Blueberry Lane ~ブルーベリーの小道から~

愛知県豊田市稲武地区「ブルーベリーレーン いなぶ」へようこそ。
ブルーベリー畑から見えるあれこれをお届けします。

イチョウのフレディ

2009年12月08日 | ひとりごと
 「あそこに1つ・・・あっ2つ、葉っぱがついてるよ」

 2日前の強い風ですっかりその葉を落とした、畑の脇のイチョウの木。
 Mさんの言葉に目を凝らして見上げると、なるほど、大きな木の上で1枚の葉っぱのなんと小さいこと。
 たしかに枝にしがみついているその葉に、心に浮かんだのはレオ・バスカーリアの「葉っぱのフレディ」。

 そんなことを思いながら畑の外の水溜めをのぞくと、厚さ約1cmに張った氷の中にすてきなものを見つけました。

 

 木の上に残っている葉がフレディなら、これはさながらダニエルでしょうか。

 そして、アルフレッドやほかの葉っぱたちも。

 

 
 「葉っぱのフレディ」 レオ・バスカーリア作
 おとなもこどもも一緒に読める絵本です。


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東海豪雨

2008年08月30日 | ひとりごと
 ついに「東海豪雨」と名が付いた。 

 →気象庁の命名は、正しくは「平成20年8月末豪雨」でした。(2008年12月18日追記)

 降り続く雨に雷も、ここ稲武では夕方頃から上がってきた。
 しかし17時も過ぎたのに、変に空は青い色。
 豊田市に隣接する岡崎市では2日前に自衛隊災害派遣要請、亡くなった方や行方不明の方もあり、なんとお年寄りばかり。心も痛む上 考えさせられる。
 こちらでは稲刈り時期、稲穂が倒れ水に浸かったままの姿をテレビで見る。前職で稲作に関わっていたこともあり、他人事と思えない、辛い光景。
 豊橋市の友人宅は目立った被害はなかったというものの、いちじくの収穫真っ只中、こちらもまた聞くのがためらわれる。
 名古屋の知人の職場では床上20~30cmの浸水、今日は保険会社が見に来たそうだ。

 農業に限っていえば、秋には大豆の収穫も控えている。愛知県はキャベツの生産量も国内トップ、苗半作と言われる農業で、一部地域ではキャベツ苗やハクサイ苗、畑に蒔いたばかりの野菜のタネが雨に流されている。
 オーストラリアの干ばつもあり、小麦の価格が上昇したことで国産小麦粉や米粉の需要が増えたが、例年にない自然災害を前に、自給率についても考えさせられる。

 幸い、豊田市そして稲武地区はそこまでの被害は聞かれていない。大雨・洪水警報も解除され、今のところ雨は止んでいる。まとまった雨の度に山の斜面が崩れてきている箇所がある。明日はそこに接する畑から見に行くつもりだ。
 岡崎では今日、2次被害の恐れがあるとして災害ボランティアの活動を正午に中止。各地で更なる被害拡大がないように、復旧作業を安全に早く進めることが出来るように、雨が早く止むように、祈るばかり。

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梅雨の青

2008年06月24日 | ひとりごと
 梅雨です。

 続く雨と雲りの日々、今日は数日ぶりに晴れて空の青が見えました。
 でも、今が盛りのあじさいの青は、雨に打たれながら薄暗い空の下でなお明るく映える と私は思っています。
 風がざあっと吹いて 上からぼたぼたっときた雫に、おっ これぞ青時雨、と見上げたら、幾つも走る電線… 急に現代社会に引き戻されたようなギャップにちょっと笑ってしまうひと時。  

 そして われらが夏の青、ブルーベリーも、私たちの急かす気をよそに徐々にマイペースに、その実をひとつひとつ青くしています。

 雨が、天気が、気温が、日光が、他にも沢山の自然が重なり合って、自然の「青」ができています。人の決めたカレンダーは気にせず、条件の重なった その時に。

 なので もう少し、収穫まで待ってあげてください。

 


 ※青時雨(あおしぐれ):夏の季語。若葉の鮮やかな木々に降りたまった雨がぽたぽた落ちること。


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雪の中のカギ

2008年02月10日 | ひとりごと
 「砂の中のダイヤモンド」という例え。
 私の中で、今日から「雪の中のカギ」になった(涙)。

 

 昨日、ほぼ1日降り続いた雪。
 畑のラビットアイが気になって、今朝 見に行きました。
 ここ稲武地域では滅多に大雪にはならないので、雪囲いなどの対策はしていません。
 ブルーベリーレーンいなぶ で導入したばかりのラビットアイ。ハイブッシュと違い冬季にも葉が付いたままなので、葉に積もった雪の重みで苗が(枝が、と呼ぶには華奢でちょっと頼りない)、もしや折れてはいないか…
 道路沿いの竹が積雪に耐えかね折れているのを見ると、心配になってきます。

 野入町内の畑に行ってみると、なんと積雪25cm!
 昨年秋に植えたばかりの苗の新梢のうち、いくつかは折れたり痛んだりしているものもありましたが、雪の重みにめいっぱいしなりながらも こらえて並んで立っている姿は、嬉しく頼もしく見えました。

 次の畝(うね)、次の畝へ、と夢中で苗に積もった雪を落としながらふと、気づいた「車のカギがない」!
 私が今こうして家にたどり着き、PCに向かっていられるのも、Mさんご夫婦のお陰です。
 私を暖かい部屋に通して熱いコーヒーを入れ、一緒に探そうと畑に出て行き、私1人では見つけられなかった雪の中のカギを見つけ出し、私の車を出すのを手伝って(無謀にも積雪の路肩に突っ込んで駐車)、「いいよいいよ」と二人で手を振って送り出してくれました。
 Mさん、Sさん、本当に本当にありがとうございました。

 これから先 見つからない落し物を探す度、Mさんご夫婦のことを思い出すでしょう。
 (その前に気をつけろ!)

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