エマズ・ブログ

エマズ・マーケット(ウードやサズなどの販売・修理調整・レッスン)の店主による、音楽ネタのブログです。

「翼さえあれば」(シェリフ・M・タルガン作)は、こんな感じで弾きます

2011年09月21日 | Weblog


とりあえず耳コピを終え、正面から指板位置がわかるように弾いてみました。
音を取って弾いてみただけで精一杯なので、音が荒いのはどうかご容赦を。
しかしやってみると、やはりシェリフ・ムヒエッディン・タルガンという人は、ウードを
独奏楽器として西欧に認められるように(もちろんアラブ/トルコの伝統は尊重しながら)
極限まで考え尽くして曲を書いたのだな、と思わされます。

タルガン作曲の難曲

2011年09月18日 | Weblog


シェリフ・ムヒエッディン・タルガンの難曲の耳コピを始めましたが、この動画からわかることは、左手の指ポジションが例外的なことです。つまり、第一ポジションならば本来薬指が来るべき3フレット目(フレットがあるとしたら)に、中指が来ていること。これは実際に試してみるとわかりますが、5フレット目に小指が来てそこから同一弦上でフレーズが始まるので、ここで次に薬指は指間隔的に厳しく、どうしても中指になります。すると次にはキツイながらも人差し指が第1フレットに来るしかないのです。

ロゼッタの有無での音の違い Experiment: How a shamsa affects the sound

2011年09月07日 | Weblog
ロゼッタの有無での音の違い Experiment: How a shamsa affects the sound


よくご質問としてある、「ロゼッタの有る無しで音がどう違うのか」の実験をしてみました。
付いている場合の、いわゆる「ややこもったような陰影のある音」に比べ、無しだと抜けの良い音になります。
どちらもそれぞれの魅力があるので、お好みと求めるサウンドでお決めになるべきでしょう。