市稲武地区「ブルーベリーレーン いなぶ」へようこそ。
ブルーベリー畑から見えるあれこれをお届けします。

挿し木作業終了です!

2012年04月20日 | 畑しごと

こんにちは☆

先週の水曜日からひたすらに続けていた挿し木の作業が無事終了しましたっ(●^o^●)



ハウスの端から端まで設置されているベンチを完全に埋めただけでは物足りなかったのか、下の通路にまでスペースを広げ続けたトレイたち。

そのトレイに挿してある挿し枝の本数はなんと…約8500本(ノД`)

ブルーベリースタッフ頑張りました。半分くらい私が頑張りました。(笑)

ちゃんと芽を出して、大きくなってくれるといいなあ(*´∀`*)



こみちのブログでのお知らせはしていませんでしたが、今年2/14からどんぐりの里にてクレープ屋さんを出店しています!



稲武産ミネアサヒ100%の米粉クレープなので生地がすごくもちもちしているんですよー(*^_^*)

先日から季節限定メニュー『いちごと生クリームのクレープ』も販売開始しました☆
私も早速食べましたが新鮮ないちごの甘酸っぱさと甘すぎない生クリームのハーモニーが素敵で、とても幸せな気分になりました❤

皆さんも近くにお越しになった際にはぜひお立ち寄りくださいね(*´∀`)

(新入社員しおりん
)




アカバチトラップ~仕掛け方~

2010年06月08日 | 畑しごと
 アカバチ(キイロスズメバチ)の捕獲トラップの作り方について、各地でさまざまな方法がありますが、ここではブルーベリーレーンいなぶでの例をご紹介します。

 ①酒300g:酢100g:砂糖125gの割合で誘引用の液を作ります。
  砂糖が溶けにくいので、私は少し火にかけて作ります。
  (果実酢やチューハイ等と使うとより効果的だそうです)

 ②1.5~2ℓのペットボトルの口の方に、2cm四方の窓を開けます。
  このとき、上部1辺は切り取らず、谷折りにして“軒(のき)”を作ります。
  (昨年、この“軒”が無かったために雨水がかなり入り込んでしまいました)

 

 ③ペットボトルに、深さ5~7cmのところまで①の液を入れて、畑の周囲につるします。
  当園では目線より高い位置にしました。
  木の枝にぶら下げたり、木が無ければ支柱などを使って出来ます。

 

 設置場所や時期にもよりますが、当園(愛知県豊田市稲武地区内)では5月末に約1週間設置した約20箇所で、併せて148匹ものアカバチが捕れました!
 あるトラップでは、1つのペットボトルにこんなにも↓

 

 左から5匹はアカバチ(キイロスズメバチ)と思われる体長約3cmのハチ、
 右の大きなハチはなんと体長約5cm!(オオスズメバチか?)

 
 

 スズメバチでお困りの方は、春から仕掛けて、巣作り前の女王バチを捕らえましょう!
 これで今年のブルーベリーに対するアカバチ害が減りますように!!


 あっ、目が合った…

 

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アカバチトラップ

2010年06月01日 | 畑しごと
 「アカバチ」

 愛知県豊田市稲武地区では、こう呼ばれているハチ。
 スズメバチの一種、キイロスズメバチだと思われます。

 ブルーベリーレーンいなぶでのブルーベリー栽培上、
 重大な被害の元凶です。
 7月下旬頃から、集団でブルーベリーを食害します。

 女王バチを捕らえるべく、5月下旬に仕掛けたトラップ↓

 

 ペットボトルに窓を開け、酒・酢・砂糖の混合液を入れています。
 (果実酢や缶チューハイであればなお良し、と聞いていますが、設置する数が数、コスト高なのでまだ試していません)

 その効果は、設置後2日目から↓

 

 蛾も入り込んでいますが、女王バチらしき大きなアカバチが数匹、
 中からこちらを見て「出せ~!!」と (たぶん)やっています。

 稲武地区内の他の園では、20~30匹を捕獲したとのこと。
 女王バチ1匹が、夏のあの働きバチ数百匹の元になるのです。
 もうしばらく続けます。

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ラビットアイ満開

2010年05月26日 | 畑しごと
 ブルーベリーレーンいなぶでは、いまラビットアイブルーベリーの花が満開です!
 
 ラビットアイブルーベリー バルドウィン↓
 

 ハイブッシュブルーベリーとラビットアイブルーベリーでは、木や果実の特徴に違いがあるのですが、大きな違いとして「収穫時期」が挙げられます。
 野菜や果物などの農作物は「早生(わせ)」「晩生(おくて)」などで果実の成熟期(収穫期)の早晩が示されています。
 ブルーベリー全体の中で、ハイブッシュの成熟期は早生~晩生、ラビットアイは晩生~極晩生となります。
 そして、成熟期の遅いラビットアイは、早いハイブッシュに比べて、開花時期も遅くなります。

 交配用ミツバチたちは、雨の日は巣箱の中にはいったままあまり出てきません。
 こんな雨の日でも、稲武の各種マルハナバチたちは、満開のラビットアイ園でぶーんぶーんと飛び回っています。

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防鳥ネットの支柱を設置

2010年05月21日 | 畑しごと
 ブルーベリーを鳥の被害から守るため、畑にネットをかけます。
 
 これは、ネットをかけるための支柱にワイヤーを張っているところ。

 

 アーチ型に立てる4つ足の支柱は、昨年別の畑に設置したもの(→こちら)を、この畑でも導入しました。
 今年は新パーツも加わり、バージョンアップされていました。

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まだまだ咲いています

2010年05月19日 | 畑しごと
 ハイブッシュブルーベリーの花が、今年はまだまだ咲き続けています。

 

 最近、朝晩は肌寒い日が続いています。
 今年の4月の平均気温は9℃前後、5月に入ってようやく14℃まで上がってきました。
 日中の気温は高い日もありましたが、夜になるとぐっと冷え込み、昨年と比べると霜の降りた日の多い4月でした。
 そのせいか、ブルーベリーの花は枝の先の蕾からスローペースで徐々に開花しています。
 
 同じブルーベリーを育てる70代の方が、「稲武は昔から『田植えは5月の満月が過ぎてから』って言うんだよ」と教えてくれました。
 稲の苗を植えても、5月中旬に1回は霜が降りて苗が枯れてしまうから、その時期が過ぎてからが良い、という代々の教えなのだそうです。

 晴天が続き、満開のブルーベリー畑で毎日働き続けていたミツバチたちも、雨降りの今日は巣箱の中でハネをぶんぶんさせています。

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木材チップマルチを畑に

2010年05月14日 | 畑しごと
 五月晴れの下、ブルーベリーを植えている畝に、マルチとして使用している木材チップを追加して敷きました。

 ブルーベリーレーンいなぶの本体は建設会社。
 ですので、畑仕事も土建色強めです(笑)↓

 
 
 このマルチは、土の乾燥防止のため、地温の急激な変化を抑えるため、そして雑草を抑える(なくなる訳ではありません)ために使用しています。
 そして、ブルーベリー狩りに来園されたお客様の足元が泥だらけにならないためにも、一役かっています。
 
 植え付け1~2年の小さいブルーベリーの木は、土の中の根が浅い場所に張っています。
 土の表層は、夏は乾燥しやすく、冬は霜で土ごと凍ってしまいます。
 雪より霜が長く続くここ豊田市稲武地区においては、木材チップマルチの果たす役割は大きいと感じています。

 今日、日中は16℃まで上がりましたが、今朝は7℃で風もひんやり。
 外で仕事をしながらふと見上げるたびに、すっきりときれいな青空のここ2日です。


  そして… IMさん、MWさん、また名前も知らないどなたかのお陰で、
  ブログを再開することができました(涙)。
  ありがとうございました!


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下向きに

2010年03月20日 | 畑しごと
 数日前から徐々に咲き始めたクリスマスローズ♪

 どの花も、揃いに揃って下を向いているので、顔を見るには下から覗き込まなくてはいけません。
 なぜ上を向いて咲いてくれないのでしょうか。

 

 その理由は、クリスマスローズの原産地の気候にあるようです。
 
 クリスマスローズの原産地は、ギリシャ・トルコなどヨーロッパ。原産地も開花時期も近いシクラメンも、花は下向きに咲きます。
 シクラメンの原産地は地中海沿岸で、花が咲く冬は雨が多いそうです。花が上を向いて咲いていると、水に弱い花粉は濡れてしまいます。だから下向きに花を咲かせることで雨から花粉を守るのだそうです。
 
 下を向いて花を咲かせるのは、北米原産のブルーベリーも同じです。
 ブルーベリーに似た花のドウダンツツジは、一般のツツジより高山に適応しています。花は、春山の霜や雪対策のために 下向きの釣鐘状の花を付けるとされています。
 
 下向きに下向きに。

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クリスマスローズの春

2010年03月12日 | 畑しごと
 ようやく葉っぱの陰から頭を持ち上げてきた、クリスマスローズのつぼみ!

 

 ブルーベリーのこみちの花壇(っぽい)スペースには、いろいろな花木やハーブ類が植えられています。
 その中にある、2株のクリスマスローズ。
 2009年夏のブルーベリーのこみちオープンに合わせて、麻野間園芸さんが、ご自身で育てられた2株を植えてくださったものです。

 旧豊田市のあちらこちらでクリスマスローズが咲いているという話を聞く度に、同じ豊田市内でも、ここ旧稲武町はいつ咲くのかと・・・心待ちにしています。

 ↓2月24日、一方の株元に蕾が3つあることを発見♪

 

 ↓その2週間後、蕾は10こも!もう片方の株にも3つの蕾を見つけました。

 

 園内でも人目に付きにくい場所ですが、少しずつ少しずつ、
 ブルーベリーのこみちに春の訪れを告げる クリスマスローズです。

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挿し穂

2010年03月09日 | 畑しごと
 剪定作業が続いています。
 剪定をしながら、挿し木のための枝も採っていきます。

 ブルーベリーは「挿し木」という方法で殖やすのが一般的です。
 (例えば、園芸店などで販売されている さつまいもの苗がそうです。)
 ブルーベリーレーンいなぶでは、主に「休眠枝挿し」で苗木養成しています。
 
 

 「休眠枝挿し」とは、挿し木の方法の1つです。
 春から秋にかけて伸びた枝を、冬の休眠期間中に切り取り、適期に用土などへ挿して発根させる方法です。
 ブルーベリーでは、ハイブッシュブルーベリーの苗木を殖やすのに適した方法として知られています。
 挿す枝などのことを「挿し穂」といいます。

 ブルーベリーレーンいなぶでは、約3ヶ月にわたる剪定作業の中で、採穂(挿し穂を採ること)時期もばらばらになります。
 その間、上の写真のように挿し穂を約10cmほどに切り、乾燥しないように包んで冷蔵庫で保管しておきます。
 少し早い時期に採穂したかな、という枝も、冷蔵庫の低温下で低温要求時間も満たされます。
 
 前年に頑張って伸びた枝を切るので、挿し穂にするには細い枝までついつい取っておいてしまいます。

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