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エマズ・ブログ

エマズ・マーケット(ウードやサズなどの販売・修理調整・レッスン)の店主による、音楽ネタのブログです。

トルコのウード奏者ギュルチン・ヤフヤ

2008年03月29日 | Weblog
イスタンブールのガズィ大学で教鞭をとる、ウードに関する博士号を持つ学者であり演奏家です。繊細な音使いで知られます。(もともと西欧音楽を学んだ人ですが、トルコ伝統音楽に関心を持って以降、伝説的ウード・マスターのジヌチェン・タンルコルルの弟子に師事しました)。ここではシェリフ・ムヒエッディン・タルガンの難曲を楽々と演奏しています。


タクシームも繊細で良いですね。


ウードに関する本も執筆しています。以下は彼女のウェブサイトです。
http://w3.gazi.edu.tr/web/gulcin/

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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教則本、持っています (ウィリアム)
2008-03-31 03:27:27
たびたび失礼いたします。ウィリアムです。
ギュルチン・ヤフヤさんの演奏と演奏曲、とても構成力・構築力がありますね。右手のミズラップさばきも非常に多彩で、感心させられます。
この方が著わされた "UD METODU" というCD付き(掲載曲の一部を模範演奏)の教則本を持っています。
使用チューニングは(エマズさんが「替え弦」のページで紹介されている『古典チューニング』ですね)、隣のコースとはすべて完全4度で行なっていくもので、これだと難なく「ピタゴラス音律」が実現できますし、「ミーントーン音律」にも対応できるようです。
楽譜を見ると、移調されているようなのですが。。。一般のギター用の楽譜も実音に対して1オクターブ高く記譜されますが、ヤフヤさんのウードの御本も実音よりも高く(1オクターブ + 数度)記譜されているようです。
ルネサンス・リュートの「Gチューニング」と共通(記譜は1オクターブ違いますが)の部分があり(1コース= G、2= D、3= A ... 4~6コースも半音違うだけ)、リュート弾きにとっては非常に助かります。
Mutlu Torun氏の教則本・教則ビデオも「古典チューニング」を採用されているようですが、トルコ・ウードではより一般的なのでしょうか。。。
                             草 々
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Unknown (店主)
2008-03-31 21:17:34
ウィリアム様、コメントありがとうございます。
ギュルチンさんの教則本をお持ちなんですか。よろしいですね。
そうですね、トルコ・ウードではかなりこの古典チューニングを採用する人がいます。とは言いましても、やはり主流ではないようですが。
なるほど、ルネサンス・リュートの「Gチューニング」と共通の部分があるわけですね。
このあたりもウード~リュートに伝播する際に共通したものがあったのでしょうね。
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