Blueberry Lane ~ブルーベリーの小道から~

愛知県豊田市稲武地区「ブルーベリーレーン いなぶ」へようこそ。
ブルーベリー畑から見えるあれこれをお届けします。

ミツバチ巣箱来たる

2008年04月29日 | 畑しごと
 ブルーベリーの花の受粉のために、今年もやって来ました 精鋭部隊↓


 ブルーベリーの花の形は釣り鐘状であることなどから、花粉が風に乗って移動することが難しいのです。
 そこで、確実に実を付けさせるために飼育ミツバチの巣箱を園内に設置して、彼らの助けを借ります。

 ちなみに、花も小さく蜜量も少ないブルーベリーで「ブルーベリーはちみつ」を採ることが出来るようになるには、相当量の花が必要だそうで、まだまだまだ先のようです…

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とよた緑花まつり 出店

2008年04月26日 | お知らせ・イベントごと
 4/26(土)~28(月)、愛知県豊田市にある豊田スタジアムにて、とよた緑花まつりが開催されています。(詳しくはこちら
 豊田森林組合ブース内で、ブルーベリーレーンいなぶ も出店させていただいています。

 緑花まつり会場では、庭のデザイン提案やモデル庭園の展示、庭木や花苗の販売、ガーデニングのための鉢や資材など、他にもさまざまなブース(仕事を忘れて覗きたい!)、体験企画もあります。
 
 稲武地域からは、
 ・大野瀬加工グループ
  (炭火で焼く五平餅、選べる味噌 ねぎ味噌とくるみ味噌はどちらもオイシイ)
 ・どんぐりの里いなぶ
  (道の駅で人気の、当日の朝焼きたて米粉入りパン) 
 の皆さんも出店しています!

 ブルーベリーレーンいなぶブースでは、北部ハイブッシュブルーベリー・南部ハイブッシュブルーベリー苗と、ピートモスの販売。そして2008年7月にオープンする、ブルーベリー狩りのご案内をしています。ぜひお立ち寄りください。

 濃い青色の「ブルーベリー」のぼりと、「ブルーベリーのこみち」看板が目印です↓
 

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カモシカ下山

2008年04月23日 | 稲武まるごと
 ブルーベリー畑の畦で休憩中のこと。
 …あれっ、イノシシ?
 いえいえカモシカです。

 

 危害は加えられない距離だと分かっているのか、こんな近くでじっくり見たのは初めてです(軽トラの前を横切られたことはありましたが、一瞬の出来事でした…)。
 日本に生息するカモシカはニホンカモシカのみだそうで、特別天然記念物に指定されています。

 何やら話しかけながら近づくSさん↓
 

 ちなみに「カモシカのような足」の表現に使われるカモシカは、カモシカではなくレイヨウのことだそうです。
 さらに、シカには、ウシ科のシカと、シカ科のシカがいて、このニホンカモシカは前者。
 どおりでバンビの姿とは遠いわけだ…

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ドライブもお散歩も お花見に稲武へ

2008年04月22日 | 稲武まるごと
 山桜、枝垂れ桜、紅梅、白梅、枝垂れ梅、花桃、…

  

 今年 旧豊田市内では桜も散り始める頃、ここ稲武地域では梅の花が満開になりました。
 4月に入って、待ちに待った梅が一気に咲き出し、山桜に花桃に、小学校のソメイヨシノも、瑞龍寺(稲武町)のシダレザクラも、大安寺(大野瀬町)のシダレザクラと川沿いの桜並木も、皆が一斉に咲き始めました。
 国道153号線沿いは、山にお庭に畦に、花がいっぱいです。国道から脇道へ入ると、各家の庭の花木や花壇に見とれてしまいます。
 
 2日前の雨でソメイヨシノなどはだいぶ散ってしまいましたが、次々と花がいっぱいの春の稲武へ、ぜひお越しください(^^)
 (ちなみに、ブルーベリーは白い蕾が見え始めたところ。もう少しお待ちくださいね。)

 ツツジ、レンギョウ、ヒュウガミズキ、ネコヤナギ、コブシ、チューリップ、パンジー、菜の花、ユキヤナギ、水仙、芝桜、クリスマスローズ、ビオラ、ホトケノザ、たんぽぽ、つくし、スギナ(涙)、すみれ、オオイヌフグリ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、鯉のぼり(ん?)、…

 
 (↑何ていう木だろう?)
 
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施設栽培を考える

2008年04月17日 | この人のおしごと
 この春から始まる、ブルーベリーの休眠枝挿しでの苗木生産のために、ハウスを設置することにしました。
 今回の主な目的は、育苗棟として。さらには、露地では育ちにくかった品種の鉢植え栽培や、雨の日でもお客様にブルーベリーの摘み取りをしていただける雨除け栽培など、施設を使った栽培方法も視野に入れています。

 今日は、設楽町駒ヶ原にある 麻野間園芸さん におじゃまして、ハウスの見学とお話を伺いました。

 

 パイプか鉄骨か、寒冷紗(かんれいしゃ)に遮光に天窓にベンチにミスト…
 一番印象的だったのが、ボイラーを1台入れたほうがいいのではという話です。

 ブルーベリーの苗は、基本的には加温を必要としません。
 ただ、ボイラーの設置を考えるのは、ハウス内の苗が寒さで被害に合うか合わないかという理由だけでなく、冬季の温度が春先の成長の早さに関わるためでもあるといいます。
 つまり、冬季の少しの加温で、3年かかるものが2年半で出来るのであれば、ハウスの回転や労力やコストの面で、加温が有益であると考えられるわけです。

 午後、農業資材に関わるお仕事をされていたIさんから、施設を使うことで重要なのは、作業効率と生産性だと伺いました。施設・資材を使うことで同じ栽培面積を有効に使うこと。午前中の麻野間さんの話と重なりました。

 いいものをなるべく安く、長く安定して供給するために、今日はお二人のお話によってまた少し視野が広がった気がします。
 もちろん、重油の高騰や環境への配慮なども考えるべきです。
 お客様が買い求めやすい よいブルーベリー苗を、作り手と環境になるべく負担がかからないように作りたい。初めてのハウス設置に向けて話し合いは続きます。

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とある春の庭

2008年04月15日 | 稲武まるごと
 一面のつくし。



 「♪つくし誰の子スギナの子~」

 ブルーベリーと同じ酸性土壌を好むスギナ。
 ブルーベリーと同じ根域に地下茎をびっしり繁茂させるスギナ。
 肥料をやったあと、ブルーベリーより先にぐんぐん伸びている(気がする!)スギナ。
 
 繁殖力が強く、取っても取っても減らないスギナ。
 つくしを見ると、あぁ今年もスギナとの戦いが始まるなと思います。
 でも将来は、上手くブルーベリーと共存していく方法があればと、スギナに巻かれながら模索中です。

 とりあえず、スギナに負けっぱなしでくやしいので、つくしを卵とじにして食べました。
 (ハカマ取りで苦戦した上に、食べる分は少しだけ。また負けてる気がする…)

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機械化の真髄

2008年04月11日 | この人のおしごと
 ポートメッセなごやで行われた、2008中部パック(包装・食品・物流機械・関連機器・包材・食品等総合展)を見に行ってきました。

 

 関係企業の出展する各ブースは、普段は目にしない機器でいっぱい。業務用オーブンや冷蔵庫、なんて規模ではなく、しっかり工業です!
 1台でジャムもクリームもシュー皮も作ることが出来る機械や、餅粉と餡をセットすれば大福になってベルトコンベアから流れてくる機械も。
 これら1台あれば、お店が開けそうです(1台数百万円しますが)。

 R社のブースで。
「たとえば大福を売ろうと思ったとき、まずどのくらいの量を売るか、どの期間売るか、大きさは、値段は、将来はどのくらいの規模にするか、事業計画と生産・販売計画があります。そして、ここは人の手で作ろうとか、この部分は機械化がいいとしてもどのくらいの規模と能力にするか、大きさを検討して、その用途に応じて機械を導入していくものなんですよ。」

 これだけ高性能・多機能の機械を前にすると、つい、これがあればあれもこれも出来るのではと考えてしまいます。
 まず自分の現状の能力を把握し計画を立て、必要に応じて機械を使う。
 800万円の製菓機械を横に、私たちの作りたいもの、届けたいものについて、改めて考える良い機会となりました。
 自社商品の前でこの話をしてくださった営業担当の方、ありがとうございました。

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道具を洗う

2008年04月09日 | 畑しごと
 ブルーベリーの苗の植え付けの仕事がひと区切りついて、近くの用水で、撤収する道具を全部洗いました。
 
 
 
 次の日も作業が続く日の終わりは、ぱぱっと泥を落とすだけで終わってしまいがちなのですが、今日はいつもより少し時間をかけて洗い物をしました。
 毎日毎日使われて、曲がってしまったりひびが入ったり。
 一日の終わりには毎日洗うといいのだけど、週の終わりや、仕事の区切りにでも、こうやって使った道具をひとつひとつきれいにする時間を持つことは大事だなと思いました。

 おつかれさま。またよろしくね。

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木材チップ加工場

2008年04月04日 | この人のおしごと
 ブルーベリーレーンいなぶ のブルーベリー畑では、全ての畑に木材チップマルチを使用しています。
 山から切り出された伐採材や、木造家屋の解体廃材などの木質系廃材を、専門業者がチップ状に細かくしています。こうして出来た木材チップを、畑のマルチの代わりに利用しているのです。

 今日は、市内の木材チップ加工業S社に見学に行ってきました。

 大きな丸太も、大きな重機でひとつかみ↓
 (動画で見せたかった!)
 
 
 グラインダー(破砕機)をメリメリ、バリバリと通って、木材チップのできあがり↓
 (音声付き動画で見せたかった!)
 

 S社では、造成工事や伐採工事、剪定工事などで発生する、今までは焼却処分されていた根株や竹などの樹木廃棄物を破砕チップ化することで、多用途に有効利用されているそうです。

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