ダニエル・マリ ウード弦

あのジョン・ビレジクジャンも愛用しているというダニエル・マリのウード弦の取り扱いを始めました。
アラブ弦とトルコ弦両方ありますが、とりあえずシリアウードに張ってテストしてみました。

結果は、とても良いです。音質もOKですが、とにかくテンションが低く、他メーカーの弦だと「まだ張ってる途中？」くらいの非常に低いテンションなのに、音は張りがあります。そのため大変弾きやすいです。
ただ、音量はピラミッドの弦よりはやや小さめなように思います。やはり用途に合わせて、ということでしょうか。

タクシーム・ヒジャーズ Taksim Hijaz

アラブ式のヒジャーズで演っています。

マカーム・ヒジャーズ （トルコ式とアラブ式の比較）

「いかにもアラブらしい雰囲気」とのことでお馴染みのマカームですが、


トルコ式は、E,F,G#,A,B,C#,D,E,F#で、Fが１コマ高く、G#が１コマ低くなります。



アラブ式はD,Eb,F#,G,A,Bb,C,D。

ロンガ・ニクリーズをアップしました

先にご紹介しました、トルコの8分の1音高いE♭が入っています。ご参考までに。

短いタクシーム（ヒジャーズ・カル・クルドとラースト）

先日ご紹介しましたマカーム、ヒジャーズ・カル・クルドを用いた短いタクシームをアップしました。ご参考までに。



こちらも先日ご紹介しました、ラーストを用いた短いタクシームです。


両方ともマカーム違いだけで似たような構成にしてみました。

デイヴィッド・リンドレーのウード演奏

新作スタジオ録音「 BIG TWANG」も評判上々の、マルチ弦楽器プレイヤー・ミュージシャンであるデイヴィッド・リンドレーのウード演奏の動画です。ちょっとギター的な、かなり独自の使い方です。

1コース低音弦の謎を解く

ムニール・バシールとオマール・バシールの親子競演ですが、ここでは両者とも彼ら独特の張弦で、例の最高音1コースのさらに上に低音弦を付加しています。
前にもブログで触れましたが、どのように使用しているのか必然性がわかりにくかったのですが、この動画でははっきりとわかりました。ドローン的、装飾的に用いています。